⑥ 令和の伊達政宗公騎馬像 / 仙台駅 牛たん通り(仙台市)
こちらはつい最近、令和2年(2020)「仙台駅」3階に設置された伊達政宗公騎馬像です。仙台駅に設置される騎馬像としては「3代目」にあたります。
先ほど紹介した「柴田町農村環境改善センター」にある初代仙台駅の騎馬像を計測し、3/4のサイズで制作されました。
高さ約2.5m、幅約2.6mの繊維強化プラスチック製。騎馬像はガラス内に収められています。
照明で金色のようにみえますが、騎馬像ならではの黒く凛々しいお姿です。政宗公の愛馬「五島」もピッカピカですよ!
仙台駅3階の「すし通り」「牛たん通り」をまっすぐ進み、牛たん通りの一番奥に騎馬像が設置されています。12年ぶりにおめみえした仙台駅3代目の伊達政宗公騎馬像、ぜひ一度ご覧あれ!
ちなみに仙台駅構内には写真上のようなレリーフもあります。こちらも探してみてくださいね!
政宗公と記念撮影ができる!?
仙台へ来た記念に、伊達政宗公と記念撮影はいかが? 騎馬像のすぐ近くにQRコードを読み込み、AR(拡張現実)アプリをダウンロード。あとはアプリを起動するだけです!
実際に筆者もARアプリを起動し、撮影してみました(写真上)。もちろん撮影した写真はスマホに保存できます。思い出づくりにぜひ。
■仙台駅の基本情報
所在地:
〒980-0021 仙台市青葉区中央1丁目10-10
アクセス:
<電車>
JR仙台駅3階の牛たん通り、すし通りを進み約1分
<車>
東北自動車道 仙台宮城I.Cから約13分
駐車場:
有料/仙台駅屋上駐車場
30分ごと210円
⑦ 黄金の伊達政宗公騎馬像 / 馬事博物館(岩沼市)
岩沼市の竹駒神社内にある「馬事博物館(ばじはくぶつかん)」。こちらには、渋い黄金色をした伊達政宗公騎馬像が展示されています。
サイズは等身大に近く、仙台城跡の騎馬像よりもひと回り小さいようです
馬事博物館にある騎馬像は、仙台城跡初代騎馬像をつくるにあたり、小室達氏が制作した原型試作品。なぜ竹駒神社にあるのでしょうか?
それには当時の岩沼馬市で※博労(ばくろう)を生業としていた、渡邊豊蔵(わたなべ とよぞう)氏が大きく関係しています。
お礼として、原型試作品を奉納した
渡邊氏は馬に関する貴重な収集品およそ1,000点以上を、竹駒神社に寄贈。これを受け、竹駒神社は昭和14年(1939)「馬事博物館」を建築します。
馬の動きを研究していた小室氏は、渡邊氏を訪ね馬に関する指導を受けました。その御礼として、騎馬像の試作原型品を竹駒神社に奉納したのです。
仙台城跡の騎馬像と比べてみると、馬の尻尾の形などが少し異なっています。試作品から施行錯誤し、仙台城跡の初代騎馬像が完成したのではないでしょうか。
※博労…牛や馬の仲買人のこと。産地の農家から牛や馬を買い取って売ったり交換したりする人。
■馬事博物館の基本情報
所在地:
〒989-2443 岩沼市稲荷町1-1竹駒神社
開館日:
2022年5月現在、建物の保存修復工事中のため閉館中で再開は現在未定。
1月1日~1月3日と「初午大祭」のみ
(初午大祭:旧暦2月初午の日から7日間)
アクセス:
<電車>
JR東北本線、常磐線「白石行」に乗車し約20分、「岩沼駅」下車徒歩約11分
<バス>
岩沼駅東口より岩沼市民バス「駅東・中央循環線③」に乗車(約6分)「竹駒神社前」で下車し徒歩で約1分
<車>
仙台東部道路 岩沼I.Cから約10分
入館料:
大人200 円、子ども100 円 (大学生以下)
駐車場:
無料/約300台
第一駐車場、第二駐車場あり
まだまだいっぱい!伊達政宗公騎馬像は他にもある
今回ご紹介した以外にも、まだ騎馬像が存在します。たとえば仙台駅前ガス灯の上にある小さな騎馬像。この騎馬像はガス灯とともにニュージーランドへ渡っています。仙台市役所前の郵便ポストの上にも騎馬像が置かれてました。
また、川崎町・青根温泉「不忘閣」の玄関前に小室達氏がつくったミニチュア騎馬像が置かれています。
さらに、白石市文化体育活動センター(ホワイトキューブ)には、イケメンの戦国BASARA伊達政宗公騎馬像が設置されているそうですよ!
あなたも騎馬像を探す旅に出かけてみませんか?