ふれいあい牧場 蔵王ハートランド【午前】
およそ東京ドーム20個分の敷地をもつ、観光牧場「蔵王ハートランド」。
足元には緑の草原、背後には蔵王連峰の山々がそびえ、ロケーションが魅力的なスポットです。
しかも入場無料で、草原内にいるヤギやウサギ、ヒツジと触れ合えます。
またリードを付けていれば、愛犬の同伴もOK!
動物たちの触れ合いだけでなく、牧場内にある体験館ではチーズやバター、ソーセージにアイスクリーム作りができるイベントを毎日実施しています。
各体験は1週間前までに予約が必要です。
参加費は500~1,500円ほど(体験するプログラムによって異なります)。
作ったものはその場で食べたり、持ち帰ることも可能です。
また敷地内には牧場のお土産ショップや焼き立てのパン&ケーキ店、蔵王チーズをメインに使う飲食店が5店舗あります。
軽食からレストラン並みの食事メニューもあるので、ランチをここでとるのもいいですね。
【蔵王ハートランドの基本情報】
所在地:
〒989-0916 蔵王町遠刈田温泉字七日原201
営業時間:
9:30~17:00(4月上旬~11月下旬)
※11月~3月までは冬期休業
料金:
無料
アクセス:
東北自動車道 白石I.Cもしくは村田I.Cから国道4号線、県道12号線を経由「蔵王エコーライン」方面へ向かい遠刈田温泉へ。国道457号線を「白石・七ヶ宿」方面で約35分
駐車場:
あり/無料/100台
お昼はご当地グルメ「白石温麺」がオススメ!
白石の名物といえば、やはり白石温麺(しろいしうーめん)。
素麺(ソーメン)とは違って油を使用しておらず、ヘルシーで胃に優しいご当地グルメです。油で野菜を練りこんだ温麺だったり、クルミや醤油やゴマなどにつけて食べる温麺など、お店独自の味付けや食べ方があります。
温麺と名付けたのは、伊達政宗の右腕として名高い・片倉小十郎。
ひとりの青年が病で床に伏す父のために作った、という話を聞いた小十郎は感動し”温かい思いやりの心”と称えたことから”温麺”と名付けられたそうです。
白石城【午後~14時】
白石市のシンボル「白石城(しろいしじょう)」。
いつ築城されたかは明らかではありませんが、戦国時代はすでに伊達家の所領でした。
天正18年(1590年)の豊臣秀吉による”奥州仕置”により、一時は伊達家の手から離れたものの、関ヶ原の戦いを機に奪還。
以降は伊達政宗の腹心・片倉小十郎(景綱)が城主となり、およそ260年余り片倉家の居城でした。
現在の白石城は20世紀に入り、復元されたものです。国内でも数少ない木造による復元で、数百年の歳月にも耐え得るといわれています。
天守の高さは、石垣天端(最上部)から約16.7m。戦後の木造復元天守閣のなかでは、高さ・広さともに日本最大級!
天守の3階からは白石城下を一望でき、天気のいい日には蔵王連峰まで見通せます。
【白石城の基本情報】
所在地:
〒989-0251 宮城県白石市益岡町1-16(益岡公園内)
営業時間:
[4~10月] 9:00~17:00
[11月~3月] 9:00~16:00
休館日:
12月28日~12月31日
入館料:
大人400円、子ども(小・中・高校生)200円、未就学児無料
アクセス:
蔵王ハートランドから国道457号経由で約30分
駐車場:
城下広場駐車場(白石市役所となり)、益岡公園駐車場(白石高等学校の向かい側)、その他周辺の駐車場
片倉家中武家屋敷(旧小関家)【14~15時】
白石城城主・片倉家の家臣であった、小関家の屋敷です。
母屋、門、塀などすべて享保15年(1730)に建築されたもので、宮城県の指定文化財に登録されています。
母屋は囲炉裏のある茶の間に納戸、座敷を配した間取りです。
下級武士らの慎ましい暮らしを体現する簡素な造りで、素朴な和の雰囲気を感じられます。
【片倉家中武家屋敷の基本情報】
所在地:
〒989-0251 宮城県白石市西益岡町6-52
営業時間:
[4~10月] 9:00~17:00
[11月~3月] 9:00~16:00
休館日:
12月28日~12月31日
入館料:
大人200円、子ども(小・中・高校生)100円、未就学児無料
※白石城・ミュージアム・武家屋敷の共通券は大人800円、小人400円、未就学児無料
駐車場:
あり/無料/15台
2日目、時間があれば寄りたい観光スポット3選【15時以降】
お土産をみたりしながら、白石市内を散策して過ごすのもいいですね。最後に余力と時間があったら、寄りたいスポットをご紹介します。
① ファン必見「小十郎プラザ」
JR東北本線「白石駅」前のロータリにある「小十郎プラザ」。片倉小十郎のオリジナルグッズなどを販売しています。
TVアニメ「戦国BASARA」に出演した声優さんのサイン集、関連グッズもあり、ファンにはたまらないスポット。
また店内にはフリーノートが設置されており、キャラクターのイラストを描き残すファンも多いとか。
「ファンが作るグッズコーナー」などもあり、商品だけでないファンを楽しませる要素も魅力的といえます。
【小十郎プラザの基本情報】
所在地:
〒989-0243 宮城県白石市字沢目64-15
営業時間:
10:00~18:00
休業日:
12月29日~1月3日
アクセス:
JR東北本線「白石駅」を出て左側(宮城交通のバス停留場)後ろ
駐車場:
なし(近隣の有料駐車場を利用)
② 神明社
白石城に隣接している「神明社(しんめいしゃ)」。
平安時代の大同2年(807)といわれ、朝廷の命で東北征討へ来た坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が、この地に神様を招き祀ったのがはじまりと伝えられています。
片倉小十郎だけでなく、奥州藤原氏三代目当主・藤原秀衡(ふじわらのひでのり)をはじめ、織田信長や豊臣秀吉にも重宝された武将・蒲生氏郷(がもううじさと)、上杉景勝(上杉謙信の養子)の家臣・甘糟備後清長など、武将から厚く信仰されていました。
しかし明治32年に発生した”白石大火の際、社殿末社はじめ附属の建物の大半が焼失。
翌年5月に現在の地(白石城二の丸跡)に本殿を、同39年に拝殿を造営し現在の姿となっています。
ご祭神は天照大御神。伊達政宗、片倉小十郎も合祀(いくつかの神や霊を合わせて祀ること)されています。
【神明社の基本情報】
所在地:
〒989-0251 宮城県白石市益岡町1-17
拝観時間:
24時間
休業日:
なし
アクセス:
<車>
東北自動車道 白石I.Cより約10分
白石城を目標にし、「旧白石高等学校」に向かう坂を上る
<電車>
・JR東北本線「白石駅」より徒歩10分
・JR東北新幹線「白石蔵王駅」より徒歩20分
駐車場:
なし(城下広場駐車場」もしくは「益岡公園駐車場」を利用)
③ 白石城歴史探訪ミュージアム
白石城のある「益岡公園」内にある、3階建てのミュージアムです。
1階はお土産・食事処で、白石城のお土産や、片倉小十郎のオリジナルグッズ、宮城県や白石市の名産品を販売。2階は歴史資料館となっており、白石城が復元される過程などを紹介しています。
3階には3Dハイビジョン・シアターがあり、白石城にまつわる三作の映像作品を上映。
片倉小十郎(景綱)の息子・片倉重長(かたくらしげなが)が登場する、大阪夏の陣の秘話、戊辰戦争下に白石城で結ばれた「奥羽越列藩同盟」の秘話など、歴史好きにはたまらないエピソードです。
上映時間は約30~40分、チケットの購入が必要です。シアター上演時間のスケジュールはこちら
白石城歴史探訪ミュージアムの基本情報
所在地:
〒989-0251 宮城県白石市益岡町1-16(益岡公園内)
営業時間:
[4~10月] 9:00~17:00
[11月~3月] 9:00~16:00
※2月28日~12月31日は休館日
休業日:
12月29日~1月3日
料金(シアター鑑賞券):
一般400円、小・中・高校生200円、未就学児は無料
※入館は無料です
アクセス:
白石城・益岡公園内にあり
駐車場:
なし(城下広場駐車場」もしくは「益岡公園駐車場」を利用)
絶景、温泉、癒し、体験。白石・蔵王エリアで満喫しよう!
いかがでしたか? 宮城蔵王エリアの1泊2日モデルコースをご紹介しました。
自然豊かな蔵王エリア、そして伊達家の重臣・片倉家の足跡が残る白石エリア。
冬は蔵王の樹氷、春は白石川堤一目千本桜など、期間限定の観光スポットもあります。ぜひ四季折々の宮城蔵王をお楽しみください!