亘理町にある「馬上かまぼこ店 笹かまの郷」とは?
「松島蒲鉾本舗」さんに続き、今回取材させていただいたのは、「馬上(ばじょう)かまぼこ店」さん。
仙台より南の亘理町に根ざし、かまぼこを作り続けている老舗専門店です。大正元年に創業し、来年で110年を迎えます。
定番から進化系まで!?十人十色のかまぼこ
馬上かまぼこ店さんといえば、バラエティーに富んだかまぼこ製品が魅力!
仙台名産の「笹かまぼこ」はもちろん、デザート風味なかまぼこ「チーズマリン」、洋風たい焼き型かまぼこ「かま鯛くん」など、名わき役たちが光ります。
「細工かまぼこ(御祝いかまぼこ)」の伝統を守り続けている
また馬上かまぼこ店は、数少ない細工かまぼこの製造メーカー。
細工かまぼこは古から縁起物とされており、武家の結婚式などで振舞われていたそうです。
細工かまぼこは「御祝いかまぼこ」とも呼ばれ、現在も結婚式、七五三、卒業・入学祝いなど、お祝い事に細工かまぼこを送る風習が続いています。
いざ内部へ!笹かまぼこ誕生の軌跡を追う
さっそく仙台市から車で40分ほど、亘理町にある「馬上かまぼこ店」さんの本社工場、「笹かまの郷」を訪ねました。
ありがたいことに、なんと工場内部を見学させていただくことに!
工場を案内していただいたのは、取締役営業本部長・兼広報企画室長の齋さん。
さっそく工場へ……とその前に!
異物混入を防ぐため、工場内へ入る前に白衣と白帽子、白長靴に着替えます。
手洗いと消毒をして、毛髪やホコリを取るためコロコロブラシを全身にかけマスクを装着。
入口で白長靴を消毒してから、いざ工場内へ。衛生管理は徹底されています!