角田市にはJAXAの研究施設がある!
仙台から車を走らせること約50分、宮城県角田市にある「JAXA角田宇宙センター」と「角田市スペースタワー・コスモハウス」を取材しました。
一体どのような施設で、どんな体験ができるのでしょうか? 実際に現地を訪ねた筆者が、施設の見どころなどをレポートします。
\宇宙ロケットについて知る/
角田宇宙センターとは?
宮城県角田市にある「国立研究開発法人 ※宇宙航空研究開発機構 角田(かくだ)宇宙センター」は、ロケットエンジンの研究と開発を行っている施設です。
見学はできませんが、ロケットエンジンに関する各種試験設備があり、宇宙輸送技術の世界的な研究開発拠点となっています。
小惑星リュウグウに着陸し、砂や岩の採取・持ち帰りに成功した小惑星探査機「はやぶさ2」を打ち上げたロケットも、ここ角田宇宙センターで開発されました。
今回は、一般公開されている宇宙開発展示室を訪ねました。さっそく行ってみましょう。
角田宇宙センター入口
こちらの守衛所で、予約時の名前を伝えてください。宇宙開発展示室は無料ですが、完全予約制ですので予約していない場合は入場できません。
展示室訪問の際は、事前に電話で予約の申し込みをしましょう。
一般公開されている「宇宙開発展示室」へGO!
宇宙開発展示室への入口がこちら。備え付けのアルコールで手指の消毒をしてから入館しましょう。
宇宙開発展示室の案内図
展示室内は、ZONE1~ZONE4という4つのエリアに分かれています。室外には野外展示場も。
まずは、ZONE1へ。
ZONE1(ウェルカムコーナー)
入口すぐのところにあるエリアが「ZONE1」。順に見て行きます。
まず目に飛び込んできたのは、ズラリと並んだ歴代ロケットたちの模型。この模型は縮尺1/20で、左から2番目のH-ⅡBロケットは56.6mあるそうです。
青丸で囲んだところに人や車の模型があり、ロケットの大きさを感じ取ることができます。
こちらは種子島宇宙センターにある、大型ロケット発射場の縮尺1/300模型。手元のスイッチを押すと、大型ロケット組立棟(VBA)の扉が開いてロケットが飛び立ちます。
種子島宇宙センターの大型ロケット組立棟(VBA)の扉の大きさは、「世界最大の引き戸」としてギネスに登録されているそうです。
通路では宇宙飛行士・金井宣茂(かない のりしげ)氏のビデオメッセージが流れていました。
続いて、ZONE2に行ってみます。
ZONE2(レクチャールーム)
「ZONE2」では、ロケットの打ち上げの様子や角田宇宙センターの活動などがビデオで見られるようになっています。