かもしかコースの合流地点
かもしかコースと滑走コースの分岐点に到着。写真左側にかもしかコースの標識はありますが、滑走コースが見当たりませんね。
前を歩いていた登山者も、この分岐点で立ち止まっていました。
写真のとおり、滑走コースは右側になります。この標識を正面に、後ろを振り返ると……。
標識を発見! ここ、見落としやすいと思います。また「お別れ峠」としか表記されておらず、地図がないと滑走コースなのか一瞬迷ってしまうと思います。
分岐点からみた滑走コース。人ひとりが通れる細道で、細木が道を塞いでいます。本当に登山道なのか、初心者だと中々判断しにくい道です。
細木を跨いで、滑走コースを進みます。
しばらく写真のような、石ゴロゴロ細道が続きます。
分岐点からの下り道を振り返ってみました。
石の上を歩いていく感じで、足場は悪いです。浮石もあるので、気を抜かず慎重に下ります。
滑走コースの山頂部は、とにかく傾斜がキツイ! たとえば写真上の階段、一見すると段差の低い階段にみえますが……。
階段を降りて、振り返って撮影しました。段差が大きいので、登りだとさらに険しそうです……。
大壁(滑走コースのキツイ所)
急登の道を下っていくと、写真上の看板がみえてきます。ここから先は、滑走コースの難所である「大壁」です。
看板の先に続く下り道です。写真でみると大したことなさそうですが……
下りた先で振り返り、撮影しました。写真奥にみえる白い看板が、キケン!の看板です。下りるのも一苦労ですが、上りはかなり体力が削られるに違いありません。
写真だと分かりづらいですが、傾斜もあり足場も石ゴロゴロなので、歩きやすくはありません。
しばらくそんな道を下りていくと、「大壁」の標識がみえてきます。写真は、下り道を振り返り撮影したもの。
むき出しの岩や石がゴロゴロある、なかなかアスレチックな道でした。
見返平(眺望きれい)
大壁の先も、足場の悪い石ゴロゴロ道が続きます。しかし難所を越えた先は、泉ヶ岳のビュースポット・見返平です!
視界が開け、ようやく平坦な道が現れます。
曇り空でしたが、登山道から仙台市街地と太平洋を一望できました。
ここから先は難所がないので、周りの景色を楽しみながら歩きます。
見返平に到着です! さて、名前の通りここで来た道を見返してみると…
泉ヶ岳の山頂をのぞめ……るはずですが、あいにくガスで隠れていました。
晴天時だと、写真上のような景色がみえます。山の景色は一期一会ですね。
見返平から先は平らな土道が続き、歩きやすくなります。アップはなく、ひたすらダウンです。
お別れ峠
途中に急こう配な下り坂があります。
そのまま平坦な道を下りていくと、間もなくお別れ峠です。
お別れ峠に到着。ここは水神コース、かもしかコースとの分岐点でもあります。
今回は滑走コースを進みましたが、見晴らしのいいゲレンデを下りていく、かもしかコースを歩くのもいいですよ!
滑走コースの終盤は、踏みならさせた平坦な道が続きます。急斜面もありますが、大壁に比べたら何てことありません。
途中小さな沢を渡ります。
ゴール!
滑走コースの登山口に到着。ここで泉ヶ岳登山は終了です。あとは道なりに進むと、行きの水神コースと同じ道に出ます。
今回は「上り:水神コース」「下り:滑走コース」を歩きましたが、往復で4時間20ほどかかりました。
泉ヶ岳の登山で知っておくべき2つのこと
その1、午前中に登りはじめよう!
泉ヶ岳に夕方から登りはじめ、帰れなくなった。そんな事例が河北新聞で紹介されていました。
登山の基本は、午前中に登ること。午後は天気が急変しやすく、遭難のリスクが高まります。道に迷い日が落ちたら最悪です。
その2、クマ対策はお忘れなく!
泉ヶ岳はクマの目撃情報が非常に多い山です。クマの行動が活発な早朝や日没前後の登山は避け、鈴やラジオ等で音を出しクマに自分の存在を知らせましょう。