塩釜の季節イベント

イベントの開催日に合わせて塩釜を訪ねてみるのいいですね。今回は有名なイベントをピックアップしました。

塩竈みなと祭(2020年7月22日、23日※予定)

塩釜みなと祭り

出典:PIXTA

例年7月第3月曜日に実施される「塩竈みなと祭」は、※日本三大船祭の一つ。鹽竈神社の主祭神・塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)を、感謝の意味を込めて年に一度海へお連れするお祭りです。

 

前夜祭(花火大会)と本祭りの2日間にわたり開催されます。

 

※日本三大船祭……厳島神社の管弦祭(広島県)、貴船神社の貴船祭り(神奈川県)、鹽竈神社の塩竈みなと祭り(宮城県)。

御座舟 鳳凰丸

出典:PIXTA(鳳凰丸)

鹽竈神社と志波彦神社のお神輿を御座舟である「鳳凰丸」と「龍鳳丸」に乗り入れ、笛や太鼓を鳴らしながら松島湾を航行します(神輿海上御渡)。

 

御座舟の後には、吹き流しやのぼりを掲げた100隻の供奉船(ぐふせん)が続き、ともに海上御渡に参加します。先着200名限定で供奉船に乗船することも可能です! マリンゲート塩釜内に特設の受付があります。

御座舟 龍鳳丸

出典:PIXTA(龍鳳丸)

海上御渡はもちろん、その前に2基のお神輿が鹽竈神社の表参道から下りられてくるシーンも必見! 海上御渡が終わると2基のお神輿は再び表参道に戻ってこられ、202段の石段を上り境内へとお帰りになられます。

 

陸上では「よしこの鹽竈」というパレードを開催、塩釜の伝統民謡「塩釜甚句(しおがまじんく)」などが披露され、大勢の見物客で賑わいます。

塩竈みなと祭りの詳細はこちら

鹽竈神社帆手祭(2020年3月10日)

鹽竈神社帆手祭(ほてまつり)の由来は江戸時代の天和2年(1682)、塩釜で起こった大火を鎮めるために”しおがまさま”に祈ってはじめられたお祭り。火伏(ひぶせ)の祭として、現在も続けられています。

 

一度は中断されたものの、その年に大火にみまわれ再び復活。戦時中も中止することなく続けられている、重要なお祭りです。

 

”荒神輿”とも呼ばれるこのお祭りは、重さ1t(トン)もあるお神輿を若者たちが担ぎ、表参道の石段を下りて市内を練り歩きます。危険を伴うなか、勇敢に神輿を担ぐ担ぎ手の姿に胸が熱くなること間違いなし。

 

神社にお帰りになる際、お神輿は再び表参道の石段を上っていくため、2度見られるチャンスがあります!

 

毎年3月10日に開催。表参道を下るのは午前11時半、お帰りになられるのは午後7時です。

鹽竈神社帆手祭の詳細はこちら

しおがまさま 神々の花灯り(2020年4月17日~18日※中止

鹽竈神社 ライトアップ

出典:PIXTA
ライトアップされた鹽竈神社の社殿
出典:PIXTA(ライトアップされた鹽竈神社の楼門)

桜が見頃を迎える4月中旬に行われる「しおがまさま神々の花灯り」。鹽竈神社がライトアップされたり、桜が咲く境内に竹ロウソクが並べられるなど、幻想的で幽玄な夜の世界が広がります。

 

琴や笛、雅楽など日本古来の楽器による演奏も実施され、目と耳で楽しめるイベントとなっています。今年の開催は2020年5月2日(土)、6日(水・振)の2日間。時間は18:30~20:30。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止。

 

※雨天及び強風の場合は中止。

しおがまさま神々の花灯りの詳細はこちら

紹介しきれなかった、塩釜の観光スポット

半日では回りきれない、けれど1泊するなら話は別。モデルコースでは紹介しきれなかった観光名所をご紹介します。

① その場で味わえるお魚天国「塩釜水産物仲卸市場」

塩釜市場

出典:PIXTA

日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る、塩釜漁港。その近くにある市場では、一般の買い物客も買えるマグロや海産物が販売されています。

 

購入した魚をその場で焼ける「自由焼炉」や自分で具材を選んでつくる「マイ海鮮丼」など、買い物と食事の両方楽しめるのが魅力です。

 

日曜・祝日以外は、午前3時から営業。朝早くから売り手と買い手のやり取りが飛び交い、活気に満ち溢れています。

【塩釜水産物仲卸市場の基本情報】

所在地:

塩竈市新浜町1丁目20-74

開市時間:

【平日】3:00~13:00

【土曜日】3:00~14:00

【日・祝日】6:00~14:00

食事処営業時間:

【平日】6:30~12:00

【土曜日】6:30~13:00

【日・祝日】6:30~13:00

定休日:

水曜日(臨時休業あり)

アクセス:

JR仙石線「東塩釜駅」下車、徒歩約15分

しおナビ100円バス(北回り)に乗車約5分、「魚卸市場下車」

塩釜水産物仲卸市場の公式HPはこちら

「塩釜水産物仲卸市場」近隣の宿をさがす

② 西洋の彫刻が主役のユニークなアートミュージアム「菅野美術館」

菅野美術館

出典:PIXTA

閑静な住宅街で異様な存在感を放つ、菅野(かんの)美術館。気鋭の建築家・阿部仁史氏(あべひとし)が手掛けた、銅板をつかったユニークな外観が目を引きます。

 

シンプルな外観に反して館内は光と影を表現した複雑な空間が広がっており、建物自体が彫刻のようなアート作品だと賞賛されています。

 

近代のフランス、イタリア、イギリスなど西洋の彫刻作品を中心に展示されており、イギリス彫刻の巨匠ムーアをはじめ、ロダン、デスピオ、ブルーデル、マリーニ、マンズーなど、有名芸術家たちの魂がこもった作品は必見です。年に数回企画展示を開催、コンサートや講演なども行われています。

【菅野美術館の基本情報】

所在地:

宮城県塩竈市玉川3-4-15

開館時間:

10:00~17:00(16:30まで入館受付)

休館日:

月、火曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)

観覧料:

【企画展期間】

大人500円、高校~大学生300円、中学生以下無料

【常設展期間】

大人300円、高校~大学生200円、中学生以下無料

アクセス:

JR東北本線「塩釜駅」から徒歩約10分

菅野美術館の公式HPはこちら

「菅野美術館」近隣の宿をさがす

③ マニア必見のお宝ザクザク!「長井勝一漫画美術館」

塩竈市出身であり『月刊漫画ガロ』(1964年~2002年)の初代編集長を務めた、長井勝一(ながいかついち)。彼の功績をたたえて開設されたのが、 塩竈市生涯学習センター内にある「長井勝一漫画美術館」です。

 

白土三平の『カムイ伝』や水木しげるの『鬼太郎夜話』など、さまざまな名作が生まれた『ガロ』。そのため長井氏は”漫画編集の神”とも呼ばれていました。

 

マニアにとってお宝のような、原画や関連資料が所狭しと並んでいます。長井氏の仕事現場を再現した展示もあり、”返本”の短冊がつけられた『ガロ』が山積みになっているなど、当時の様子をリアルに再現しています。

【長井勝一漫画美術館の基本情報】

所在地:

塩竈市東玉川町9-1 (塩竈市生涯学習センター内)

開館時間:

【平日】

10:00~18:00

【土日】

10:00~17:00

休館日:

月、祝日、毎月末日、特別整理期間

※子どもの日、文化の日は開館

観覧料:

無料

アクセス:

JR東北本線「塩釜駅」から徒歩約1分

「長井勝一漫画美術館」近隣の宿をさがす

④ 毎月1日しか参拝できない「曲木神社」

マリンゲート塩釜から出航した遊覧船が最初にアナウンスする島、それが塩竈湾に浮かぶ籬(まがき)島です。周囲150mの小さな島内には、塩竈神社の末社である曲木神社(籬島明神)があります。

 

陸と島をつなぐ朱色の橋は、普段施錠されています。「え、じゃあ島に上陸できないの?」いいえ、ご安心ください。毎月1日のみ開錠され、島へ上陸することができます。

 

また例年8月1日は「籬神社大祭」の日。前日の7月31日には前夜祭があり、音楽の夕べで盛り上がります。

【曲木神社の基本情報】

所在地:

宮城県塩竈市新浜町1丁目10

アクセス:

JR仙石線「東塩釜駅」からタクシーで5約分、徒歩約10分

曲木神社の詳細はこちら

「曲木神社」近隣の宿をさがす

⑤ 日帰りでいける離島トリップ「浦戸諸島」

朴島の菜の花畑

出典:PIXTA

日本三景の松島湾に浮かぶ、浦戸(うらと)諸島。大小さまざまな島がありますが、船が往来し集落があるのは桂島(かつらしま)、野々島(ののしま)、寒風沢(さぶさわ)、朴島(ほおじま)のみ。マリンゲート塩釜から船が出ています。

 

有名なのは、朴島(ほうじま)にある菜の花畑。仙台系白菜の採種用(交雑せずに純粋な種をつくる)として栽培されているので、畑に侵入したり花を摘んだりするのはNGです。

 

見頃:4月下旬から5月中旬頃。

野々島のツバキトンネル

出典:PIXTA

もう一か所知られているのが、野々島にある椿のトンネル。その名の通り、自生するヤブツバキがトンネルのような景観をつくりだしています。ジブリ映画に出てきそうな幻想的なトンネルです。

 

見頃:4月下旬から5月中旬頃。

【浦戸諸島の基本情報】

電話番号(塩竈市営汽船):

022-361-7710

アクセス:

マリンゲート塩釜から塩釜市営汽船に乗船、桂島(約23分)→野々島(約31分)→石浜(約36分)→寒風沢(約46分)→終点・朴島(約54分)で折り返し。

浦戸諸島に関する詳細はこちら

塩釜市に宿泊しよう!

松島町の宿は、日本三景であることもあり宿泊代はやや高め。しかし塩釜市には、駅から徒歩圏内にビジネスホテルがあり、宿泊代もリーズナブル。しかも松島まで電車で10分ほどなので、宿泊代を抑えたい方にオススメです!

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塩釜は半日じゃ足りない!

鹽竈桜

出典:PIXTA(鹽竈桜)

いかがでしたか? 塩釜の半日モデルコースと観光名所などをご紹介しました。

 

塩竈市内を満喫するなら1日、浦戸諸島を巡るとなると2泊3日は必要になります。「塩竈みなとまつり」の時期もいいですが、桜や春の花々が咲き出す4月頃もオススメですよ。

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