② 鎌倉温泉/かまくらおんせん
鎌倉温泉(かまくらおんせん)は、蔵王連峰の山麓にある一軒宿です。
平安時代に起こった※”奥州前九年”の役で負傷した、源氏の武将・鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)が発見し、温泉で傷を癒したのが起源といわれています。
古風ある湯治場風情の外観・内観は、まるでこの宿だけがタイムスリップしたかのよう。
お風呂はこぢんまりとしており、数人で満員になる規模ですが、それもまた乙なもの。
口コミよると地場産品を使った食事も定評があり、値段以上の満足感がある! と絶賛の声ばかりでした。
※前九年の役……平安時代後期1056年~1062年にかけて、陸奥国(東北地方)で起きた戦乱。
<鎌倉温泉の基本的情報>
▼泉質
弱アルカリ泉
▼効能(泉質別適応症)
古くから皮膚病に効く湯治場として知られてきました。この他、アトピー、外傷、火傷、痔、水虫、美肌効果……。
▼アクセス
JR東北本線「白石蔵王駅」から車で約30分
東北自動車道 村田I.Cより車で10分
▼周辺の観光スポット
こちらをご確認ください。
▼温泉地にある宿
③ 峩々温泉/ががおんせん
”蔵王の秘湯”とも呼ばれる峩々温泉(ががおんせん)。蔵王エコーラインから脇道に入り、山間にひっそりと佇む一軒宿です。
開湯以来140年余り、”胃腸の名湯”として古から一目置かれています。
「かけ湯」「飲泉」「入浴」の三拍子で本格的な湯治ができ、弱った胃腸もすっかり回復すると評判。
それゆえ携帯の電波も届かない(館内にFree Wi-Fiスポットあり)山奥にありますが、客足の途絶えない人気の温泉宿となっています。
<峩々温泉の基本的情報>
▼泉質
ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(含芒硝重曹泉)
▼効能(泉質別適応症)
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症……
▼アクセス
東北新幹線「白石蔵王駅」西口より、宮城交通バス「アクティブリゾーツ宮城蔵王」下車、峩々温泉より送迎バスあり※要連絡
(東京方面)東北自動車道 村田I.Cより蔵王エコーラインを目指してください
(仙台方面)東北自動車道 白石I.Cより蔵王エコーラインを目指してください
▼周辺の観光スポット
こちらをご確認ください。
④ 遠刈田温泉/とおがったおんせん
蔵王連峰の遠望が美しい、遠刈田温泉(とおがったおんせん)。蔵王の信仰登山に挑む修験者らの湯治場として栄えた歴史があります。
「神の湯」と「壽(ことぶき)の湯」という2つの共同浴場もあるほか、周辺には蔵王ハートランドやみやぎ蔵王こけし館、スキー場など観光地が集まっており、蔵王観光の拠点としても最適です。
<遠刈田温泉の基本的情報>
▼泉質
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)
▼効能(泉質別適応症)
動脈硬化症・きりきず・やけど・慢性皮膚病……
▼アクセス
JR「白石駅」より宮城交通バスで約50分「遠刈田温泉」下車
東北自動車道 白石I.Cより約20分
▼周辺の観光スポット
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⑤ 小原温泉/おばらおんせん
白石川の上流、V字の渓谷沿いに広がる小原温泉(おばらおんせん)は、3軒の宿からなる隠れた温泉地です。
古から「目に小原」と噂されるほど眼病に効くといわれ、古から※奥羽の薬湯として名を馳せています。
近くには七ヶ宿町があり、観光スポットとしては国の天然記念物にも指定されている「材木岩」や、県民の水がめ「七ヶ宿ダム」などがあります。
※奥羽(おうう)……現在の東北地方。
<小原温泉の基本的情報>
▼泉質
単純泉
▼効能(泉質別適応症)
自律神経不安定症、不眠症、うつ状態……
▼アクセス
東北新幹線「白石蔵王駅」より車で約15分
東北自動車道 白石I.Cより約25分
▼周辺の観光スポット
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⑥ 鎌先温泉
白石市の市街から車で約20分、南蔵王の山麓にある「鎌先温泉(かまさきおんせん)」。
5軒からなる静かな温泉地で、自然に溶け込むように佇む湯宿は、古き良き日本らしい趣を感じさせてくれます。
鎌先という名は今から600年ほど前、草刈りをしていた里人が偶然鎌の先で温泉を掘り当てたのがはじまり。
その後は「傷は鎌先」と呼ばれる薬湯として人々から親しまれ、現在でも多くの湯治客に愛され続けています。
<鎌先温泉の基本的情報>
▼泉質
ナトリウム-塩化物
硫酸塩泉
▼効能(泉質別適応症)
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症……
▼アクセス
東北新幹線「白石駅」より宮城交通バス鎌先温泉行き約20分、終点下車
東北自動車道 白石I.Cより約20分(約7km)
▼周辺の観光スポット
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仙台・松島エリア
中心となる仙台市は、宮城県の総人口の約50%が暮らす東北地方最大の都市です。
一方で沿岸部には日本三景の一つ”松島”があり、全国各地から多くの観光客が集まります。
① 秋保温泉/あきうおんせん
仙台の奥座敷ともいわれる「秋保温泉(あきうおんせん)」は、市街地から車で30分程度。バスでのアクセスも可能です。
名取川の渓谷沿いにあり、都市部とは別世界のような山・森・川の豊かな自然に囲まれています。
温泉の歴史は古く、1,500年ほど前の古墳時代までさかのぼると言います。
皮膚病を患っていた欽明天皇(第29代・在位539~571年)が秋保温泉のお湯を使って沐浴したところ、わずか数日で全快したそうです。
噂は瞬く間に広がり、以降“名取の御湯”として知られることになります。江戸時代には、仙台藩藩主・伊達家の入湯場も置かれていました。
秋保工芸の里や「日本の滝100選」に選定された秋保大滝も周辺にあり、観光もしっかり楽しめるのは温泉地です!
<秋保温泉の基本的情報>
▼泉質
塩化物泉
▼効能(泉質別適応症)
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症……
▼アクセス
JR「仙台駅」から宮城交通バス 秋保線利用で約50分
※土日祝のみ 宮城交通 快速秋保線で約20分
JR「仙台駅」からタケヤ交通 秋保・川崎・仙台西部ライナーで約40分
東北自動車道 仙台I.Cから、国道286号・県道62号経由で約15分
▼周辺の観光スポット
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