仙台市天文台を取材
仙台市の西部に位置する青葉区錦ケ丘。今回は、錦ケ丘にある「仙台市天文台」を取材しました。東北最大の望遠鏡やプラネタリウムはもちろん、施設内を詳しく紹介します。
仙台市天文台とは?
市民の寄付を元に建設された「仙台市天文台(せんだいしてんもんだい)」。開台した1955年(昭和30)当初は「仙台天文台」という名前で、青葉区の西公園にありました。翌年、施設は仙台市に寄贈され「仙台市天文台」と名称が変わります。
西公園から錦ケ丘へ移転
その後、建物の老朽化と耐震性の問題や、仙台市地下鉄東西線「大町西公園」駅の新設と西公園の整備事業などにより、仙台市は天文台の移転を決定。2008年(平成20年)青葉区錦ケ丘に移転&リニューアルオープンし、現在に至ります。
仙台市天文台の建物
仙台市天文台は3階建ての構造で、1階は「展示室」や「プラネタリウム」、2階に「観測ギャラリー」「資料室」、3階には東北最大の望遠鏡「ひとみ望遠鏡観測室」を備えています。
まずは、仙台市天文台までの車でのアクセスと駐車場を紹介します。
仙台市天文台へ行ってみよう
仙台市天文台へは、国道48号から県道132号に入り、セブンイレブン仙台錦ケ丘店がある交差点を右折。フラワースターロード(県道秋保温泉愛子線の一部)を直進してください。
すると上記写真のように、仙台市天文台の案内板が見えてきます。
ここを右折すると駐車場です。白くて丸みのある建物が仙台市天文台です。
駐車場
仙台市天文台の駐車場は、ここを左折したところにあります。
駐車場は無料で、普通車125台(うち身障者用5台)、大型バス6台が駐車可能です。
仙台市天文台の入口
駐車場からエントランス入口へは、柱にある矢印の方向に進んでください。
入口に到着です。検温と手指の消毒をしてから入館しましょう。
仙台市天文台の施設内へ
施設内に入り、まず目に飛び込んできたのは紫色の見慣れない機械。こちらは旧仙台市天文台で使用されていた、株式会社五藤光学研究所製の「GMⅡ-SPACE」というプラネタリウム投映機です。
1986年(昭和61)~2007年(平成19)まで活躍し「プラネくん」の愛称で親しまれていました。
こちらはインフォメーション前に展示されている望遠鏡。旧仙台市天文台で使われていたもので、1979年(昭和54)~2007年(平成19)まで活躍しました。
仙台市天文台のインフォメーション
こちらが仙台市天文台のインフォメーションカウンター。窓口でチケットを購入して入館手続きをしてください。
それでは最初に、展示室から見ていきましょう。
仙台市天文台の展示室へ
身近な地球から遥か彼方の銀河まで、宇宙の広がりを感じられるような展示構成となっています。まずは私たちの生きる惑星、地球エリアへ。
地球エリア
こちらでは、地球から見られるさまざまな現象について紹介しています。順路に沿って進んで行きましょう。
導入映像
3面に囲まれた「天の川銀河」の映像は、美しく大迫力! ここは子供たちにも人気のエリアだそうです。
日食と月食のしくみ
こちらの装置は、月を自由に動かして日食と月食の現象を観察することができます。このように、自分の手で動かして学べる展示も多いので、子どもたちも楽しく学べそうです。
続いて、大気圏エリアに行ってみましょう。