愛宕神社のご祭神とご利益
ご祭神
火をつかさどる軻遇土神(かぐつちのかみ)。火防鎮護のご利益があります。
配神
天照皇大神(あまてらすおおかみ)
豊受大神(とようけのおおかみ)
大物大神(おおものおおかみ)
大山昨神(おおやまくいのかみ)
大国主神(おおくにぬしのかみ)
速玉男神(はやたまおのかみ)
伊邪那岐伊邪那美神(いざなぎいざなみのかみ)
ほか四神
辰(たつ)・巳(み)の守り本尊
仙台には、生まれ年に対応した寺社へお参りする風習、「卦体神(けたいがみ)信仰」があります。
古くから、人の一生を守る神様を「守り本尊」として信仰する習慣があり、時代が下ると、十二支と守り本尊が組み合わされるようになりました。
仙台城下では「卦体神」と呼ばれ、庶民まで広く信仰されたと伝えられています。
また政宗公が仙台城を築城するにあたり、城下の安寧と繁栄を願い、各干支の方角に守り神として寺社を置いたとされています。
愛宕神社もその一社で、辰(たつ)・巳(み)の守り本尊とし、信仰されています。
愛宕神社の境内の様子
参道
地下鉄南北線「愛宕橋駅」から徒歩で向かう場合、広瀬川にかかる愛宕大橋を渡り、国道286号線を道沿いに進むと、写真の鳥居が見えてきます。
やや急傾斜の階段。一息ついて、後ろを振り返ってみるとこんな景色。
階段をのぼりきると、写真上の二の鳥居が見えてきます。その先にも少し階段があります。
境内
愛宕神社の神門です。
三間一戸(さんけんいっこ)の八脚門(はっきゃくもん)で、屋根は切妻造の銅板葺(昔はこけら葺だった)。1804年(文化元)の棟札があるため、江戸時代後期の建築物と考えられています。
※三間一戸……柱と柱の間が三間(約5.5m)ある戸が一つの門
※八脚門……中心の棟の下に門柱(本柱)が4本あり、その前後に4本の控柱、合計8本の柱を配した門のこと
神門右手には大天狗、左手に烏天狗(からすてんぐ)の木像が安置されています。座像としては日本一の大きさを誇るそうです。


