秋保神社を参拝しよう
「勝負の神」として知られる秋保神社。今回は初夏の秋保神社を取材しました。筆者は何度か訪れていますが、今回はすみずみまでじっくり見てきました。秋保神社の姿や見どころを紹介します。
\東北の御朱印めぐり旅/
秋保神社って、どんな神社?
仙台の奥座敷と呼ばれる秋保地区に鎮座する「秋保神社(あきうじんじゃ)」。創建は秋保で最も古く、808年(大同3)に征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷平定の際、この地に熊野神社を祀ったのが始まりと伝えられています。
戦の神
室町時代にこの地を治めていた秋保村領主・秋保氏の祖先、山形に流浪していた平盛房(たいらのもりふさ)が、信州(長野県)の諏訪大社に本土の回復と居城奪回を祈願し、願いが叶って戦勝の御神徳を得ることができたといわれています。
その後、諏訪神社の御神霊をこの地に勧請し祀ったと伝えられ、以後「戦の神」として崇拝されるようになったそうです。
伊達家の永久祈祷神社
1600年(慶長5)になると、武家の守護神として仙台藩の尊拝を寄せられるようになります。
伊達家の庇護を受けて大社が建立され、1646年(正保3年)には仙台藩2代藩主・伊達忠宗(ただむね)の参詣があり、伊達家の永久祈祷を仰せ付けられたそうです。
諏訪神社から秋保神社へ
1909年(明治42)明治天皇の勅令により、秋保にある5つの村の御神霊を合祀。そして、諏訪神社の社号を秋保神社と改称しました。主祭神は「建御名方神(たけみなかたのかみ)」で「天照皇大神」の他に七柱が祀られています。
それでは、さっそく秋保神社に行ってみましょう
秋保神社に行ってみよう!
仙台市中心部から車を走らせること約30分。秋保神社に到着です。まずは駐車場に車を置きます。
秋保神社の駐車場
秋保神社の大鳥居の右側が駐車場です。駐車場は広めで大型バスも駐車可能。さっそく大鳥居へ向かいます。