多賀城市の特産品「古代米」
多賀城市といえば、奈良から平安時代にかけて陸奥国の行政都市「多賀城(たがじょう)」が築かれた場所。
当時の行政組織である「国府」、軍隊を管理する「鎮守府(ちんじゅふ)」が置かれ、大和政権における古代東北の政治・軍事・文化の中心地として機能したと考えられています。詳しくは、ぜひ下記記事をみてください。
そんな多賀城跡から、米袋に付けたと思われる「黒舂米(こくしょうまい)」と書かれた木簡が出土しました。舂米とは、稲穂の稲を脱穀してもみ穀を取り除き玄米にしたものです。
つまり、千年以上前から多賀城では米作りが行われていたことがわかりました。
体に優しい「古代米」
こちらが多賀城の古代米。黒紫色をしているのは、表皮にポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素が多く含まれているためなんだそうです。
このアントシアニンは、赤ワインやブルーベリーなどにも含まれており、老化の原因となる活性酸素の動きを抑制する働きがあるのだとか。
ほかにもビタミン、カリウム、カルシウムなど栄養素が豊富に含まれており、白米より栄養価が高いそうです。
「古代米」の炊き方
多賀城市のホームページに炊き方が紹介されていたので、その手順に沿って炊いてみました。
白米1合に対し、小さじ1~2杯ほど混ぜる
1時間ほど水に浸す
白米と同様に、炊飯器で炊く
完成!気になる「古代米」の味は?
桜色のきれいなご飯が炊き上がりました!
炊き上あがったばかりの古代米は、香ばしい香りがして、白米とはまるで違います。古代米はプチプチとした食感で、一緒に炊いた白米はモッチリとした食感で甘みがあります。
カレーとの相性も抜群でした!
古代米を買える場所
ギフトショップ すずこう
住所:
宮城県多賀城市下馬2‐11‐14
営業時間:
10:00~18:00
定休日:
日曜日・祝日
アクセス:
JR仙石線「下馬」駅より徒歩約5分
問合せ:
0120-39-8850
古代米屋レストラン グリーンゲイブル
住所:
宮城県多賀城市高崎1-22-1 東北歴史博物館1F
営業時間:
11:00~15:00
定休日:
月曜日、火曜日
アクセス:
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩約1分
問合せ:
022-368-0616
東北歴史博物館ミュージアムショップ
住所:
宮城県多賀城市高崎1-22-1 東北歴史博物館1F
営業時間:
9:30~17:00
定休日:
月曜日 (祝日の場合は翌平日)
アクセス:
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩約1分
問合せ:
022‐389‐0931
community cafe タガの柵
住所:
宮城県多賀城市山王字千刈田6-3
営業時間:
10:00~16:00(LO15:30)
定休日:
水曜日、日曜日 (祝日の場合は翌平日)
アクセス:
JR「陸前山王」駅下車すぐ
問合せ:
022-702-3277
JA仙台農産物直売所 たなばたけ多賀城店
住所:
宮城県多賀城市東田中2‐1-32
営業時間:
9:30~17:30
定休日:
日曜日・年末年始
アクセス:
JR「多賀城」駅より徒歩約5分
問合せ:
022-368-2805
JA仙台農産産物直売所 たなばたけ高砂店
住所:
宮城県仙台市宮城野区福室2‐7-30
営業時間:
10:00~18:00
定休日:
水曜日、年末年始
アクセス:
JR「陸前高砂」駅より徒歩1分
問合せ:
022-388-7318
史都多賀城観光案内所
住所:
宮城県多賀城市中央2‐7ー1(JR仙石線多賀城駅)
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
年末年始
問合せ:
022-364-5901
多賀城へ行こう!
この記事で紹介した「古代米 しろむらさき」は、宮城県多賀城市内で購入できます。多賀城市は仙台と松島の間に位置し、平城宮跡(奈良県)、太宰府跡(福岡県)とともに日本三大史跡の1つである「多賀城跡」があります。
またJR東北本線「国府多賀城」駅から徒歩1分の場所には「東北歴史博物館」があり、多賀城をはじめ古代東北の歴史を知ることができます。
多賀城市で古代の味と歴史に触れてみませんか?