③ こけしの絵付け体験ができる『弥次郎こけし村』
鎌先温泉から湯川に沿って北方に道をたどると、こけしのふる里『弥治郎集落』があり、古くから木地挽きが営まれ、工人がこけし作りをしています。
弥治郎こけしは、ろくろで描かれた頭部の二重三重の輪がまるでベレー帽をかぶったような愛らしさがあり、胴体にも鮮やかに色付けされて、子どものようなあどけない表情が特徴。
弥治郎こけし村は、1階にこけしの歴史を昔懐かしい写真と共に紹介する展示室と2階には展示販売と絵付けが体験できるコーナーがあり、外の広場には職人たちの工房が並び、素朴で温かいこけしの故郷を体感できます。
白石では、毎年5月3日~5日まで『全日本こけしコンクール』が開催され、多くのこけしファンで賑わいます。
住所:宮城県白石市福岡八宮字弥治郎北72-1
電話:0224-26-3993
開館時間:9:00~17:00(4月~10月)/9:00~16:00(11月~3月)
入館料:無料 ※こけしの絵付け体験は700円(木地代含む)
休館日:水曜日(祝祭日の場合は、翌平日)
駐車場:普通車25台・大型車10台
電車/バスでのアクセス:JR東北本線『白石駅』より市民バスにて、『弥治郎こけし村』バス停で下車。
車でのアクセス:東北自動車道『白石IC』より、国道4号線・県道254号線を経由し、約20分です。
④ 東北で唯一の屋内能楽堂「白石古典芸能伝承の館」
白石古典芸能伝承の館は、愛称が『碧水園(へきすいえん)』と呼ばれ、能楽堂と本格的な茶室があります。
碧水園は、お茶・能・日本舞踏、琴、唄などの古典芸能をたしなむ方のために平成3年に建てられた施設で、能楽を間近で観るととても迫力があり素敵です。
能舞台は京都・西本願寺北能舞台を手本とした造りで、吉野産の檜の柱と青森のヒバの床板等が使われています。(収容人数・全300席)
能舞台では、定期的に本格的な能や狂言、落語の公演などが行われ、ロビーには公演で使用されるお面や舞台道具が展示され、著名な能楽師が写っている貴重な写真もあり、庭園には木造平屋の数寄屋造りの茶室があり本格的な茶事を行えるようになっています。
住所:白石市南町2-1-13
電話:0224-25-7949
開館時間:09:00~21:00
入館料:無料(芸能の公演観賞は有料)
休館日:月曜日
駐車場:30台
電車/バスでのアクセス:JR東北本線『白石駅』より、徒歩約15分。
車でのアクセス:東北自動車道『白石IC』より、国道4号線・県道24号線を経由し、約15分です。
⑤ 高さ2mのお地蔵さん『振り袖地蔵』
七ヶ宿の滑津地区西の入口に、高さ2mのお地蔵様が立っています。
この地蔵は、娘が着るような振袖をきており、いつ頃からか振袖地蔵と呼ばれるようになりました。
このお地蔵さんには、参勤交代が生んだ時の恋物語りがあるのです……。
古の言い伝えによれば、その昔、秋田藩の殿様が参勤交代で江戸へ向かう途中、滑津付近で美しい娘を見初めたと……。
殿様はその後も長く娘を忘れることができず、一年間の江戸住まいを終えると、殿様は帰国のため再びこの街道を通り、家来に命じて娘を探させました。
しかし、娘はすでに亡く、殿様は深く悲しみ供養のために娘に似せて振袖姿の地蔵を作ったといわれています。
住所:宮城県刈田郡七ヶ宿町滑津
料金:見学自由
駐車場:10台
電車/バスでのアクセス:JR東北本線『白石駅』よりミヤコーバス七ヶ宿線にて、終点の『なないろひろば』下車、なないろひろばより町営バスに乗り換え、『滑津』下車。
車でのアクセス:東北自動車道『白石IC』より、国道4号線・国道113号線を経由し、約40分です。