山門をくぐると、まず大満寺の名前がある旧本堂が現れます。現在は開山堂、納骨堂、坐禅堂として利用されているようです。
旧本堂の隣にあるのが、本堂の「鳳凰殿(大満寺新本堂)」。その隣に翠光殿(客殿)と慈雲庵(御朱印やお守りを販売・自宅)が並んでいます。
本堂の鳳凰殿からみる大年寺山(だいねんじやま)。仙台のシンボルでもある3本の電波塔が近くにみえます。
翠光殿の向かい側に行ってみると大きな布袋様のお姿がありました。
思わず笑顔になってしまいます。心も癒されますね。
布袋様お近くには、至るところに観音様がいっぱい。
右端にある御札受所の慈雲庵。お守りやお札、御朱印の授与を行っています。慈雲庵の脇には、ご本尊が祭られている虚空蔵堂(こくうぞうどう)へと続いている石階段があります。
さっそく御朱印を購入。左はお釈迦様です。「仙台地名由来千躰佛」と記されていますね!
御朱印を受け取り、次は愛宕山の頂上にある虚空蔵尊を目指します。
石段が続く道の隣(右側)をみてみると……おや! 朱色の鳥居がみえますね。この先については後半でご説明します。
とりあえず石階段を進み、虚空蔵堂へ向かいましょう。
石段の中間から見上げた、頂上の風景。なかなか辛い石段ですが、頑張って上っていきます。全部で196段。
石段を上りきると、正面に「虚空蔵堂(こくうぞうどう)」が現れます。建物は江戸時代初期の万治2年(1659)に建築されたものと考えられており、仙台の指定文化財です。
ご本尊である虚空蔵菩薩は、丑・寅年生まれの守り本尊。普段はみることができませんが、十二支の丑寅の年に御開帳されます。