「蔵王連峰」大自然の魅力や周辺の観光地を紹介

宮城県と山形県にまたがる蔵王(ざおう)連峰。エメラルドグリーンの火山湖「御釜」をはじめ、裾野にはスキー場や温泉街などが点在しており、観光地として一年中楽しめるエリアです。今回はそんな蔵王連峰について解説。周辺の観光名所もご紹介します。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

蔵王連峰とは

蔵王連峰

蔵王連峰(ざおうれんぽう)とは、宮城県と山形県の南北にまたがる山々の総称。山形県側を「山形蔵王」、宮城県側を「宮城蔵王」といいます。

 

エメラルドグリーンの火山湖で有名な御釜(御釜)をはじめ、裾野には温泉郷やスキー場があり両県にとって主要の観光地となっています。

御釜が近いのは「宮城蔵王」

馬の背からみたお釜

出典:PIXTA

御釜(おかま)は、蔵王連峰の中央に位置しています。そのため両県の名所として紹介されますが、アクセスしやすいのは宮城県側です。

 

なお11月上旬~4月の下旬まで、積雪の関係でマイカーでは御釜へはいけません。宮城蔵王側にある「すみかわスノーパーク」では、冬の御釜を巡るツアーを実施しているので、ぜひチェックしてみてください。詳細はこちら

    樹氷で有名なのは「山形蔵王」

    地蔵駅 樹氷 ライトアップ

    出典:PIXTA

    蔵王といえば、冬の間だけ現れる”蔵王の樹氷(スノーモンスター)”が有名ですよね。山形蔵王と宮城蔵王の両方でみられますが、一般的に知られているのは山形蔵王の方。

     

    山形蔵王の樹氷へは、麓からロープウェイで向います。しかも樹氷原をふくめて蔵王温泉スキー場となっているため、樹氷とウィンタースポーツを両方楽しめるのがメリット。夜間には樹氷のライトアップも行われます。

    宮城蔵王と雪上車

    一方で宮城蔵王の場合、樹氷原までは予約制の雪上車で向います。手段が限られているため、山形蔵王よりも混雑しないのがメリットです。樹氷をメインに観光したい方は、宮城蔵王がオススメ! 詳しくは、こちらの記事をご確認ください。

    麓には温泉街は点在している!

    蔵王温泉 イメージ

    出典:PIXTA(画像はイメージです)

    蔵王連峰の山々は火山群のため、麓には温泉郷が広がっています。宮城側には遠刈田(とおがった)温泉、青根(あおね)温泉、峩々(がが)温泉、山形側に蔵王(ざおう)温泉です。

     

    詳しくはこちらの記事をチェックしてみてくださいね!

    いくつの山で構成されている?

    蔵王連峰

    出典:PIXTA

    蔵王連峰は、主峰3山の他に、連峰を構成する主な14山があり、計17山で構成されています。

    主峰3山

    熊野岳

    出典:PIXTA

    主峰は、山形県側の熊野岳(標高1,840m)・県境の刈田岳(1,758m)・宮城県側の屏風岳(1,825m)があります。

     

    蔵王連峰の主峰の1つ「熊野岳」は、古代から火山活動を繰り返しており、”火を吹く山””火の山”として人々から恐れられていたそう。そこで山岳信仰と仏教が結びついた蔵王権現(ざおうこんげん)を祭り、以来「蔵王山」とも呼ばれています。

    構成する主な14山

    五色岳

    出典:PIXTA

    主峰3山の他に蔵王連峰を構成する主な14山は、以下の通り。

    五色岳(1,672m)、杉ヶ峰(1,745m)、不忘山(1,705m)

    名号峰(1,491m)、地蔵山(1,736m)、三宝荒神山(1,703m)

    瀧山(1,362m)、雁戸山(1,484m)、鳥兜山(1,387m)

    横倉山(1,152m)、青麻山(799m)、後烏帽子岳(1,681m)

    前烏帽子岳(1,432m)、馬ノ神岳(1,551m)

    御釜があるのは、五色岳です。周辺を蔵王刈田岳、熊野岳が囲っており、その3峰が御釜を望むビュースポットとなっています。

    蔵王連峰の四季折々の風景

    蔵王連峰

    出典:PIXTA

    春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は樹氷と、一年を通じて四季折々の表情をみせてくれます。

    蔵王 雪の回廊

    出典:PIXTA

    4月の下旬、ようやく蔵王エコーラインが開通します。開通~5月初旬(GW)くらいまで現れる”雪の回廊”は必見です。

    宮城蔵王 水仙

    出典:PIXTA

    また4月下旬になると、宮城県の蔵王町にある「みやぎ蔵王えぼしリゾート」で”水仙まつり”が開催されます。

     

    つい2~3ヶ月前までスキー場だった場所が、花畑に大変身! 約30種50万株のスイセンが一面を黄色く染め上げます。2019年の詳細はこちら

    蔵王の高山植物

    出典:PIXTA

    初夏の杉が峰から芝草平の湿原エリアには、真っ白なチングルマが一面に咲き、南屏風岳から不忘山まではいろいろな高山植物が花畑のように咲いているシーンが見られます。

     

    南屏風岳の稜線には、チングルマ、ハクサンイチゲ、イワカガミ、ハクサンチドリ、ミネズオウなどの花が咲き、『花の名山・花の宝庫蔵王』ならではの光景に感動するはず!

    蔵王の紅葉のベストシーズンの画像

    出典:PIXTA

    蔵王連峰の秋は、紅葉の大パノラマを鑑賞できます。宮城県から行くなら、紅葉を見ながらの蔵王エコーラインでドライブを楽しむのオススメ。道中にある「滝見台」からは、『日本の滝百選』に選ばれた「三階(さんかい)滝」と「不動(ふどう)滝」を眺められます。

    山形蔵王 紅葉

    出典:PIXTA

    山形県から行くなら、蔵王温泉街にある蔵王ロープウェイを利用して、紅葉の空中散歩を楽しみましょう! ロープウェイは麓から「樹氷高原駅」まで続く山麓線と、樹氷高原駅から終点の「地蔵山頂駅」に続く山頂線の2本あります。樹氷高原駅まで上り、そこから30分ほど歩いた先にある「いろは沼」で、秋の湿原を散策するのもアリ。

     

    蔵王の紅葉は9月下旬から山頂付近が色づき始め、麓では10月中旬~下旬に見頃を迎えます。

    スノーモンスター

    出典:PIXTA

    先ほども紹介した、蔵王の冬の名物”樹氷”。例年12月頃から樹氷が成長し始め、2月が成長のピークにとなり大きく成長した樹氷の姿は、まさにモンスターのように見えることから “アイスモンスター” とも呼ばれます。

    蔵王連峰の周辺観光地(宮城県側)

    蔵王連峰周辺は、年間を通じて観光を満喫できる人気のエリア。今回は宮城蔵王にある、有名な観光名所をご紹介します。

     御釜(お釜)

    出典:PIXTA

    蔵王の象徴となっている「御釜」は、蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰を抱えた円型の火口湖。写真でみるとエメラルドグリーンの湖面ですが、光や差し込む角度によって色調が変わってみえることから”五色沼”とも呼ばれます。

     

    レストハウスで食べられる、名物釜カツ丼もお見逃しなく!

      蔵王エコーライン

      蔵王の紅葉のエコーラインの画像

      出典:PIXTA

      宮城県の遠刈田温泉から山形県の坊平高原までを結ぶ、全長23kmの山岳道路。春は雪の回廊、夏は新緑、秋には紅葉の錦と、季節ごとに姿を変える蔵王の景色を楽しめます。

       

      道中にはいくつか滝見スポットもあるため、休憩がてら立ち寄ってみてはいかが?

        三階滝

        蔵王の紅葉の三連の滝の画像

        出典:PIXTA

        三階滝は、蔵王エコーラインにある滝見台からみえます。落差約181mの壮大な段瀑は「日本の滝百選」にも選ばれており、とくに紅葉の時期は見物です。

         

        三階滝以外にも、不動滝(ふどうたき)や駒草平にある不帰の滝(かえらずのたき)など、蔵王エコーラインには滝見スポットが点在しています。

        遠刈田温泉

        遠刈田温泉

        出典:PIXTA

        遠刈田温泉は、開湯400年の歴史を誇る名湯。古くから信仰登山の基地や湯治場として知られ、今も共同浴場を中心に広がる旅館や遠刈田系こけしの里としても有名です。

         

        周辺には、広々とした牧場の「蔵王ハートランド」可愛いキツネたちのパラダイス 「宮城蔵王キツネ村」、世界一のこけし展示数をほこる「みやぎ蔵王こけし館」など、見どころもたくさんありますよ!

        青根温泉

        青根温泉の画像

        開湯から450年の歴史をもつ青根温泉。かつて伊達家の御殿湯があった温泉地でもあり、一年を通して観光客が訪れます。

         

        標高500mに湧く温泉は100%天然温泉。無色透明クセのない温泉は、昔から”神経に効く・美肌の湯”といわれ親しまれているそう。

         

        ノスタルジックな雰囲気をもつ温泉街と、高地にある抜群のロケーションからは蔵王連峰の壮大な景観を望めます。

        蔵王連峰へのアクセス

        蔵王連峰へのアクセスは、車とバスを利用する方法があります。

        ご注意いただきたい点は、11月上旬~4月下旬まで、蔵王ハイラインは冬季通行止めとなります。

        宮城県からのアクセス


        車でのアクセス:東北自動車道『白石IC』から国道4号線、県道12号線を経由し蔵王エコーラインまで約1時間。

        電車/バスのアクセス:白石蔵王駅から蔵王刈田山頂、1日2往復・土日祝日のみ運行

        または、仙台駅から宮城蔵王ロイヤルホテル、宮城蔵王ロイヤルホテル前から蔵王刈田山頂は、土日・祝日のみ運行です。

        山形県からのアクセス


        車でのアクセス:山形自動車道『山形蔵王IC』から国道13号線、県道12号線を経由し蔵王ハイラインまで約1時間。

        電車/バスでのアクセス:山形駅から蔵王刈田山頂、1日1往復です。

        四季折々に豊かな表情が楽しめる『蔵王連峰』に行こう!

        蔵王連峰と桜

        出典:PIXTA

        蔵王連峰には豊かな自然と温泉、そして家族やカップルで楽しめる観光スポットもたくさんあり、四季折々に美しい景観や季節の彩りを鑑賞できます。

         

        春夏秋冬、大自然と観光が楽しめる蔵王連峰へぜひ、足を運んでみてください!

        蔵王連峰
        このまとめが気に入ったら
        「いいね!」をしよう

        関連する記事