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「青葉神社」伊達政宗を祀り、仙台を見守り続ける社

宮城県仙台市にある「青葉神社」は、仙台藩祖・伊達政宗をお祀りしている神社。仙台城の鬼門にあたる北山の地に、明治7年に創建されました。この記事では、青葉神社の歴史や由緒、境内の様子、御朱印について紹介します。

アイキャッチ画像:PIXTA
記事中画像:撮影 編集部

「青葉神社」ってどんなところ?

青葉神社 参道

仙台駅より電車で約6分、JR・仙台市地下鉄(南北線)「北仙台」駅より徒歩7分の場所に鎮座する「青葉(あおば)神社」。
仙台城の別称「青葉城」の名を冠した神社には、仙台藩祖・伊達政宗公が祀られています。そのためご祭神は政宗公になり、神号は武振彦命(たけふるひこのみこと)です。

青葉神社の特徴を、3点に絞ってみると……。

①旧仙台藩士らが創建を願い、1874年(明治7)に創建された。
②奥州の戦国武将であり、初代仙台藩藩主・伊達政宗を祀っている。また、正室の愛姫(めごひめ)も共に祀られている。
③本殿・拝殿を含む6棟が、国の登録有形文化財に指定されている。

また青葉神社の宮司を務めているのが、政宗公の右腕として活躍した重臣・片倉景綱かたくら かげつな/片倉小十郎)の子孫であることも広く知られています。

 

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ざっくり!青葉神社の歴史

青葉神社 説明

幕末の1831年(天保2)頃、藩士らの間で「仙台藩祖である伊達政宗公を祀る神社を建てたい」という声が上がりました。当時の12代藩主・伊達斉邦(だて なりくに)は藩士らの意見を聞き、朝廷から神社創建の許しを得た、といわれています。
仙台城に近い亀岡に創建される計画でしたが、なぜか中止に。それから時は流れ、1874年(明治7)現在の地に青葉神社が創建されました。

青葉神社を参拝しよう!

青葉神社へは、JRもしくは仙台市地下鉄南北線「北仙台」駅から徒歩7分ほど。駅からほぼほぼ道なりです。

参道入口の鳥居は再建されたもの

青葉神社 鳥居

出典:PIXTA

白い石造りの大鳥居が目を引く、青葉神社参道入り口。

現在の鳥居は2014年(平成26)に再建されたもので、前の鳥居は2011年の東日本大震災で倒壊してしまいました。

ここから拝殿までは、長い階段が続きます。階段といえば、仙台最長の階段で有名な「亀岡八幡宮」にもぜひお参りしておきたいところ。

手水舎には……?

青葉神社 手水舎

青葉神社の手水舎です。伊達家で古くから使われている家紋、縦線が三本入った三引家紋が施されています。この家紋は神社の石灯篭などにも刻まれていました。

そして手水舎には、水を司る龍と甲冑姿の政宗公像があります。

青葉神社 手水舎 伊達政宗

三日月の兜を脱いだ政宗公を初めて見ました。眼帯は付いてますね。

政宗公の正室を祀っていた「旧愛姫社の鞘堂」

旧愛姫社の鞘堂

手水舎のすぐ近くにあるこちらは、かつて境内に鎮座していた「愛姫社」を守っていた鞘堂です。英姫神社は政宗公の正室・愛姫(めごひめ)を祀っており、雨風から守るために本殿はこちらの鞘堂の中に安置されていました。
しかし第二次世界大戦後、破壊を防ぐために本殿は鞘堂から青葉神社の本殿へと移されたそうです。そのため、愛姫は政宗公と共に青葉神社に祀られています。

青葉神社の拝殿

青葉神社

こちらは拝殿。1927年(昭和2)に建てられたもので、台湾檜の良材を用いているそうです。

青葉神社 拝殿 中
入母屋造の屋根に、内部は畳敷きの一室。天井は、細い角材を格子に組んで板を張った格天井という造りをしています。

この日は扉が開いており、中に安置されているご神体の鏡が見えました。

政宗公の家臣を祀る「祖霊社」

青葉神社 祖霊社
拝殿を正面に右手をみると、小さな池と、橋がかかる小島に建つ社が見えます。1879年(明治12)に建立された祖霊社(それいしゃ)で、政宗公に仕えた家臣たちが祀られています。

青葉神社の御朱印について

青葉神社 御朱印

青葉神社の御朱印は社務所でいただけます。お代はお気持ちで、とのこと。伊達政宗の騎馬姿が描かれた御朱印帳も人気です。

御朱印の受付時間:9:00~17:00
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青葉神社と仙台青葉まつり

仙台青葉まつり

例年5月の第3土・日曜日に開催される「仙台青葉まつり」。今や“仙台三大祭り”の1つとして、県外からも多くの観光客が訪れるビックイベントです。

本まつり(日曜日)には、青葉神社の神輿渡御(とぎょ)が行われ、祭の見どころとなっています。

 

今から200年以上前の江戸時代、仙台藩最大の祭「仙台祭」が行われていました。徳川家康を祀る「仙台東照宮」の例祭として、藩をあげて盛大に行われたそうです。

明治になると、「仙台祭」は青葉神社の例祭に変わり、政宗公の命日である5月24日に執り行われるようになります。「青葉祭り」と呼ばれ、とくに明治18年政宗公没後250年祭、昭和10年の300年祭は盛大に行われたようです。

仙台青葉まつり

撮影:ライターstingrayライターstingray

その後、昭和40年代には交通事情により途絶えてしまうものの、昭和60年に市民の「仙台青葉まつり」として復活。現在へと至っています。

アクセスなどの基本情報

住所:

宮城県仙台市青葉区青葉町7-1

営業時間:

24時間

・祈祷受付10:00~15:00
・授与品・朱印受9:00~17:00

アクセス:

【公共交通の場合】

JR・仙台市地下鉄南北線「北仙台」駅より徒歩約7分

【クルマの場合】

東北道「仙台宮城」ICより約20分

駐車場:

無料/20台

HP:

https://www.aoba-jinja.com/

青葉神社がある北山エリアを散策しよう!

東昌寺 仙台

青葉神社が鎮座する北山エリアは、仙台城から見て艮(うしとら)の方角に当たります。艮は北東のことで、古より鬼が出入りする方角「鬼門(きもん)」と考えられていました。そのため鬼門には神社や寺院が建てられ、魔を封じ込める役割を担っていたといわれています。

北山エリアには、青葉神社のほかに伊達家ゆかりの寺院が集結しており、「北山五山」と呼ばれています。

青葉神社がある場所は、伊達家の菩提寺「東昌寺」の境内でした。東昌寺から敷地西側3分の2を提供され、青葉神社が建てられたそうです。
青葉神社を参拝した後は、ぜひ北山エリアを散策してみてくださいね。

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※掲載されている情報は最新のものとは限りません。現地にお越しの際には必ず施設の公式サイトもご確認ください。

青葉神社
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編集部員 M
編集部員 M

GOGO MIYAGI!記事執筆担当。関東出身・在住ですが、宮城の魅力にハマり、夜行バスで通う日々。ペーパードライバーなので、旅は徒歩・バス・電車が中心。地元民じゃないからこそ発見できる、宮城の魅力をお伝えします。

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