「松島の月」を見に行こう!伊達政宗や松尾芭蕉、アイン・シュタインが愛でた名月

日本三景の1つ松島は、国内有数の月見の名所。伊達政宗や松尾芭蕉、そしてアイン・シュタインが月見目当てに松島を訪れるほど、古くから多くの人々を魅了し続けています。今回はそんな松島の月の見頃や展望スポットをご紹介します。

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松島は月の名所

松島 俯瞰

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京都府の天橋立、広島県の宮島と並び日本三景の1つである、松島。最寄り駅である「松島海岸駅」までは、仙台から仙石線でおよそ40分の道のりです。

 

松島湾内外にある大小260余りの島や、湾を囲む松島海岸、丘陵も含めた地区を総称して「松島」と呼んでいます。

伊達政宗や松尾芭蕉、アイン・シュタインも月見を楽しんだ

松島 月

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松島=日本三景の印象が強いのですが、実は古くから月の名所としても有名でした。仙台藩の藩主・伊達政宗をはじめ、1922年にはアイン・シュタインが月見をするために松島へ訪れています。

 

江戸時代の俳人、松尾芭蕉もその1人。『おくの細道』の冒頭でも「松島の月まづ心にかかりて~」(松島の月の美しさがまず気になって~)と記すくらい、松島の月に対して憧れを抱いていたようです。

 

しかし、実際に松島を訪れた芭蕉は、松島の月に関する句を残していません。きっと、あまりの美しさに見惚れてしまい、俳句どころではなかったのかもしれませんね。

2016年には「日本百名月」の地に認定

満月

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そんな松島ですが、2016年には「日本百名月」に選ばれました。「日本百名月」とは、とくに後世に残したい名月を、一定基準のもとに「日本百名月」として認定・登録するもの。

 

松島の他にも、東京タワーや伊豆北川温泉のムーンロード、京都府の宇治市などが登録されています。「日本百名月」の公式HPはこちら

松島で月見をするなら9月~10月がオススメ!

お月見

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狙い目は、やはり”中秋の名月(十五夜)”です。中秋の名月とは、旧歴である太陰太陽暦の8月15日に見える月を指します。

 

旧歴と現在の新暦とでは1~2か月ほどズレがあり、現在だと9月~10月の1周目くらいに当たります。

 

しかし中秋の名月だからといって、必ずしも満月になるとは限りません。2019年の例だと、中秋の名月は9月13日(金)で、満月の日である14日の前日でした。

 

ですが秋は月見をするのに、もっとも適した季節であることに変わりはありません。その理由は、月の高さに関係しています。

秋が一番きれいに月が見える!その理由は”月の高さ”にあった

松島湾と月

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実は月の通りの関係で、月のみえる高さは季節によって異なります。冬の月は空高く、夏の月は低い位置にあるのです。

 

月が低い位置にあると、地表の明かりや塵によって月明かりが霞んでしまうのと、大気によって光が吸収されてしまう減光という現象起こるため、月は暗くみえます。

 

月が高い位置にあると、大気の影響を受けずくっきり見えるものの、見上げるのに一苦労な面も……。

 

となると、その中間である春と秋が月の見やすい季節ということになりますが、春は「朧月夜(おぼろつきよ)」「春霞(はるがすみ)」といわれるように、花粉や塵が多い季節。

 

ですから、一年の中でもっとも月が綺麗に見えるのが「秋」という答えになります。

松島の満月カレンダーをチェック!

9月~10月以外にも、松島で満月を見られます。「2019年松島満月カレンダー」が松島観光協会のHPで公表されているので、ぜひチェックしてみてください。

2019年松島満月カレンダー

松島の月見を楽しむならココ!4つの月スポット

① 観瀾亭(かんりょうてい)

観瀾亭

出典:PIXTA

松島で月見をするのであれば、ぜひ「観瀾亭(かんりょうてい)」まで足を伸ばしてみてください。最寄り駅であるJR仙石線「松島海岸駅」から徒歩約4分の場所にあります(松島遊覧船乗り場のすぐ近くです)。

 

例年、中秋の名月に合わせて、観瀾亭では「お月見会」が行われます。抹茶やお菓子をいただき、月夜の松島湾を眺めながら生演奏会を楽しむという内容です。

 

2019年は9月13日(金)に開催され、18:00~18:30分と19:30~20:00の2回にわたって行われました。

 

チケット(1,000円)は当日分を観瀾亭で販売開始し、各回先着50名。

 

【観瀾亭の基本情報】

所在:松島町松島町内 松島町字町内56

駐車場:なし

アクセス:JR「松島海岸駅」から徒歩約4分

詳細はこちら

② 西行戻しの松公園(さいぎょうもどしのまつこうえん)

西行戻しの松公園 

撮影:編集部

「西行戻しの松公園」は、松島湾に浮かぶ島々を箱庭のように一望できるビュースポット。松島海岸駅から徒歩約20分、車で約10分の道のり。広めの駐車場も完備されています。

 

園内にはいくつか展望スポットがありますが、「白衣観音展望台」からの眺めがオススメ。上の写真もそうですが、松島のパンフレットなどに用いられる写真も白衣観音展望台から撮影されたものが多いそう。

 

【西行戻しの松公園の基本情報】

所在:宮城郡松島町松島字犬田

料金:無料

アクセス:JR「松島海岸駅」から徒歩約20分

詳細はこちら

③ 新富山(しんとみやま)

新富山

撮影:編集部

松島海岸駅と松島駅の中間に位置している、「新富山」。標高45mの山で、山頂には展望台と東屋があり、松島町と松島湾に浮かぶ島々を一望できます。

 

観光の中心地から離れていますが、”松島四大観”よりアクセスしやすく、あまり知られていないため穴場的な場所です。すぐ近くに、旅館「花ごころの湯 新富亭」があります。

 

【新富山の基本情報】

所在:宮城郡松島町松島愛宕裏

料金:無料

駐車場:JR「松島海岸駅」より徒歩約15分、JR「松島駅」より徒歩約7分

アクセス:

詳細はこちら

④ 双観山(そうかんざん)

双観山

出典:PIXTA

「双観山」は、松島海岸の南に突き出ている岬の丘です。公園として整備されており、頂上の展望台からは松島湾と塩竈湾の双方を望めます。

 

山とはいえ、標高わずか43mの小高い丘のような所なので、駐車場から展望台までは徒歩約3分で着けますよ。

 

【双観山の基本情報】

所在:宮城郡松島町松島大沢平16-36

料金:無料

駐車場:あり

アクセス:JR「松島海岸駅」から徒歩15分

詳細はこちら

古から人々を魅了する、松島の月は一見の価値あり!

松島 月

出典:PIXTA

墨絵のようなの島々を照らす、黄金の月。伊達政宗や松尾芭蕉、そしてアイン・シュタインも月見を目当てに松島を訪れました。

 

見頃は9月~10月にかけて。いつの時代も人々を魅了して離さない、松島の月を見に行きませんか?

 

※写真の福浦橋はライトアップされていますが、満月とその前後を含む3日間は、自然の風景に溶け込む松島の月を楽しんでもらうために、福浦橋のライトアップは行われません。

 

 

松島 月
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GOGO MIYAGI 編集部
GOGO MIYAGI 編集部

GOGO MIYAGI!運営&記事編集担当。マグロとすんだ餅が好物。宮城にある神社や仏閣、景勝地、B級スポットの発掘に日々没頭中。読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。