仙台の初夏を彩る「仙台青葉まつり」
2022年(令和4)、およそ3年ぶりに開催された「仙台青葉まつり」。今回筆者は、2日間にわたり仙台青葉まつりを密着取材しました。
いったいどのような盛り上がりをみせたのでしょうか。当日行われた祭りの様子や演武などを紹介します。
仙台青葉まつりって、どんなお祭り?
「仙台青葉まつり」は、もともとは、1655年(明暦1)に仙台藩2代藩主・伊達忠宗の命で行われた仙台東照宮の御祭礼で「仙台祭」ともいわれました。
やがて政宗公の命日である5月24日に執り行われるようになり、「青葉まつり」と呼ばれるように。しかし昭和40年代後半になると、市内の交通事情等により大掛かりなイベントは途絶えてしまいます。
現在の仙台青葉まつりは、伊達政宗公没後350年を迎えた1985年(昭和60)に復活させたもので、仙台三大まつりの1つとして盛り上がりを見せています。
「仙台青葉まつり」が行われるのは、毎年5月の第3土曜日と日曜日。初日の土曜日は「宵まつり」で、翌日の日曜日が「本まつり」になります。
2023年が5月20日(土)~21日(日)に開催! 見どころを紹介します。
5月14日「宵まつり」
5月14日は、市民広場で開祭式典が行われました。こちらが観客席の入口。感染防止対策のため入場制限があり、並んで案内を待ちます。
この日の天気は曇りで最高気温は25.4℃と過ごしやすい日でした。
開祭式典
こちらが市民広場演舞場。間隔を空けてパイプ椅子が設置されていました。
伊達武将隊の演舞後に「声を上げられずとも、その魂を拳に響かせよ!」と伊達武将隊・伊達政宗が「エイエイオー!」と勝鬨(かちどき)を上げ、第38回仙台青葉まつりのスタートです。
すずめ踊りを踊るグループ「祭連(まづら)」が、笛と太鼓のリズムに合わせて「ソーレ、ソレソレ」と、すずめ踊りの演舞を披露。一気にお祭りモードになってきました!
次に、3か所で開催されている杜の市を見てみましょう。
杜の市「市民広場」
「杜の市」は牡蠣や地ビールなど、宮城のご当地グルメが勢ぞろいする市場です。
県内のブースだけでなく、なんと!北海道函館市・北斗市のブースもありました。中央にいるのは、北斗市の公式キャラクター「ずーしーほっきー」。1回見たら忘れられない、個性の強いキャラクターですね。
杜の市「つなぎ横丁」
つなぎ横丁には、北海道の虻田郡倶知安町からやって来た本物の雪だるま「くっちゃん雪だるま」がお目見え。
後ろでは、射的ゲームや金魚すくいなど懐かしい屋台が並んでいました。
杜の市「勾当台公園」
屋台の出店数が1番多い勾当台公園の杜の市。今年の杜の市全ての出店数は、企画出店が約25店、露天商で約46店だったそうです。
なかには、こんな珍しい岩魚の塩焼きの屋台も。とても美味しそうです。
多くのお客さんで盛り上がっていました。右手に山鉾が見えるので近くに行ってみましょう。
山鉾の前で記念撮影される方が多くいました。
続いて、メイン会場の定禅寺通に設置されている「伊達門」へ。
伊達門
定禅寺通の国分町通りにほど近い場所に設置された「伊達門」。幕と大提灯に伊達家の家紋「竹に雀」が施されています。提灯は夕方に点灯。
伊達門前で、すずめ踊りの出番を待つ方々に許可をいただいて撮影。素敵なポーズありがとうございました。
お次は、仙台矢場が行われる錦町公園へ。