③ 蔵王ロープウェイ→いろは沼→地蔵山頂駅
山形蔵王の麓に広がる蔵王温泉街にある「蔵王ロープウェイ」。秋は紅葉、冬はスキー・スノーボード、樹氷観賞を楽しむ観光客で賑わいます。
今回ご紹介するのはロープウェイ+軽いトレッキングを楽しむコース。まずは「蔵王山麓駅」から最大50人ほど乗れるゴンドラに乗り、紅葉を眼下に空中散歩を7分ほど楽しみます。
「樹氷高原駅(標高1,331m)」でゴンドラを降り、「ユートピア第1夏山リフト」に乗り換え約5分。リフト降り場から300mほど歩くと「いろは沼」に到着します。
沼を一周するように木道の遊歩道が整備され、ゆっくり歩いて1時間ぐらいのコ―ス。御田ノ神園地同様に”草紅葉(くさもみじ)”がみられ、秋の湿地帯ならではの景観を楽しめます。
余力があれば蔵王ロープウェイ・山頂線に乗り約10分、終点の「蔵王地蔵山頂駅(標高1,661m)」へ。展望台からは360℃の紅葉パノラマを楽しめます。
「地蔵山」や御釜のある「熊野岳」、「刈田岳」への登山口、冬には胸から下の胴体が雪に埋もれてしまう「蔵王地蔵尊」、「蔵王自然植物園」などがあります。
見頃:例年9月下旬~10月中旬
アクセス:東北中央自動車道 山形上山I.Cより約20分(蔵王ロープウェイまで)
【蔵王ロープウェイの基本情報】
所在地:〒990-2301 山形市蔵王温泉229-3
営業時間:【ロープウェイ(山麓線)】8:30〜17:00
※天候状況により運転を休止する場合もあり
料金:
【山麓駅→地蔵山頂駅まで】大人(片道)1,800円/子ども(片道)900円
【山麓駅→樹氷高原駅まで】大人(片道)1,000円/子ども(片道)500円
【夏山リフト】大人(片道)300円/子ども(片道)200円
駐車場:あり(無料/約200台)
お問い合わせ:023-694-9518(蔵王ロープウェイ)
URL:http://zaoropeway.co.jp/
④ 蔵王中央ロープウェイ→ドッコ沼
蔵王ロープウェイから徒歩5分ほどの場所にある「蔵王中央ロープウェイ」。蔵王ロープウェイ同様、冬はスキーやスノーボード、樹氷観光で賑わいます。
蔵王ロープウェイと降車する位置が違うため、ゴンドラからみえる景色も違ってきます。両方乗車してみるのもアリ。
「中央ロープウェイ温泉駅」からロープウェイに乗り約7分、「鳥兜(とりかぶと)駅」へ。降り場から15分ほど歩けば「ドッコ沼(標高1,264m)」に着きます。
エメラルドグリーンの美しい湖面が特徴ですが、なぜこの色になっているのかは解明されていません。沼底から湧き出ている水は枯れることがないそう。竜神が棲んでいた伝説も残る、少し不思議なスポットです。
余力があれば「蔵王中央高原散策路」を歩いてみるのもオススメ。アップダウンも少なく観光客も歩きやすいハイキングコースとなっており、深いブナ林にかこまれた「片貝沼」「目玉沼」「うつぼ沼」などの湖沼巡りも楽しめます。
見頃:例年10月中旬
アクセス:山形自動車道 山形蔵王I.Cより約35分(蔵王中央ロープウェイまで)
【蔵王中央ロープウェイの基本情報】
所在地:〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉940-1
営業時間:
[4月1日~10月31日]8:30〜17:00
[11月1日~12月16日]8:30~16:00
[12月17日~3月31日]平日8:15~17:00
※天候状況により運転を休止する場合もあり
料金:大人(片道)1,000円/子ども(片道)500円/ペット(片道)300円
駐車場:あり(平日無料・土日祝祭日は1台1,000円(普通車)/約100~150台)
お問い合わせ:023-694-9168(蔵王中央ロープウェイ)
⑤ 蔵王高原坊平(ざおうこうげんぼうだいら)
蔵王連峰の裾野、標高1,000mから1,200mにかけて広がる高原「蔵王高原坊平(ざおうこうげんぼうだいら)」。エコーラインやロープウェイに比べ、訪れる人も少ない穴場です。
カエデの紅葉と黄葉したブナや白樺のコラボレーションがつくり出す景観は、まるで童話の世界のよう。ゆっくり紅葉観賞を楽しみたい方にオススメ。
見頃:例年10月中旬~10月下旬
アクセス:東北中央自動車道 山形上山I.Cより約30分、もしくはかみのやま温泉I.Cより約40分
【蔵王高原坊平の基本情報】
所在地:〒999-3114 山形県上山市蔵王高原坊平
料金:無料
駐車場:あり/無料/約50台
⑥ 鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)
蔵王高原坊平よりもさらに穴場の名所、「鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)」。蔵王温泉街から徒歩15分ほどで行けます。沼の周囲には一周約1.2kmほどの遊歩道があり、アップダウンも少なく1時間ほどで回れるので紅葉ハイキングにピッタリ!
散策コースを歩けば小さい滝が階段状に続く「横倉滝(よこくらたき)」があったり、湖面に映る逆さ蔵王を狙うカメラマンもいたり、フォトジェニックな写真も期待できます。
見頃:例年10月中旬
アクセス:山形自動車道 山形道蔵王I.Cより西蔵王高原ライン(有料)経由で約20分
【鴫の谷地沼の基本情報】
所在地:〒999-3112 山形県上山市小倉大森山1980
駐車場:あり/無料(沼まで徒歩約5分)
宮城と山形、両方楽しもう!
いかがでしたか? 同じ蔵王エリアでも宮城県と山形県では、見所がまったく異なります。シーズン中の蔵王エコーラインは混雑必須なので、トイレ対策はしっかりと。
また山頂付近は地上よりも-10℃以下になるほど気温差があるため、9月でも防寒対策は必須。天候も変わりやすいので、雨具などもあるといいですね。
※紅葉の色づき状況は日々変わってきます。現在の色づき状況などは、問い合わせ先までご確認の上お出掛けください。