宮城刑務所内にある朝鮮ウメ(臥龍梅)
若林城跡にあるこのウメは、伊達政宗が文禄元年(1592)の※文禄の役(ぶんろくのえき)で朝鮮出兵した際に、朝鮮半島から持ち帰ってきたものです。
朝鮮ウメをはじめ仙台城に植えられましたが、その後若林城内に植え替えられました。
樹齢は220年以上もしくは360年と推定されています。昭和17年(1942)に「朝鮮ウメ」という名称で、国の天然記念物に指定されました。
このウメは遅咲きで、香りが高く大きな果実を実らせるのが特徴。
地面を這うように伸びる枝や幹から、典型的なウメの一変種である「臥龍梅(がりゅうばい)」であることがわかっています。
朝鮮ウメは刑務所内にあり、最初のウメに接ぎ木したいわゆる2代目。
刑務所内に植えられているため一般には非公開ですが、実は年に一度だけ宮城刑務所で開催される「矯正展」の所内見学ツアーでみられるのです。
仙台城跡に行ったら若林城跡へ!
こうして表向きは「政宗公のご隠居所」として造営された若林城ですが、政宗公が生涯現役、隠居することはありませんでした。
政宗公が晩年を過ごし、死とともに姿を消した幻の城。あなたも若林城跡がある場所で、政宗公に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
【若林城跡の基本情報】
所在地:
宮城県仙台市若林区古城2丁目3
アクセス:
【公共交通の場合】
仙台駅前西口バスプール5番または6番のりばより仙台市営バス「薬師堂駅」または「市営バス霞の目営業所」行きに乗車(約17分)-「南小泉四丁目東」下車-徒歩すぐ
【クルマの場合】
仙台駅から県道235号経由で約13分
駐車場:
なし
■旅の拠点は、やっぱり仙台!
仙台市内には、リーズナブルな価格で宿泊できるビジネスホテルやカプセルホテルが充実しており、旅の拠点にピッタリなエリアです。
また県境へ車を30分ほど走らせれば、秋保温泉や作並温泉もあります。ぜひチェックしてみてくださいね!
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