松島は月の名所
京都府の天橋立、広島県の宮島と並ぶ、日本三景の「松島」。
松島湾内外にある大小260余りの島や、湾を囲む松島海岸、丘陵も含めた地区を総称して「松島」と呼んでいます。
伊達政宗、松尾芭蕉、アイン・シュタインも月見を楽しんだ
松島は、古くから月の名所としても有名でした。
仙台藩藩祖・伊達政宗をはじめ、1922年にはアイン・シュタインが月見をするために松島へ訪れています。
江戸時代の俳人、松尾芭蕉もその1人。
『おくの細道』の冒頭でも「松島の月まづ心にかかりて~」(松島の月の美しさがまず気になって~)と記すくらい、松島の月に対して憧れを抱いていたようです。
しかし、実際に松島を訪れた芭蕉は、松島の月に関する句を残していません。
きっと、あまりの美しさに見惚れてしまい、俳句どころではなかったのかもしれませんね。
2016年には「日本百名月」の地に認定
そんな松島ですが、2016年には「日本百名月」に選ばれました。
「日本百名月」とは、とくに後世に残したい名月を、一定基準のもとに「日本百名月」として認定・登録するもの。
松島の他にも、東京タワーや伊豆北川温泉のムーンロード、京都府の宇治市などが登録されています。「日本百名月」の公式HPはこちら。