日本三景「松島」、上から見るか、船上から見るか
宮城県を代表する景勝地「松島(まつしま)」。京都の「天橋立」、広島の「宮島」と並ぶ、日本三景の一つですね。
そもそも、松島ってどこのこと?
そもそも「松島」とは、一体どこを指しているのかご存知でしょうか?
松島とは、松島湾に浮かぶ260余りの島々と辺り一帯の景観のこと。
つまり松島湾に浮かぶ島々や、沿岸部も含めて「松島」といいます。
松島観光といえば、遊覧船に乗り松島湾を航行しながら島景色を観賞する、というのが一般的です。
しかし! 通な旅人は絶対に「松島四大観(まつしましだいかん)」を見逃しません。
松島四大観とは?
松島四大観とは、松島湾を東西南北に囲む4つの展望スポットのこと。
①【東】大高森 /おおたかもり(壮観 / そうかん)
②【西】多聞山 /たもんざん(偉観 / いかん)
③【南】富山 /とみやま(麗観 / れいかん)
④【北】扇谷 /おうぎだに(幽観 / ゆうかん)
()の中はニックネームみたいなもので、各展望地からの眺望に感動した仙台藩の儒教学者、舟山萬年が名付けました。
4ヵ所とも山の頂上(もしくは付近)を指し、松島を眼下に望めます。
また2017年には※「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得。
松島四大観は、外国人観光客からの視線も熱いスポットなのです。
それでは松島四大観とは一体どのようなところで、どのような眺望がみられるのか詳しくみていきましょう!