仙台港の周辺をぶらり散策
国際貿易港として宮城県および東北地方の重要な物流拠点である「仙台港」。正式名は「仙台塩釜港仙台区」ですが、地元では「新港」または「仙台新港」と呼ばれています。
2021年で仙台港開港50周年を迎え、さまざまな記念行事が開催されているようです。
海風が身にしみる12月の仙台ですが、今回は仙台港の周辺スポットを訪ねてみました。
それでは、さっそく仙台港周辺にあるスポットを見に行ってみましょう。
展望台からの景色が最高!「スリーエム仙台港パーク」
最初に紹介したい場所は、「スリーエム仙台港パーク」。仙台市民が選ぶ「杜の都・仙台 わがまち緑の名所」の1つに選ばれています。
この公園は、1987年(昭和62)に開催された「’87未来の東北博覧会」の会場の一部として使用されたのが始まり。もともとの名称は「仙台港中央公園」でした。その後、宮城県のネーミングライツ(命名権)導入により現在の名称になっています。
まずは、この「船の形の時計塔」に上がって駐車場を見てみましょう。
スリーエム仙台港パーク「駐車場」
駐車場は広々としており、駐車可能台数は93台(無料)。
右手に見える大きな建物が、のちほど紹介する「夢メッセみやぎ」で、中央左手に見える観覧車がある施設が「三井アウトレットパーク仙台港」です。
次は展望台へ向かいます。
スリーエム仙台港パーク「展望台」
この階段を上がって展望台へ。てっぺんにあるのが東屋です。
階段の右側は、芝生の広がる「多目的広場」となっています。視界が開けており、海が見えて気持ちいいですよ。
東屋に到着です。展望台は広々としたスぺースになっています。お弁当を持って訪れるのもいいですね。
では、ここから海を眺めてみましょう。
展望台からの眺望
ひゃっほー! と思わず声が出ます。東屋には航空写真のパネルが設置されていました。
中央の赤い部分が現在地で、左手に白い船が見えるところがフェリー埠頭です。その先には太平洋が広がっています。
さらに眼下を見てみると……
スリーエム仙台港パーク「海の広場」
何やら人がいっぱいいます。よく見ると釣りをしているような……。
そう、実はここ「海の広場」というエリアで、釣りができるところだったのです。
せっかくなので、下に降りて近くまで行ってみましょう。この階段を下ります。
「海の広場」に到着。お子様連れのファミリーから老若男女と、さまざまな方々が釣りを楽しんでいました。
この時期は「ハゼ」や「ソイ」「アイナメ」が釣れるようです。
海の広場の利用ルールが掲示されていました。ルールを守って釣りを楽しみましょう。
お次は子供広場へGO!
スリーエム仙台港パーク「子供広場」
ちょうど「船の形の時計塔」の裏手にある「子供広場」。こちらも広々としたスペースで、子どもたちが走り回るのにピッタリなところですね。
次はテニスコートに行ってみましょう。
テニスコート
テニスコートは全部で6面。となりには野球場を備えています。テニスコートと野球場の料金や利用については、下記の公式ウェブサイトを確認してください。
最後は管理棟に戻ります。
スリーエム仙台港パーク「管理棟」
駐車場からすぐのところにある施設が管理棟。飲料の自動販売機や、トイレが整備されていました。
中野小学校跡地の碑
スリーエム仙台港パーク駐車場の角地にある「中野小学校跡地の碑」。かつてこの地には、1873年(明治6)開校の中野小学校がありました。1971年(昭和46)の仙台港の開港にともない移転となっています。
以上で、スリーエム仙台港パークの散策は終了です。次は「夢メッセみやぎ」に行ってみましょう。
【スリーエム仙台港パークの基本情報】
住所:
宮城県仙台市宮城野区港2‐5
営業時間:
7:00~18:00
(12/29~1/3)
7:00~17:00
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東日本・仙石線「中野栄」駅より徒歩約20分
【クルマの場合】
三陸道「仙台港北」ICより約5分
駐車場:
無料/93台
仙台観光のお供に、ガイドブックもお忘れなく!
夢メッセみやぎ「みやぎ産業交流センター」
スリーエム仙台港パークの向かい側に位置する「夢メッセみやぎ」。宮城県が産業の創造と発信、交流の拠点として、1995年(平成7)にオープンしました。
正式名称は「みやぎ産業交流センター」ですが「夢メッセみやぎ」の愛称で広く親しまれています。
「夢メッセみやぎ」は、企業の見本市や展示会、会議の開催がメインの大規模コンベンションセンターです。他にも音楽イベントやスポーツイベントなど、さまざまなイベントに使用されています。
では「夢メッセみやぎ」の周辺を散策してみましょう。
夢メッセみやぎ「展示棟」
展示棟の面積は7,500㎡。丸みを帯びたデザインが特徴です。隣接する「屋外展示場」は、約5,000㎡もの巨大スペースがあり、展示棟と合わせると東北では最大規模の施設となっています。
夢メッセみやぎ「会議棟」
こちらは会議棟。シンポジウムや展示会、セミナーなど、幅広い形式のイベントが開催される会場となっています。
また「夢まるごと」というレストランが併設されており、定食やカレー、そばん、蕎麦などの定番メニューや、洋菓子、お弁当などを販売。
営業時間:11:30〜16:30(年中無休)
※不定休あり
問い合わせ:022-259-0737
夢メッセみやぎ「西館」
夢メッセみやぎ「西館」は、2014年(平成27)にオープン。仙台港に近いことから、船をモチーフとした建物になっているそうです。中規模展示場やホール、会議室も完備しています。
夢メッセみやぎの「お馬さん」
あまり知られていませんが、夢メッセみやぎ「西館」手前の芝生には子馬がいます。筆者オススメのポイントですので、ぜひ探してみてくださいね。
子馬に見送られながら「夢メッセみやぎ」の散策はここまでです。
最後は「仙台港フェリー埠頭」へ。
【夢メッセみやぎの基本情報】
住所:
宮城県仙台市宮城野区港3‐1-7
営業時間:
平日 8:30~17:15
土日祝イベント開催時のみ 8:30~17:15
定休日:
12月29日~1月3日
施設点検等で臨時休業あり
アクセス:
【公共交通の場合】
JR仙石線「中野栄」駅より徒歩約5分
【クルマの場合】
三陸道「仙台港北」ICより約5分
駐車場:
無料/1,240台
仙台港フェリー埠頭
「夢メッセみやぎ」から、車で3分ほどの場所にある「仙台港フェリー埠頭(せんだいこうフェリーふとう)」。
仙台塩釜港におけるフェリー埠頭の建設などの総合事業や、フェリー航路の確保などを目的に1975年(昭和50)に設立されました。
現在は、主に太平洋フェリーの発着ターミナルビルとして機能しています。
タイミング良くフェリーが停泊していましたので、行ってみることに!
太平洋フェリー「いしかり」
仙台から苫小牧と名古屋へ日々運航している、太平洋フェリーの「いしかり」です。巨大な船で全長199.9m、全幅27.0mあります。
仙台から苫小牧(北海道)まで約15時間、名古屋までは約21時間40分かかるようです。
太平洋フェリーの詳細は、下記公式ウェブサイトを確認してください。
仙台港周辺のスポットめぐりはここまでです。
【仙台港フェリー埠頭の基本情報】
住所:
宮城県仙台市宮城野区港3‐7‐1
アクセス:
【公共交通の場合】
JR仙石線「中野栄」駅−宮城交通バス「仙台港フェリー」行き乗車−「仙台港フェリー」バス停下車、徒歩すぐ
【車の場合】
三陸道「仙台港北」ICより約10分
駐車場:
無料/20台
魅力スポット満載な仙台港へ
仙台港周辺には、他にも「三井アウトレットパーク仙台港」、「仙台うみの杜水族館」、「キリンビール仙台工場」などの大規模施設があります。一日では回り切れないかもしれませんね。
魅力スポット満載な仙台港を、あなたも一度訪れてみませんか。