【多賀城市】多賀城跡で古代東北の歴史ロマンを体感しよう

日本三大史跡の一つである、多賀城跡。城と付いていますが、天守閣のように城主の威厳を示すものではありません。古代東北地方の統治拠点として、大和政権から重要視されていた行政・軍事施設だったのです。今回はそんな多賀城跡についてご紹介!古代日本の歴史ロマンに浸りませんか?

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多賀城ってどんなところ?

多賀城跡 入口

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今回ご紹介する「多賀城跡(たがじょうあと)」は、仙台と松島の間に位置する多賀城市にあります。

多賀城跡は、奈良県奈良市の「平城京」、福岡県太宰府市「太宰府」とともに”日本三大史跡”に数えられている、国の特別史跡。

 

現在は跡地となっていますが、かつて存在していた多賀城はどのような場所だったのでしょうか? まずはその歴史をひも解いていきましょう。

創建は奈良時代

多賀城政庁跡 レプリカ

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多賀城は神亀(じんき)元年(724)、大野東人(おおのあずまひと)によって創建されました。

 

城と聞くと、高く積み上げられた石垣に勇壮にそびえ立つ天守閣をイメージする方が多いと思いますが、多賀城はいわゆるお城ではありません。

 

”城”ではなく、軍事施設だった

多賀城跡

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多賀城は、大和政権が※蝦夷地(東北~北海道)を支配するするために築いた、”城柵(じょうさく)”と呼ばれる行政・軍事機関です。

 

行政組織である国府だけでなく、兵士を管轄する役所である鎮守府(ちんじゅふ)も置かれ、東北支配を担う重要な拠点として活用されました。

 

発掘調査の結果から、11世紀中頃には国府としての主要な役目を終えたと考えられています。その間に大規模な修繕・造営が4回ほど行われましたが、現在は敷石などが残る跡地となっています。

多賀城跡へ出かけるベストシーズンは?

4月の桜を狙っていくのもオススメ!

多賀城跡 桜

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多賀城跡の周囲には桜の木があるため、広々とした小高い丘でゆったりと花見も楽しめます。とくに中央部の石敷き広場にある古木に咲く花が見事で、趣があります。

6月の「多賀城跡あやめ祭り」を狙っていくのもオススメ!

多賀城跡祭り

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多賀城跡の一角にある「あやめ園」には、約800種300万本のアヤメ、カキツバタ、ハナブショウが咲き誇ります。見頃である6月下旬~7月上旬にかけては「多賀城跡あやめ祭り」が開催され、地元民や観光客で大いににぎわいます。

 

夜間はライトアップも行われ、光に照らされた幻想的な花畑を散策できます。

 

※あやめ園の詳細はこちら

多賀城跡を巡ろう!見どころ5スポット紹介

国府多賀城駅前

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多賀城史跡めぐりのスタート地点は、JR東北本線「国府多賀城駅」から。ここから徒歩約15分で多賀城跡に辿り着きます。

多賀城の史跡巡り① 正門だった「外郭南門跡」

多賀城跡 入口

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約900m四方の広大な敷地を築地塀や材木塀で囲み、北を除く三方向に門が設けらえました。そのうち正門として使用されたのが、南門です。

 

この南門から、中央部にある政庁へつなぐ大路が伸びていたと考えられています。

多賀城の史跡巡り② 松尾芭蕉も感激した「多賀城碑」

多賀城碑文

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栃木県の那須国造碑、群馬県の多胡碑とともに日本三古碑の一つである多賀城碑。多賀城南門近くにある、小さなお堂の中に立っています。

 

碑文には多賀城の創建・修造に関する来歴や、平城京から多賀城までの距離などが刻まれており、古代日本の史実を紐解く重要な歴史遺産です。

 

江戸時代の俳人・松尾芭蕉も訪れており、『奥の細道』で多賀城碑と対面した感動を書き残しています。

 

【基本情報】

所在地:〒985-0864  宮城県多賀城市市川字田屋場16

アクセス:JR東北本線「国府多賀城駅」から徒歩約15分

多賀城の史跡巡り③ 多賀城政庁跡

 

多賀城跡 

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多賀城のほぼ中央に位置し、重要な政務や儀式が行われた政庁跡。

 

現在は基礎部分のみが残されている跡地となっており、多賀城政庁を復元した200分の1レプリカが置かれています。

多賀城跡 模型

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多賀城は4回ほど大規模な修理や建て替えが行われ、第Ⅰ期~第Ⅳ期に分類されます。レプリカは藤原朝狩(ふじわらのあさかり)によって改修された第Ⅱ期の政庁を復元したもの。

 

内部は御座の間と呼ばれる正殿や脇殿・後殿などの建物が計画的に配置され、機能性に優れた構造をしていたと推測されています。

 

【基本情報】

所在地:〒985-0864 宮城県多賀城市市川城前63

アクセス:JR東北本線「国府多賀城駅」から徒歩約15分

公式HPはこちら

多賀城の史跡巡り④鬼門のパワースポット「陸奥総社」

陸奥国内にあった、100ある神社の祭神を合祀(神や霊を合わせてまつること)した陸奥総社宮(むつそうしゃのみや)。

 

多賀城跡から北東方向、※鬼門にあたる場所に創建されたことから、多賀城を守る重要な役目を担っていたと考えられています。

 

※鬼門……何をするにも避けなければならない、艮(うしとら)(=北東)の方角。

 

神社のを囲むように生い茂っている森の中には、神社の御神樹である白木蓮(樹齢200年)と杉(樹齢600年)が対になって佇んでおり、これを長寿で仲のいい夫婦にみたてられ夫婦円満の神木として知られるようになったのだとか。

 

【基本情報】

所在地:〒985-0864 宮城県多賀城市市川奏社

アクセス:JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩約20分

公式HPはこちら

多賀城の史跡巡り⑤ 多賀城廃寺跡と東北歴史博物館

多賀城廃寺跡は、多賀城跡の南東に位置しています。多賀城とほぼ同時期に創建された付属寺院で、国家の安定と東北地方の繁栄を願って建立されました。

 

現在は史跡公園として、地元民の憩いの場となっています。

 

【基本情報】

所在地:宮城県多賀城市高崎1-15

アクセス:JR東北本線「国府多賀城駅」から徒歩約10分

東北歴史博物館

出典:PIXTA

東北歴史博物館は、縄文時代から近現代に至るまで東北の歴史を紹介している博物館です。縄文時代の仙台の様子や、古墳時代の宮城県の資料も豊富に展示されています。

 

敷地内は現代的で斬新なデザインの建物に水と緑を効果的に配し、季節を感じさせる絶好の散策コースとなっています。

 

【基本情報】

所在地:〒985-0862 宮城県多賀城市高崎1丁目1

アクセス:JR東北本線「国府多賀城駅」すぐ

公式HPはこちら

古代日本へ想いを馳せる……

多賀城跡 正殿

出典:PIXTA

多賀城は、大和政権が古代東北地方を治めるための重要な拠点地でした。現在は跡地ですが、はるか昔に存在していた多賀城を想像すると、古代へのロマンを感じます。

 

地元民による地元ガイドによる見学ツアーも行われているので、多賀城の歴史について詳しく知りたい方は要チェック! 詳しくはこちらをご確認ください。

 

 

 

 

多賀城跡 模型
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Mario
Mario

宮城県塩釜在住・温泉とリゾートライフが大好きのアウトランダー。 愛犬マリー。