② 築館城跡
羽生天神社から車で約1分のところにある「築館城(つきだてじょう)跡」。
築館城は、鎌倉時代から室町時代末期にかけてこの地を支配していた岡 山城守(おか やましろのかみ)が居城したと伝えられています。
岡氏についての詳細や築城主、築城年はわかっていません。
鎌倉時代以降、この地域一帯は、菅原氏、吉良氏、大崎氏、留守氏、葛西氏などが支配を巡って交代で争っていました。
岡氏はそれらの傘下として、この地域を中心に土地を開発し領地を拡大。その後の室町時代末期には黒川氏・葛西氏・留守氏などの大きな勢力の狭間で滅亡していったと推測されているようです。
現在は、西側の斜面につくられた曲輪群が築館公園として整備されています。築館城跡は大郷町指定の文化財です。
築館城跡の駐車場
築館城跡の入口手前に駐車場があります。草が茂っていますが、20台くらいは駐められそうです。
築館城跡の入口
愛宕神社と書かれた鳥居をくぐって中に入って行きましょう。
築館城跡の頂上
築館城跡は約15mの丘の上にあります。階段を上がり、東屋が建つ部分が頂上です。
頂上は平場で草木が生い茂っていました。春になると菜の花と桜を一緒に楽しめるそうです。
頂上の奥の方へ行ってみると、狛犬が見えてきました。その奥には小型の祠がありますので、愛宕神社の名残だと思われます。
築館城跡から望む景色
頂上から、山形県方面の西側を見た景色です。
田園風景が広がり、日本最長の山脈である奥羽山脈の船形山や泉ヶ岳もくっきり。右の田んぼには白鳥が飛来していました。
続いて道の駅おおさとに向かいます。
【築舘城跡の基本情報】
住所:
〒981-3515 宮城県黒川郡大郷町羽生
アクセス:
【電車・タクシーの場合】
JR東北本線「品井沼駅」よりタクシーで約10分
【車の場合】
三陸自動車道「松島大郷I.C」より約7分
駐車場:
無料/約20台
③ 道の駅おおさと
築館城跡から「道の駅おおさと」までは車で6分ほど。駐車場は大型も駐められる大規模な駐車場です。
建物は2階建ての構造で、1階は産直野菜売場やフードコートなどがあり、2階は子どもが遊べるキッズコーナーになっています。
道の駅おおさとの店内
店内には軽トラックが2台置かれ、まるで産地直送の販売カーのようです。大郷町産の野菜はもちろん、お米からお菓子、地酒などさまざまな地元食材が販売されています。
手づくり木工品
店内には手づくり木工品コーナーもありました。木の香りと温もりがいいですね。なかでも手づくりの釣り竿は、持ちやすく手にしっかりフィットする見事な逸品でした。
ローマ法王謁見の図
あまり知られていないかもしれませんが、実はここ「道の駅おおさと」にはすごい物が展示されているんです。
それは、仙台藩伊達氏家臣・支倉常長がローマ法王と謁見した絵で、その名も「ローマ法王謁見の図」実物大複製パネル。写真から大きさがわかると思いますが巨大な絵です。
光明寺蔵と記載されていますので、実物は仙台市青葉区北山の光明寺にあるようですね。支倉常長の墓はいくつかあり、光明寺もその一つです。
フードコート
大郷町の特産といえばモロヘイヤ。モロヘイヤを使ったメニューや産直野菜を具材にしたピザが人気です。
そば・ラーメンにセットメニューもありますよ。フードコートの営業時間は、11:00~15:00。
milk monsterは「道の駅おおさと」と大郷町「菊地牧場」とのコラボ商品。ヨーグルトとソフトクリームの2種類が販売されています。
採れたての生乳を使った濃厚なソフトクリームがオススメ。milk monsterの営業時間は、10:00~16:00。
フードコートの営業時間は変更になる場合がありますので、詳細は公式ウェブサイトでご確認ください。
次は勢見ヶ森公園に行ってみましょう。
【道の駅おおさとの基本情報】
住所:
〒981-3521 宮城県黒川郡大郷町中村字北浦51-6
アクセス:
【電車・タクシーの場合】
JR東北本線「品井沼駅」よりタクシーで約15分
【車の場合】
三陸自動車道「松島大郷I.C」より約10分
駐車場:
無料/約90台