日本三景「松島」ってどんな所?
仙台駅からJR仙石線に乗り40分前後で着く、※日本三景の一つ「松島(まつしま)」。
俗にいう松島とは、松島湾に浮かぶ260余りの島々と、沿岸部も含めた辺り一帯のことをさしています。
※日本三景……日本を象徴する三大絶景。江戸時代に全国を行脚した儒学者・林春斎が記した『日本国事跡考』で紹介されたのがはじまり。
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古今東西、人々を魅了してきた
その風光明媚な景観は、仙台藩初代藩主・伊達政宗公をはじめ多くの人々を虜にしました。
江戸の俳人・松尾芭蕉、「相対性理論」で有名な理論物理学者アイン・シュタインも松島を訪れています。
松島の観光に役立つガイドブック
また宮城のガイドブックや観光雑誌の表紙は、間違いなく松島の写真が一面を飾ります。宮城といったらココ!的な、県屈指の観光地です。
昭文社 まっぷる 仙台・松島 宮城'24
魅力満載の伊達な宮城を満喫しよう!
『まっぷる』は、国内・海外の旅行情報を紹介する、雑誌スタイルの旅行ガイドシリーズです。
すべてカラーページで“グッとくる"写真をふんだんに掲載。ページをめくりだすと旅への期待が大いに高まります。
発売日 | 2023年01月23日 |
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ページ数 | 128ページ |
松島湾に浮かぶのは、島ではなく山頂?
「島」と付いていますが、遥か昔の松島湾は陸地でした。
しかし地殻変動による丘陵の沈下で海水が入り込み、さらに温暖化により海水面が上昇したことで、山や丘の頂上部分が海面に残ります。
それが現在松島湾に浮かぶ260余りの島々なのです。
松島は「伊達政宗」ゆかりの地
東北の戦国武将といえば、仙台藩初代藩主であり”独眼竜”の異名を持つ伊達政宗。
政宗公は仙台城だけでなく、神社仏閣の造営にも積極的に取り組んだ人物として知られています。
なかでも有名なのは、政宗公がおよそ5年の歳月をかけて再興させた「瑞巌寺(ずいがんじ)」。
桃山美術による豪華絢爛な内装が特徴で、国宝にも指定されています。
松島グルメといえば「牡蠣」
松島の名物といえば、やはり「牡蠣(かき)」。全国水揚げ量の大半は宮城県と、広島県が占めています。
牡蠣は2年で出荷されますが、松島の牡蠣は1年で出荷される”若い牡蠣”。
というのも、松島湾に注ぐ鳴瀬川や高木川には、水源である蔵王連峰などで生成された森からの豊富なミネラルや栄養分が含まれています。
そのため早く美味しい牡蠣が育ち、通常の牡蠣よりも一足早く出荷されるのです。
広島産よりも小粒で身が引き締まっており、旨みが凝縮した濃厚でクリーミィな味が特徴。
通年で食べられますが、旬は10月~2月の冬季です。
松島で牡蠣が食べられるお店をさがす
最寄りはJR仙石線「松島海岸駅」
各観光スポットの最寄りは、JR仙石線「松島海岸駅」です。JR東北本線「松島駅」がありますが、観光の中心街からは少し離れています。
主要の観光スポットへは、駅から徒歩でめぐれます。松島四大観など穴場スポットへのアクセスは、自転車があると便利です。
続いては松島の王道観光スポットを、最寄り駅(松島海岸駅)から近い順にご紹介します。
\最寄り駅までは仙台駅からレンタカーも便利/
松島の観光に最適な宿を紹介!
県外から松島を旅行するのであれば、1泊2日が理想的。客室から松島を望める温泉宿やホテルも多く、夜には福浦橋がライトアップされます。
初日は松島をたっぷり満喫して、2日目は”奥松島”といわれる東松島・石巻エリアまで足を伸ばしてみるのもいいですよね。