【宮城・山形】蔵王の紅葉名所・穴場ガイド2020

2020/08/11 更新

アイキャッチ画像出典:PIXTA

蔵王の紅葉ベストシーズンは9月下旬~10月下旬

蔵王 黄葉

出典:写真AC

宮城県と山形県の境目に連なる蔵王連峰(ざおうれんぽう)。標高1,500m以上の山々が連なり、刈田岳(かりただけ)にはエメラルドグリーンの火口湖「御釜(おかま)」があります。

蔵王連峰 紅葉

出典:PIXTA

今回ご紹介する紅葉スポットは、そんな蔵王連峰を中心とした周辺エリア。※標高が高く昼夜で寒暖差があるため、色濃く鮮やかに色づいた美しい紅葉がみられます。

 

※夜の気温が高いと、昼間つくった糖分を使って活動するため、鮮やかな色に染まりにくい。一般的に朝の気温が5℃以下の日が続くと、美しい紅葉がみられる。

色づきはじめ・見頃はいつ?

蔵王連峰の【山頂付近(御釜・蔵王エコーラインなど)】と【麓(蔵王中央高原など)】では、気温差もあるため色づく時期・見頃が異なります。

▼色づきはじめ
【山頂付近】の色づきはじめは、9月下旬
【麓】の色づきはじめは、10月中旬

▼見ごろ
【山頂付近】の見ごろは、9月下旬~10月上旬頃

【麓】の見ごろは、10月中旬~10月下旬頃

見納めはいつ?

気温が低い場所、つまり蔵王連峰の山頂付近から紅葉がはじまり、徐々に標高の低い麓へと広がっていきます。ですから見納めがくるのも、山頂付近が早いです。

【山頂付近】10月中旬~10月下旬頃

【麓】10月中旬~10月下旬頃

 

※紅葉の色づき状況は日々変わってきます。現在の色づき状況などは、問い合わせ先までご確認の上お出掛けください。

紅葉の王道名所「蔵王エコーライン」と「御釜」

写真提供:宮城県観光課(蔵王エコーライン)

蔵王エリアの紅葉名所として外せない「蔵王エコーライン」。宮城県と山形県を結ぶ道路であり、御釜へ行くのに必ず通る道です。

 

進むたびに標高がグングンと上がっていき、車窓からみえる景色も変わっていく。晩夏の気配が残る緑から、赤、黄、橙といった錦秋へと染まっていく……。そんな景色の変化をみられるのも、蔵王エコーラインの醍醐味。カーブの多い道路なので、車酔いをする方は酔い止め持参しておくと安心ですよ。

御釜を観光するなら「リフト」を利用するのも手!

蔵王 お釜 紅葉

写真提供:蔵王町(秋の御釜)

エメラルドグリーンの火口湖、「御釜(おかま)」。日の光が入る角度によって湖面の色が変化することから、”五色沼”とも呼ばれています。宮城を代表する景勝地であり、紅葉シーズン中は御釜観光とドライブをセットで訪れる人も多く、道路の渋滞を避けられません。

 

御釜も観光する際は、蔵王ハイラインではなくエコーライン沿い(山形県側)にある「蔵王刈田リフト」を利用するのもオススメです(詳しくは次項でご紹介します)。

御釜は有名な観光地なだけあり、駐車場が近付くに連れ渋滞してましたので、行かれる方はご注意を。(出典:じゃらん

ドライブしながら見に行きました。御釜を見に行く車や紅葉を見る車でかなり混雑します。本当に紅葉が綺麗で癒されました。(出典:じゃらん

蔵王(宮城側)のオススメ紅葉名所4選

続いては蔵王エコーライン以外の紅葉名所をみていきましょう! まずは宮城県側の蔵王エリアです。

① 大黒天駐車場・賽の磧(さいのかわら)・刈田岳線登山コース

蔵王エコーライン 大黒天

出典:PIXTA(賽の磧(さいのかわら)・刈田岳線登山コースより)

蔵王エコーライン沿い、標高1,432m地点にある「大黒天(だいこくてん)」。景色がみえるのは、駐車場から道路を挟んだ向かい側。石造りの大黒天様を祀っていることから、その名がつきました。

 

また大黒天には、御釜のみえる「刈田山山頂(標高1,758m)」へと続く登山道「賽の磧(さいのかわら)・刈田岳線登山コース」の入口があります(片道約60分/約1.8km)。トレッキング装備などを準備したうえで、紅葉トレッキングを楽しみましょう。

駐車場:有り/無料

トイレ:なし

お問い合わせ:0224-34-2725(蔵王町観光案内所)

② 駒草平(こまくさだいら)展望台

秋の蔵王の駒草平展望台

出典:PIXTA(写真中央が不帰の滝)

名称通り、6月中旬~7月にかけて咲く高山植物の女王コマクサの群生地。断崖絶壁に立つ展望台からは、「不帰の滝」や蔵王連峰の奥羽山脈の山並みを望めます。

 

火山岩が突出した荒々しい岩肌を、紅葉した低木が覆う光景は火山地帯ならではの絶景です。

駐車場:有り/無料

トイレ:あり

お問い合わせ:0224-34-2725(蔵王町観光案内所)

 

③ 滝見台(三階の滝・地蔵滝・不動の滝)

三階滝

出典:PIXTA(三階の滝。落差53.5m、幅16m、滝つぼ32cm)

滝見台は日本の滝百選の一つ「三階の滝(さんかい)」と「地蔵滝(じぞうたき)」「不動滝(ふどうたき)」を望める絶景のビュースポット。滝の周囲を紅葉した木々が覆い、まるで絵本の世界のような美しい景観を望めます。

駐車場:有り/無料

トイレ:なし

お問い合わせ:0224-34-2725(蔵王町観光案内所)

④ 不動滝展望台(蔵王不動尊)

紅葉と蔵王 不動の滝

出典:PIXTA(不動滝)

先ほど紹介した滝見台からもみえる「不動滝(ふどうたき)」。より近くで鑑賞するなら、車で1㎞ほど上った先にある「不動滝展望台」へも足を伸ばしてみてください。

 

不動滝展望の入口には、少し怖いと囁かれている炎を背負った「蔵王不動尊」の彫刻がドンと構えています。

駐車場:有り(入口手前・道路を挟んだ向かい側の2ヶ所)/無料

トイレ:あり(道路を挟んだ向かい側の駐車場にあり)

お問い合わせ:0224-34-2725(蔵王町観光案内所)

蔵王(山形側)のオススメ紅葉名所6選

山形側の麓には「蔵王温泉街」が広がり、日本スキーの”メッカ”とも称される「蔵王温泉スキー場」があることで有名です。蔵王連峰(地蔵山、鳥兜山)に向かって3つのロープウェイ「蔵王ロープウェイ」「蔵王中央ロープウェイ」「蔵王スカイケーブル(冬季のみ営業)」が伸びており、紅葉の空中散歩を楽しめますよ!

① 蔵王刈田リフト

山形蔵王 刈田rリフト

出典:PIXTA(蔵王刈田リフト)

紅葉シーズンは渋滞を避けられない蔵王エコーライン。とくに御釜の駐車場へ続く「蔵王ハイライン」に近づくに連れて、渋滞が発生します。

 

御釜も一緒に観賞したい!という方は「蔵王刈田リフト」を利用してみるのも手。リフト周辺を紅葉した木々が生い茂り、運転を頑張ってくれたお父さんもじっくり景色を楽しめます。

 

リフトの乗車時間は約8分。リフト降り場から御釜の観賞ポイントまでは、徒歩5分ほどで到着します。

 

【蔵王刈田リフトの基本情報】

所在地:

〒999-3113 山形県上山市蔵王坊平高原

営業期間:

4月下旬〜11月上旬

営業時間:

9:00〜16:00

料金:

往復…750円(満6歳以上から有料)

片道…450円

駐車場:

あり/無料/50台(刈田駐車場)

お問い合わせ:

023-679-2311(蔵王ライワールド)

蔵王刈田リフトの詳細ページはこちら

 

② 御田ノ神園地(おだのかみえんち)

御田ノ神園地

出典:PIXTA

先ほど紹介した刈田リフトに併設している「刈田駐車場」から徒歩5分ほどで着く「御田ノ神園地(おだのかみえんち)」。周遊できるよう木道の遊歩道が整備され、ゆっくり歩いても1時間ほどで回れます。

 

湿原を覆う草木が黄金色に輝く”草紅葉(くさもみじ)”がみられるほか、熊野岳をはじめとする蔵王連峰の山々も望めるビュースポット。御釜観賞の帰りなどに、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

【御田ノ神園地の基本情報】

所在地:

〒990-2301 山形県上山市蔵王

営業時間:

なし

料金:

無料

駐車場:

あり(刈田駐車場を利用)

③ 蔵王ロープウェイ→いろは沼→地蔵山頂駅

蔵王ロープウェイと紅葉
出典:PIXTA(蔵王ロープウェイからの眺め)

山形蔵王の麓に広がる蔵王温泉街にある「蔵王ロープウェイ」。秋は紅葉、冬はスキー・スノーボード、樹氷観賞を楽しむ観光客で賑わいます。

 

今回ご紹介するのはロープウェイ+軽いトレッキングを楽しむコース。まずは「蔵王山麓駅」から最大50人ほど乗れるゴンドラに乗り、紅葉を眼下に空中散歩を7分ほど楽しみます。

蔵王 いろは沼

出典:PIXTA(いろは沼)

「樹氷高原駅(標高1,331m)」でゴンドラを降り、「ユートピア第1夏山リフト」に乗り換え約5分。リフト降り場から300mほど歩くと「いろは沼」に到着します。

 

沼を一周するように木道の遊歩道が整備され、ゆっくり歩いて1時間ぐらいのコ―ス。御田ノ神園地同様に”草紅葉(くさもみじ)”がみられ、秋の湿地帯ならではの景観を楽しめます。

 

>>いろは沼のコース詳細はこちら

蔵王ロープウェイ「地蔵山頂駅」からの眺め

出典:PIXTA(蔵王地蔵山頂駅からの眺め)

余力があれば蔵王ロープウェイ・山頂線に乗り約10分、終点の「蔵王地蔵山頂駅(標高1,661m)」へ。展望台からは360℃の紅葉パノラマを楽しめます。

 

「地蔵山」や御釜のある「熊野岳」、「刈田岳」への登山口、冬には胸から下の胴体が雪に埋もれてしまう「蔵王地蔵尊」、「蔵王自然植物園」などがあります。

 

【蔵王ロープウェイの基本情報】

所在地:

〒990-2301 山形市蔵王温泉229-3

営業時間:

【ロープウェイ(山麓線)】

8:30〜17:00

※天候状況により運転を休止する場合もあり

料金:

【山麓駅→樹氷高原駅まで】

大人(片道)…800円

子ども(片道)…400円

【山麓駅→地蔵山頂駅まで】

大人(片道)…1,500円

子ども(片道)…800円

【夏山リフト】

大人(片道)…800円

子ども(片道)…400円

駐車場:

あり(無料/約200台)

お問い合わせ:

023-694-9518(蔵王ロープウェイ)

蔵王ロープウェイの公式HPはこちら

④ 蔵王中央ロープウェイ→ドッコ沼

蔵王中央ロープウェイと紅葉

出典:PIXTA

蔵王ロープウェイから徒歩5分ほどの場所にある「蔵王中央ロープウェイ」。蔵王ロープウェイ同様、冬はスキーやスノーボード、樹氷観光で賑わいます。

 

蔵王ロープウェイと降車する位置が違うため、ゴンドラからみえる景色も違ってきます。両方乗車してみるのもアリ。

蔵王 ドッコ沼

出典:PIXTA(ドッコ沼)

「中央ロープウェイ温泉駅」からロープウェイに乗り約7分、「鳥兜(とりかぶと)駅」へ。降り場から15分ほど歩けば「ドッコ沼(標高1,264m)」に着きます。

 

エメラルドグリーンの美しい湖面が特徴ですが、なぜこの色になっているのかは解明されていません。沼底から湧き出ている水は枯れることがないそう。竜神が棲んでいた伝説も残る、少し不思議なスポットです。

 

余力があれば「蔵王中央高原散策路」を歩いてみるのもオススメ。アップダウンも少なく観光客も歩きやすいハイキングコースとなっており、深いブナ林にかこまれた「片貝沼」「目玉沼」「うつぼ沼」などの湖沼巡りも楽しめます。

 

>>中央高原散策路のコース詳細はこちら

 

【蔵王中央ロープウェイの基本情報】

所在地:

〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉940-1

営業時間:

[4月1日~10月31日]

8:30〜17:00

[11月1日~12月20日]

8:30~16:00

ロープウェイの時刻表はこちら

※天候状況により運転を休止する場合もあり

料金:

大人(片道)…800円

子ども(片道)…400円

ペット(片道)…200円

駐車場:

あり(平日無料・土日祝祭日は1台1,000円(普通車)/約100~150台)

お問い合わせ:

023-694-9168(蔵王中央ロープウェイ)

蔵王中央ロープウェイの公式HPはこちら

⑤ 蔵王高原坊平(ざおうこうげんぼうだいら)

蔵王坊平高原と紅葉

出典:PIXTA

蔵王連峰の裾野、標高1,000mから1,200mにかけて広がる高原「蔵王高原坊平(ざおうこうげんぼうだいら)」。エコーラインやロープウェイに比べ、訪れる人も少ない穴場です。カエデの紅葉と黄葉したブナや白樺のコラボレーションがつくり出す景観は、まるで童話の世界のよう。ゆっくり紅葉観賞を楽しみたい方にオススメ。

 

【蔵王高原坊平の基本情報】

所在地:

〒999-3114  山形県上山市蔵王高原坊平

営業時間:

なし

料金:

無料

駐車場:

あり/無料/約50台

お問い合わせ:

023-672-1111(上山市観光課)

⑥ 鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)

蔵王高原坊平よりもさらに穴場の名所、「鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)」。蔵王温泉街から徒歩15分ほどで行けます。沼の周囲には一周約1.2kmほどの遊歩道があり、アップダウンも少なく1時間ほどで回れるので紅葉ハイキングにピッタリ!

 

散策コースには、小さい滝が階段状に続く「横倉滝(よこくらたき)」などもあったり、湖面に映る逆さ蔵王を狙うカメラマンもいたり、フォトジェニックな要素もチラホラ。

 

【鴫の谷地沼の基本情報】

所在地:

〒999-3112 山形県上山市小倉大森山1980

営業時間:

なし

料金:

無料

アクセス:

・山形自動車道 山形道蔵王I.Cより西蔵王高原ライン(有料)経由で約20分

・山交バス「蔵王温泉バスターミナル」から徒歩約20分

駐車場:

あり/無料(沼まで徒歩約5分)

宮城と山形、両方楽しもう!

出典:PIXTA(いろは沼)

いかがでしたか? 同じ蔵王エリアでも宮城県と山形県では、見所がまったく異なります。シーズン中の蔵王エコーラインは混雑必須なので、トイレ対策はしっかりと。

 

また山頂付近は地上よりも-10℃以下になるほど気温差があるため、9月でも防寒対策は必須。天候も変わりやすいので、雨具などもあるといいですね。

     

    蔵王 ドッコ沼 紅葉
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    GOGO MIYAGI 編集部
    GOGO MIYAGI 編集部

    GOGO MIYAGI!運営&記事編集担当。マグロとすんだ餅が好物。宮城にある神社や仏閣、景勝地、B級スポットの発掘に日々没頭中。読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。