すずめ踊りが盛り上げる!宵まつり
土曜日に開催される「宵まつり」。宵といわれますが、夜だけでなく昼間から開催しています。
街中にお囃子が鳴り響き、すずめ踊りと呼ばれる仙台伝統の演舞のパレードが行われます。
すずめ踊りとは?
すずめ踊りの起源は江戸時代。仙台城移徒式後に催された宴席で、石工たちが政宗公の前で即興披露したのが始まりといわれています。
飛び跳ねながら扇子を振り踊る姿がすずめに似ていることから「すずめ踊り」と呼ばれるようになり、戦前までは石工たちによって踊り継がれましたが、次第に継承者を失い、途絶えかけてしまいます。
仙台青葉まつりでは、途絶えかけた郷土芸能を守るため、1987年の第3回青葉まつりですずめ踊りコンテストを開始し、復活させました。
その後も各地で講習会を開くなどし、すずめ踊りの伝承・普及に力を注いでいます。
すずめ踊りの演舞
すずめ踊りは、主に杜の都仙台のシンボルロード、定禅寺通りで行われます。毎年町内会や企業から参加団体を募り、毎年4,000人以上が参加します。地元企業の社員たちは、この日のために毎年特訓を重ねて参加するほど!
団体ごとに衣装や小物、扇子が違い、カラフルで個性あふれる姿は見ているだけでもわくわくします。
踊ってみたくなった方は、当日飛び入りで参加できるプログラムもあるので、実際に踊って楽しみましょう!
本番前に、基本のステップや扇の扱い方も丁寧に教えてもらうことができ、法被の貸出もあるので安心です。
すずめ踊りの演舞は、新緑が美しい定禅寺通りに色とりどりの衣装を着た踊り子の舞いが映え、青葉まつりを一層引き立てるイベントです。
江戸時代の城下町・仙台を思い起こさせる本まつり
日曜日に開催されるのが「本まつり」。
仙台・青葉まつりの最大の見どころである「時代絵巻巡行」が行なわれます。
藩政時代の活気と華やかさを表現した「時代絵巻巡行」
時代絵巻巡行では、馬に乗った伊達政宗公を先頭に、甲冑を着た武者隊や鉄砲隊が街を練り歩きます。
武者隊のほかにも豪華絢爛な11基の山鉾巡行、伊達政宗公を祀る青葉神社の神輿渡御(みこしとぎょ)に稚児行列、豪華絢爛11基の仙台山鉾巡行、仙台すずめ踊りと続きます。
戦国絵巻を再現したパレードは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
沿道には多くの人が集まるため観覧場所は早めに確保するのがおすすめ!
特に観覧席が用意されているわけではないので、シートや小さめのイスなどを持参していきましょう。
時間やコースの詳細は2022年はまだ発表されておらず、例年とは異なる可能性もあるので、公式HPのチェックは必須です!