高森山は熊が出没するので、ご注意ください。
入口から真っすぐ進んで行きましょう。
けっこうキツイ勾配です。100mも進まないうちに早くも息切れです。
そのまま登っていくと、ありがたいことにベンチがありました。何事も無理は禁物。ちょっと休憩しましょう。
気を取り戻して、さらに登って行きます。
本丸がある頂上の手前からみえる仙台駅方面の景色。遠くにSS30や大年寺山にそびえ立つ3本の電波塔がみえます。となりの八木山にあるもう1つの電波塔もしっかりみえました。
主郭に続く道です。さらに上に向かっていきます。山を削平してつくった、何段かの曲輪があります。
さらに登るとこんな建物がみえてきます。何かと思ったらトイレでした。
トイレから主郭があったとされる左方向に行くと東屋がみえます。
東屋から先は主郭(本丸)跡が広がっています。跡地は奥深くまで細長く続いていました。とくに案内板などはありません。
さらに奥へ進むと主郭の中心部にあたる、106mの頂上を示す小さな案内板があります。
頂上から東側をみた風景。七ヶ浜方面、仙台港、火力発電所、太平洋に浮かぶ船までもみえました。
頂上からみる南側の風景。仙台駅周辺のビル群がみえます。
頂上からみる西側の風景。仙台大観音をここから拝めます。
頂上からみる北側の風景。大部分が山林になっているのがよくわかりますね。
主郭の反対方向にあるトイレ側に真っすぐ進むと、こちらにも曲輪が広がっていました。
そのまま進むと左側には大きな桜の木があります。岩切城は穴場の花見スポット。
ここも曲輪は長く続いています。両脇には大きな桜の木がたくさんありました。桜の季節は最高でしょうね!
こんな謎の道が何か所かありますが怖くて前に進めません。奥にも曲輪が広がってるかもしれませんね。
登ってきた道を主郭から下りて戻ります。
入口から伸びている西曲輪群と呼ばれる、曲輪の一画を発見。
史料によると、この曲輪は戦前に小学校の運動場として使用されており、その時に削平された可能性があるとか。
岩切城の規模は?
岩切城は、標高106mの高森山の丘陵上に位置し、主郭(本丸)からは仙台平野を一望できます。
広大な城跡の範囲のほとんどは宮城野区岩切地区ですが、敷地の一部は利府町神谷坂地区にまで及んでいました。
面積は、397,500平方メートルで東京ドームに換算すると8.5個分。中核部分は公園として整備されていますが、大部分は山林となっています。
仙台藩が幕府に提出した『仙台領古城書上』によると、高森城として東西16※間、南北5間とされ、東西50間、南北116間の二ノ丸があるとしています。
しかしながら、本丸の南北を50間とする写本もあり、こちらの方が遺構と合致しているようです。
二ノ丸の規模も南北を50間、110間、160間と写本による違いがあり、この二ノ丸がどの遺構を指しているのかは、まだ明らかにされていません。
岩切城からみる景色は格別
670年ほど前の南北朝時代、凄惨な合戦場となった岩切城。標高106mから望む景色は、当時の人が想像できないぐらい様変わりしていることでしょう。
しかしここに岩切城跡があった、戦があった事実は変わりません。ぜひあなたも、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
【岩切城跡の基本情報】
所在地:
〒983-0821 仙台市宮城野区岩切字入山
〒981-0121 宮城郡利府町神谷沢
アクセス:
<電車・バス>
仙台駅からJR東北本線「小牛田行」に乗車約8分「岩切駅」で下車。岩切駅から仙台市営バス「交通局東北大学病院前行」に乗車約4分「今市橋」バス停で下車し徒歩約20分
<車>
仙台駅から国道45号線、国道4号線、県道8号線経由で約25分
駐車場:
無料/5台(登山口入り口前)
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