④ 勢見ヶ森公園
道の駅おおさとから「勢見ヶ森公園(せみがもりこうえん)」までは車で約7分です。
大郷町のほぼ中央に位置する勢見ヶ森公園。春は桜、夏はヤマユリの名所として人々の憩いの場となっています。ではさっそく公園内へ。
勢見ヶ森公園の駐車場
駐車場はそれほど広くなく、写真の通り数台しか駐めるスペースはありません。
勢見ヶ森公園の頂上へ
勢見ヶ森公園の標高は58m。ここから登り、頂上を目指しましょう。
勢見ヶ森古墳
歩くこと数分で頂上に到着です。すぐ目に入るのが勢見ヶ森古墳の標柱。昭和42年(1967)の調査で、古墳ではなく平安時代初期につくられた※土壙墓(どこうぼ)であることが確認されたそうです。
※土坑墓…土の中に小規模な竪穴を掘り遺骸を棺などを使用せずに布などで包んで直接埋める埋葬様式のこと。
羽生地区の吉田川段丘上にある勢見ヶ森古墳。古墳は柵で囲まれており、中への立ち入りはできないようになっていました。
勢見ヶ森公園の遊歩道
「百合香りの小道」という名称の遊歩道を発見。390m続いているようです。
こちらは頂上側から入る山百合観覧地。山百合は7月中旬に咲き始めます。遊歩道には山百合の観賞地点に番号が付けられており、わかりやすくなっていました。
そして最後に支倉常長メモリアルパークに向かいます。
【勢見ヶ森公園の基本情報】
住所:
〒981-3515 宮城県黒川郡大郷町羽生地蔵田
アクセス:
【電車・タクシーの場合】
JR東北本線「品井沼駅」からタクシーで約15分
【車の場合】
三陸自動車道「松島大郷I.C」から約10分
駐車場:
無料/数台
⑤ 支倉常長メモリアルパーク
勢見ヶ森公園から「支倉常長メモリアルパーク」までは、車で約10分で到着。
支倉常長メモリアルパークは大郷町の南西部に位置しています。支倉常長の墓周辺を公園化して平成8年(1996)の7月に開園しました。
支倉常長メモリアルパークの駐車場
支倉常長メモリアルパークの駐車場は入口すぐのところにあります。駐車可能台数は10台ほど。
支倉常長メモリアルパークの入口
公園内へはここから入って行きましょう。周辺の芝や歩道などは手入れが行き届いており、とてもきれいに整備されています。
入口の階段を下りると、さっそく支倉常長が「待っておったぞ」とばかりにお出迎え。
入口右手には公園内の案内と支倉常長についての説明板が設置されています。どこに何があるかわかりますので確認しておきましょう。
支倉新右衛門常次の墓
道なりに進んで行くと、支倉新右衛門常次(はせくらしんえもんつねつぐ)の墓が見えてきます。支倉常長の義弟で、この山の初代知行主だそうです。
支倉六右衛門常長の墓
支倉六右衛門常長の墓の標柱がありますので、そのまま階段を上っていきましょう。
階段を上った正面にあるのが支倉常長の墓。右手には、参拝に訪れた方が記帳できるノートが設置されていました。
支倉常長は84歳で亡くなった!?
お墓の説明を読んでみると…。
仙台藩は元和8年(1622)に常長死亡と幕府に報告。しかしキリシタン弾圧のさなか、仙台藩主・伊達政宗は功労者である常長を人目に触れぬようこの山林に隠し静かに余生を送らせ、承応3年(1654)84歳で天寿を全うした。
との記載がありました。しかしこの真相は明らかにされていません。
支倉常長に関する詳しい記事はこちらもご覧ください。
【支倉常長メモリアルパークの基本情報】
住所:
〒981-3522 宮城県黒川郡大郷町東成田山合4-1
アクセス:
【電車・タクシーの場合】
JR東北本線「品井沼駅」からタクシーで約20分
【車の場合】
三陸自動車道「松島大郷I.C」から約10分
駐車場:
無料/10台
大郷町は支倉常長ゆかりの町
今回の取材で、大郷町は支倉常長ゆかりの町であることを改めて感じました。また羽生天神社はフィギュアスケ-トの羽生結弦選手ファンは必見ですね。そんな大郷町にあなたも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。