② 御釜
蔵王のシンボルで、エメラルドグリーンの火口湖「御釜」。蔵王エコーラインから分岐し、御釜の手前まで続く蔵王ハイライン(有料道路)を通っていきます。ハイラインの駐車場から御釜まで、徒歩3分ほど。
紅葉シーズン中はとくに混雑するため、蔵王エコーラインから道路の渋滞を避けられません。
御釜へ行く場合は、蔵王エコーライン沿い(山形県側)にある「蔵王刈田リフト」の利用がオススメ。
アクセス:東北自動車道 白石I.C(または村田I.C)より蔵王エコーライン・ハイライン経由で約60分
蔵王(宮城側)のオススメ紅葉名所4選
続いては蔵王エコーライン以外の紅葉名所をみていきましょう! まずは宮城県側の蔵王エリアです。
① 大黒天駐車場・賽の磧(さいのかわら)・刈田岳線登山コース
蔵王エコーライン沿い、標高1,432m地点にある「大黒天(だいこくてん)」。景色がみえるのは、駐車場から道路を挟んだ向かい側。石造りの大黒天様を祀っていることから、その名がつきました。
また大黒天には、御釜のみえる「刈田山山頂(標高1,758m)」へと続く登山道「賽の磧(さいのかわら)・刈田岳線登山コース」の入口があります(片道約60分/約1.8km)。トレッキング装備などを準備したうえで、紅葉トレッキングを楽しみましょう。
見頃:10月上旬~10月中旬
アクセス:東北自動車道 白石I.C(または村田I.C)より遠刈田温泉方面へ、蔵王エコーラインを通り約50分(大黒天駐車場)
② 駒草平(こまくさだいら)展望台
名称通り、6月中旬~7月にかけて咲く高山植物の女王コマクサの群生地。断崖絶壁に立つ展望台からは、「不帰の滝」や蔵王連峰の奥羽山脈の山並みを望めます。
火山岩が突出した荒々しい岩肌を、紅葉した低木が覆う光景は火山地帯ならではの絶景です。
見頃:例年10月上旬~10月中旬
アクセス:東北自動車道 白石I.C(または村田I.C)よりより遠刈田温泉方面へ、蔵王エコーラインを通り約45分
③ 滝見台(三階の滝・地蔵滝・不動の滝)
滝見台は日本の滝百選の一つ「三階の滝(さんかい)」と「地蔵滝(じぞうたき)」「不動滝(ふどうたき)」を望める絶景のビュースポット。
滝の周囲を紅葉した木々が覆い、まるで絵本の世界のような美しい景観を望めます。
見頃:例年10月中旬~10月下旬
アクセス:東北自動車道 白石I.C(または村田I.C)よりより遠刈田温泉方面へ、蔵王エコーラインを通り約35分
④ 不動滝展望台(蔵王不動尊)
先ほど紹介した滝見台からもみえる「不動滝(ふどうたき)」。より近くで鑑賞するなら、車で1㎞ほど上った先にある「不動滝展望台」へも足を伸ばしてみてください。
不動滝展望の入口には、少し怖いと囁かれている炎を背負った「蔵王不動尊」の彫刻がドンと構えています。
見頃:例年10月中旬~10月下旬
アクセス:東北自動車道 白石I.C(または村田I.C)よりより遠刈田温泉方面へ、蔵王エコーラインを通り約35分
⑤ 長老湖
長老湖(ちょうろうこ)があるのは、南蔵王エリアにあたる七ヶ宿町(しちかしゅくまち)。
蔵王連峰の一角をなす「不忘山(ふぼうさん)」の麓にある湖で、近くには東北一の長さを誇る吊り橋があります。
湖畔を周遊できる遊歩道を散策したり、紅葉シーズン中はボートのレンタルを行っているので、湖上から紅葉狩りを楽しむこともできます。
見頃:例年10月下旬~11月中旬
アクセス:東北自動車道 白石I.Cより約40分
⑥ やまびこ吊り橋
先ほどご紹介した「長老湖」の遊歩道から、徒歩15分ほどの場所にある「やまびこ吊り橋」。
東北一といわれる吊り橋の長さは、全長およそ120mあります。
吊り橋がかかるのは、白石川の支流・横川が形成した横川渓谷。
橋の上からのぞむ景色(写真上)は、長老湖とともに「みやぎ蔵王三十六景」に選ばれています。
見頃:例年10月下旬~11月中旬
アクセス:東北自動車道 白石I.Cより約45分
※長老湖から徒歩約15分
⑦ 滑津大滝
滑津大滝(なめつおおたき)も、七ヶ宿町にあります。新鮮野菜などの地場産品を販売する「旬の市 七ヶ宿」の駐車場近くに、滝へ降りる階段があるので下っていきます。
高さ約10m、幅約30mの豪快な滝で、水量が多いことで知られる迫力満点の滝です。紅葉シーズン中、夜間ライトアップが行われます。
見頃:例年10月中旬~11月上旬
アクセス:東北自動車道 白石I.Cより約40分(旬の市 七ヶ宿)
■宮城蔵王の温泉でゆっくりしよう!
紅葉狩りを楽しんだ後は、宮城蔵王の温泉はいかがでしょうか?
古から湯治場として栄えた「遠刈田温泉」、蔵王国定公園内に佇む一軒の湯治宿「峩々温泉」、奥州の薬湯と言われる「鎌先温泉」など、温泉地がたくさんあります! ぜひチェックしてみてくださいね。
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蔵王(山形側)のオススメ紅葉名所6選
山形側の麓には「蔵王温泉街」が広がり、日本スキーの”メッカ”とも称される「蔵王温泉スキー場」があることで有名です。蔵王連峰(地蔵山、鳥兜山)に向かって3つのロープウェイ「蔵王ロープウェイ」「蔵王中央ロープウェイ」「蔵王スカイケーブル(冬季のみ営業)」が伸びており、紅葉の空中散歩を楽しめますよ!
① 蔵王刈田リフト
紅葉シーズンは渋滞を避けられない蔵王エコーライン。とくに御釜の駐車場へ続く「蔵王ハイライン」に近づくに連れて、渋滞が発生します。
御釜も一緒に観賞したい!という方は「蔵王刈田リフト」を利用してみるのも手。リフト周辺を紅葉した木々が生い茂り、運転を頑張ってくれたお父さんもじっくり景色を楽しめます。
リフトの乗車時間は約8分。リフト降り場から御釜の観賞ポイントまでは、徒歩5分ほどで到着します。
見頃:例年9月下旬~10月上旬
アクセス:東北中央自動車道 山形上山I.Cより約60分
【蔵王刈田リフトの基本情報】
所在地:〒999-3113 山形県上山市蔵王坊平高原
営業期間:4月下旬〜11月上旬
営業時間:9:00〜16:00
料金:片道450円/往復750円(満6歳以上から有料)
駐車場:あり/無料/50台(刈田駐車場)
URL:http://www.zaoliza.co.jp/smmr/trekking/kattalift.html
② 御田ノ神園地(おだのかみえんち)
先ほど紹介した刈田リフトに併設している「蔵王刈田リフトの駐車場」から徒歩5分ほどで着く「御田ノ神園地(おだのかみえんち)」。周遊できるよう木道の遊歩道が整備され、ゆっくり歩いても1時間ほどで回れます。
湿原を覆う草木が黄金色に輝く”草紅葉(くさもみじ)”がみられるほか、熊野岳をはじめとする蔵王連峰の山々も望めるビュースポット。御釜観賞の帰りなどに、ぜひ立ち寄ってみてください。
見頃:例年9月下旬~10月上旬
アクセス:東北中央自動車道 山形上山I.Cより約60分
※蔵王刈田リフトの駐車場」より徒歩約5分
【御田ノ神園地の基本情報】
所在地:〒990-2301 山形県上山市蔵王
料金:無料
駐車場:あり(刈田駐車場を利用)