名取市・ゆりあげ港朝市で食べ歩き!
仙台市中心部から車で約40分のところにある名取市閖上港。
今回は港の近くで、朝6時から開催されている「ゆりあげ港朝市」を取材しました。数多く軒を連ねる店舗や見どころなどを紹介します。
ゆりあげ港朝市とは?
名取市閖上地区に位置し、宮城県内のみならず県外にも広く知られる「ゆりあげ港朝市」。
朝市の歴史は古く、閖上港は江戸時代から仙台藩の直轄漁港として栄えていました。日本最長の運河「貞山運河」を使い、閖上港から仙台城下に海産物を運んだことが始まりと伝えられています。
「ゆりあげ港朝市」として、記念すべき第1回目が開催されたのが1974年(昭和49)。鮮魚店2店と青果店、豆腐店が各1店のわずか4店舗でスタートしました。
回を重ねるごとに店舗は増えていき、2010年(平成22)頃には47店舗まで増加。次第に宮城県内外で評判となり多くの人で賑わうようになったそうです。
しかし、2011年(平成23)に発生した東日本大震災の津波で閖上地区が被災。壊滅的な被害を受けました。
それでも地震発生の16日後には、ショッピングセンターの駐車場で仮設で朝市を開催。住民たちの交流の場として機能し、不安だった人々の心に希望の火を灯し続けたそうです。
その後、2013年(平成25)12月に元の場所で「ゆりあげ港朝市」が完全復活。朝市のとなりには、カナダ政府の支援により、名取の美味しいものが食べられる店舗が集まる「メイプル館」も建てられました。
朝市では、さらに地元の飲食店やカフェ、東北の産物などを販売する店舗も増えて、現在は48店舗が軒を連ねています。
さて、朝市ではどんなものが売られているのでしょうか。さっそく、ゆりあげ港朝市に行ってみましょう。
\ガイドブックを持ってお出かけ/
ゆりあげ港朝市へGO!
ゆりあげ港朝市へは、仙台東部道路「名取」ICから前方に真っすぐ続く、新たに整備された道路を進みます。
少し走ると右手に見えてくる建物が「ゆりあげ港朝市」です。
ゆりあげ港朝市の駐車場
この道路の左右どちらにも駐車場がありますが今回は右折しました。写真のバス停は、タケヤ交通の仙台東部ライナー専用で「JR長町駅東口」と「仙台空港」からバスが出ています。
駐車場は大型の無料駐車場で、近隣に数か所あります。車を置いて朝市のなかに入ってみましょう。
ゆりあげ港朝市のなかを見てみよう
入口は全部で4か所。今回はメイン道路から1番近い入口から入りました。入口にあるアルコールで手指を消毒してから入りましょう。
時刻は朝の7時頃。すでに行列ができています。
公式HPにわかりやすい場内マップがありますので、ぜひあわせてご覧ください。
行列ができていたのは、山形発の中華そばの「天童製麺」さんでした。早朝から人気のラーメン店です。