仙台城(青葉城)以外の仙台のお城を巡る企画
宮城県の城、仙台のお城と聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやはり「仙台城(青葉城)」ですよね。
しかし仙台市にはあるのは、仙台城だけではありません。
この企画では仙台市とその周辺にある、お城跡にスポットライトを当てていきます。
政宗の叔父、留守政景が住んでいた「利府城」
第4回目となる今回は、宮城郡利府町にある「利府城(りふじょう)」を訪ねました。
仙台藩初代藩主にして、独眼竜の異名をもつ伊達政宗(だてまさむね)。
政宗公の叔父にあたる留守政景(るすまさかげ)が、城主を務めていました城です。
今回も実際に利府城跡を訪ねた筆者が、現在の姿とその歴史を紹介します。
利府城はどんなところ?
利府城(りふじょう)があったのは、仙台駅から北へ15kmほど離れた宮城県利府町。
利府小学校の裏手の山に位置しており、標高は約90mの山に築かれました。
現在の利府小学校がある場所に、留守氏の屋敷などがあったと考えられています。
現在は館山公園として整備されていますが、曲輪、空堀、土塁などの遺構がみられます。
公園自体は利府町を代表する桜の名所となっているため、春の登城がオススメです。