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地底の森ミュージアムを取材

地底の森ミュージアム

仙台駅から地下鉄と徒歩で約15分、「地底の森ミュージアム」を取材しました。

約2万年前の氷河期の世界へタイムスリップしたかのような、不思議な体験ができるミュージアムです。この記事では館内の様子や見どころを紹介します。

地底の森ミュージアムとは?

人類史最古の時代の遺跡を保存、公開している

地底の森ミュージアム

仙台市の太白区長町南に位置する「地底の森ミュージアム」は、旧石器時代を中心としたテーマミュージアム。

旧石器時代とは、人類の歴史上最古の、そしてもっとも長い時代です。まだ土器などは存在せず、人々は石器を用いて狩猟や植物を採集し、定住せずに移動しながら生活をしていたと考えられています。

年表 イメージ

作成:編集部

もともとこの場所は、長町南小学校の建設予定地でした。しかしこの一帯は広大な水田跡の遺跡として登録されていたため、1987年(昭和62)と1988年(昭和63)に「富沢遺跡第30次調査」として事前の発掘調査が行われました。
地底の森ミュージアム
すると調査中に、上から順に「近世」「中世」「平安時代」「古墳時代」「弥生時代」の水田跡が発見されたのです!

 

さらには縄文時代の穴や、植物の根と茎が残っている土(泥炭層/でいたんそう)の2m下(現在の地面から約5m下)には、旧石器時代の人々が活動したキャンプ跡や湿地林の跡が発掘され、およそ2万年前の環境や森の様子を想像することができました。

世界的にみても貴重な遺跡

地底の森ミュージアム

これらは世界的にみても貴重な発見であったため、仙台市は遺跡を発掘されたままの姿で保存および公開することを決定

建設を予定していた長町南小学校を別の場所へ移し「地底の森ミュージアム」を設立するにいたりました。

正式名称は「仙台市富沢遺跡保存館」

地底の森ミュージアム

こうして1996年(平成8)11月に開館した地底の森ミュージアム。正式名称は「仙台市富沢遺跡保存館」です。

敷地面積は14,263平方メートル。地下1階に常設展示1(湿地林跡展示)、1階に常設展示2、企画展示室、展望ラウンジ、研修室などがあります。

地層断面を展示

地底の森ミュージアム
「地底の森ミュージアム」では、地下5mにもおよぶ富沢遺跡の地層を展示しています。

 

約2万年前の旧石器時代の地層は、標高約7mのところにありました。 そこから2m上には縄文時代の地層があり、さらに泥炭層をはさんで上に重なっているのが弥生時代から現代までの水田の地層です。

現在の地面は標高約12mで、昭和50年代に行われた区画整理で盛られた土の上なのだそうです。太古の地面は、現在よりかなり低い位置にあったんですね。

 

前置きはこれくらいにして、さっそく「地底の森ミュージアム」内部を紹介していきましょう。

地底の森ミュージアムへ行ってみよう

地底の森ミュージアム

仙台市都心部よりやや南側、長町副都心の近く、太白区長町南に位置しています。はじめに駐車場から紹介します。

地底の森ミュージアムの駐車場

地底の森ミュージアム

駐車場は建物のすぐ隣です。駐車料金は無料で、21台分のスペースがあります。では、車を置いて「地底の森ミュージアム」の受付に向かいましょう。

地底の森ミュージアムの受付

地底の森ミュージアム

受付は、この階段を下りた地下にあります。矢印の案内通りに進んでください。

スロープがあるので、階段を降りるのが困難な方はそちらを利用してください。

地底の森ミュージアム

こちらが受付です。手指の消毒をして入館手続きをしましょう。手続きが終わったら、いよいよ館内へ。

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