仙台大観音2階
手続きを終えて順路通りに進むと、すぐ目に飛び込んでくるのが守護神像や観音像のお姿。
右手は「十二神将(じゅうにしんしょう)」または「十二薬叉大将(じゅうにやくしゃだいしょう)」とも呼ばれる、十二体の守護神が安置されています。
左手の壁沿いに並んでいるのは「三十三観音」です。観音様は衆生の願いに応じて、三十三の姿になって現れるといわれています。
次はエレベーターの入口へ。
仙台大観音の出入口は2階になっています。こちらからエレベーターに乗りましょう。
エレベーターで2階から12階まで一気に上がり、12階から2階までは階段で降りるのが定番コース。
さっそく筆者もエレベーターで12階の御心殿(ごしんでん)に向かいます。
仙台大観音12階の「御心殿」
数分で12階に到着。御心殿の入口が見えてきました。
こちらが仙台大観音の心臓部「御心殿」。観音様の右手に持つ如意宝珠(にょいほうじゅ)の珠と、大日如来が秘仏として安置されています。
白衣観音ご真言「オン シベイテイ シベイテイ ハンダラ バシニソワカ」と3度通念してお参りしましょう。
続いて12階にある展望窓へ。
仙台大観音12階「展望窓」からの絶景を拝む
12階は、観音様の胸元の位置にあたります。高さは68mで、これより上へは行けません。さっそく展望窓から、外を眺めてみましょう。
観音様の背中から西~北西方面を見てみました。左手が蔵王連峰で中央に定義山、右手には泉ヶ岳がクッキリと見えます!
天気が悪い日は望めませんので、ぜひ晴天時に訪れたいところ。
こちらは北~北東方面の景色です。観音様の左肩に取り付けられている航空障害灯は、夜間に赤く点灯します。中央右手の白く丸い建物はスポーツ施設のシェルコム仙台です。
観音様の正面から見る南~南西方面を見た景色。左手奥が太平洋で中央左が宮城県庁と仙台駅。中央は仙台城跡で、右手にはテレビ塔がある大年寺山が一望できます。
次に観音様の右側にある航空障害灯から南方面を見てみましょう。左奥にポコンと突き出た太白山が見えますよ。
実際に筆者が登頂した、太白山の奮闘記録はこちら。
こちらは東~東南方面の景色。左手に牡鹿半島・金華山、正面奥に太平洋が見えます。右手に見えるのは、仙台市中心部にある高層ビル群です。
展望窓はここまで。
次は11階から3階にある百八胎内仏をお参りに行ってみましょう。
この階段から11階へ降りていきます。すると、その先には何と……!?
仙台大観音の百八胎内仏へ
現在、筆者がいる場所は観音様の胸元付近です。
11階
階段を降りると、そこには薄暗く神秘的な光景が広がっていました。11階の高さは62m。下をのぞき込むと、ちょっと足がすくみます。
どういう構造になっているのかザックリと説明します。
観音様の中心部に11階から3階まで百八体の仏様が安置され、その周りをグルリとらせん階段が取り囲んでいます。
らせん階段は2階~11階まで続いているので、体力に自信のある方は、ぜひエレベーターを使わず上ってみてください。
こちらは11階に安置されている千手観音。全ての仏様に説明が書かれていました。
6階
胎内の中心部にはエレベーターが設置され、6階と10階が乗り場になっています。エレベーターで2階まで行けるようです。
5階
こちらは、5階から下を見た光景。ここからでも、まだ高さを感じます。
3階
3階に到着。3階から上部を撮影した写真です。電球が星のようにキラキラと輝いて、上まで続いています。
2階
この階段から2階の出入口に戻ります。
2階の出口にある観音様の模型です。内部構造がよくわかりますね。
仙台大観音の胎内見学はここまで。次はすぐ近くにある「油掛大黒天」を訪ねます。
縁結びのパワースポット「油掛大黒天」へ
大観密寺の境内にある油掛大黒天。縁結びの神仏として多くの人々が信仰されています。縁結びリボンに願いをかけるのが習わし。