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「七ヶ宿ダム」見学ツアーに参加!冬のイルミネーションは必見です

2022/01/12 更新

今回は仙台から南へ75分ほど車を走らせ、七ヶ宿町にある「七ヶ宿ダム」を取材。事前に予約を済ませて、ダムの施設見学を初めて体験してきました。この記事では、ダムの内部やダム本体上部からの眺望など、筆者独自の視点からお伝えいたします。

アイキャッチ出典:撮影 筆者
記事中画像:撮影 筆者

七ヶ宿ダムは宮城県最大のダム

七ヶ宿ダム メイン

宮城県南西部、刈田郡七ヶ宿町に位置する七ヶ宿(しちかしゅく)ダム。

貯水量は宮城県最大で、型式は「中央コア型ロックフィルダム」、1991年(平成3)に完成しました。

 

また、七ヶ宿湖と呼ばれる湖はダムによってつくられた人造湖で、2005年(平成17)にダム水源地環境整備センターが選ぶ「ダム湖百選」に選ばれています。

七ヶ宿ダムの目的

七ヶ宿ダムの目的は主に4つあります。

洪水被害を軽減する洪水調節
宮城県内で使用する水道用水の供給
田畑に必要なかんがい用水の供給
川を正常に維持させるために必要な流量の確保

とくに水道用水は、仙台市を含む仙南仙塩地域8市9町に供給しており、宮城県の水がめとしてたいへん重要な役割を果たしています。

七ヶ宿ダムの施設を見学しよう

七ヶ宿ダムの施設見学は無料で行っていますが、前日までの事前予約が必要です。

 

【施設見学の申し込み、お問い合わせ】

国土交通省 東北地方整備局 七ヶ宿ダム管理所

電話番号:

0120-167-877

受付時間:

9:00~17:00(平日のみ)

案内時間:

9:30~17:00(12:00~13:00を除く)

ウェブサイトからの予約も可能です。公式ウェブサイトの予約ページは「こちら」。

それでは、さっそく七ヶ宿ダムの施設を見学してみましょう。

七ヶ宿ダムの施設見学スタート

七ヶ宿ダム 管理所 入口

写真提供:七ヶ宿ダム管理所

こちらが、今回取材させていただいた七ヶ宿ダム管理所。

 

訪問したのは、12月上旬の13時で、天気はくもりでした。この日の気温は6℃! 寒さが身にしみます。幸いなことに風は弱く穏やかで、ダム見学には良い日となりました。

七ヶ宿ダム管理所の1階へ

七ヶ宿ダム管理所の1階

まず入口にある専用電話で、見学訪問の旨を伝えて職員の到着を待ちます。

 

待ち時間の間にエントランス内を見てみると、ダムの役割などをパネルで学べる展示スペースがありました。また地域の自然に関するものも展示されおり、自由に見学できるようになっています。

七ヶ宿ダム周辺に生息する魚たちにも会えますよ。

ダムの設備や、水の行方を知る

七ヶ宿ダム 説明パネル

見学手続きを済ませ、検温と手指の消毒をしてからダム見学スタートです!

まずは、ダムが大雨の時に貯められる水の量や、その供給先について。水道水がおよそ7割を占めていますね。

七ヶ宿ダム 説明パネル2

ほかにも宮城県内のどこにダムの水が供給されているかなど、パネルを見ながらお話を聞きます。仙台市がおよそ半分!

七ヶ宿湖 大噴水 説明パネル

七ヶ宿湖の大噴水の高さは77m。仙台市中心部にある「三井ガーデンホテル仙台」が約81.5mなので、けっこうな高さがありますね!

 

七ヶ宿なので「7」の数字にこだわっているとのこと。

七ヶ宿ダム 説明パネル3

七ヶ宿ダム管理所では、ダムで自家発電した電気を使用しているそうです。

七ヶ宿ダム 全景

写真提供:七ヶ宿ダム管理所

こちらは上から見た七ヶ宿ダムの全景写真。見学場所の説明がありました。

 

さぁ、いよいよダムの内部へと進んで行きます!

ダム内部の監査廊へ

七ヶ宿ダム 監査廊

職員の案内に従って通路を進んで行きます。監査廊には窓がないので、真っ暗!
照明をつけるとトンネルのような通路になっていました。整備されているとてもきれいな通路です。そして照明を切り替えていただくと……

七ヶ宿ダム 青のイルミネーション

おお~!! っと思わず声が出ます。なんと、イルミネーションで飾られた幻想的で鮮やかなブルートンネルが現れました。

七ヶ宿ダム 青の監査路

後ろを振り返って見た通路。イルミネーションが、通路全体に長く続いているのが伝わるでしょうか。

 

歩を進めて次のイルミネーションポイントへ向かいます。

七ヶ宿ダム 冬のイルミネーション

少し進んだところで、いったんストップ。ここで照明を落として違う照明に切り替えるようです。すると……

イルミネーション冬バージョン

七ヶ宿ダム イルミネーション 冬バージョン1七ヶ宿ダム イルミネーション 冬バージョン3緑七ヶ宿ダム イルミネーション 冬バージョン2 赤

次々と変化する色に感動!内部を青く照らして下部両側には変化する光が設置されています。

まるで映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように、未来へ行ってきた跡にも見えました。ありがとうございます。

 

続いて第2のイルミネーションポイントへ。

七ヶ宿ダム クリスマスイルミネーション

第2のイルミネーションポイントに到着です。

こちらには12月らしい冬の飾り付けが施されていました。小さな子ども連れのファミリーも見学に来るようで、人気の撮影スポットだそうです。

 

冬のイルミネーションは、2021年12月1日~2022年3月31日までの期間限定。幻想的な光のトンネルをお見逃しなく!

七ヶ宿ダム 監査路

監査廊は長く、まだまだ続きます。左側に設置されている長いハシゴのような設備には、何本ものケーブルが整然と並んでいました。

七ヶ宿ダム お魚たち

七ヶ宿湖を泳ぐ、魚たちの姿が浮かび上がっています。

 

ダム内部の見学はここまで!

次はエレベーターを使って上部に行って外からダムを見学します。さっそく行ってみましょう。

ダム本体の上部へ

七ヶ宿ダム 堤体

外に出てきました。こちらは七ヶ宿湖や放流設備(ゲート)を望める、ダム本体の上の部分になります。ここからの眺望は、湖と周辺の山々や樹木などの風景がマッチしていて絶景ですよ。

七ヶ宿ダム 説明パネル4

ここで、七ヶ宿ダムの構造や特長の説明がありました。ダムの高さは90mあるそうです。18階建ての宮城県庁と同じくらいの高さなんだそう。

放流設備(ゲート)

七ヶ宿ダム 放流設備

少し移動して、放流施設を上から見学してみました。高さがあって、まるでスキーのジャンプ台のようです。

 

ゲートの機能は水門と同じようなもので、上下に開閉させて水の量を調整し下流へ流します。ゲートは、適切な貯水量を維持するための重要な設備なのです。

クレストゲート

七ヶ宿ダム クレストゲート

こちらは反対側にあるクレストゲートと呼ばれるものです。

通常の洪水調節はオリフィスゲートというゲートを使用しており、それ以上の大規模な洪水の調節は、より高さのあるクレストゲートで対応するそうです。

 

ゲートは、ワイヤーロープで操作する巻上機によって開閉します。ゲートの重量は、1門でなんと約60トン!

上水道取水塔

七ヶ宿湖

右手に見える設備が上水道取水塔。中央左側に円盤のように浮かんで見えるのが噴水船「七ヶ宿丸」です。

 

噴水の役割や噴水動画、打上時間、打上期間などが、下記の公式ウェブサイトで公開されています。

※2021年(令和3)の大噴水の運転は終了しています。運転再開は2022年(令和4)4月中旬の予定です。

七ヶ宿ダム|公式

 

ダムの施設見学は30分ほどで終わり、帰り際に「ダムカード」をいただきました!

ところで筆者は初めて知りましたが、「ダムカード」ってご存じですか?

ダムカード

七ヶ宿ダム カード

こちらが七ヶ宿ダムのダムカード。

ダムカードとは、2007年度(平成19)からダムを管理する国土交通省と独立行政法人水資源機構が、みなさんにダムのことをもっと知ってもらうためにつくったもの。

 

現在では、他にもダムを管理する一部の都道府県や発電事業者などがダムカードを作成し、ダム管理事務所やその周辺施設で配布しているそうです。

「30周年記念カード」には、施工中の写真やこだわり技術などが記載されています。七ヶ宿ダム竣工30周年を記念して作られ、無くなり次第配布終了になるそうです。

 

このような本も出てました。

ITEM
ダムカード大全集 Ver.2.0 / 宮島咲
出版社:スモール
発売日:2016年04月

 

それでは最後に、どのようにして七ヶ宿ダムが完成していったのか歴史を見てみましょう。

七ヶ宿ダムの歴史

七ヶ宿ダム 監査路 イルミネーション

写真提供:七ヶ宿ダム管理所

現在、七ヶ宿湖がある場所には、かつて「追見(おっけん)」「原(はら)」「渡瀬(わたらせ)」という3つの集落がありました。158世帯637人の人々が暮らしていたそうです。

1966年(昭和41)予備調査を開始
1970年(昭和45)現地調査を開始
1973年(昭和48)七ヶ宿ダム調査事務所開設
1973年(昭和48)実施計画調査を開始
1976年(昭和51)七ヶ宿ダム工事事務所に名称変更
1976年(昭和51)「七ヶ宿ダムの建設に関する基本計画」告示
1979年(昭和54)一般補償基準発表
1980年(昭和55)「七ヶ宿ダム建設事業に伴う一般補償に関する協定」調印
1981年(昭和56)七ヶ宿ダム本体建設第一期工事
1983年(昭和58)白石川転流(仮排水路へ)
1983年(昭和58)起工式
1984年(昭和59)着岩式
1985年(昭和60)洪水吐初打設
1985年(昭和60)コア盛立開始
1985年(昭和60)定礎式
1988年(昭和63)堤体盛立完了
1989年(平成元)試験湛水開始
1990年(平成2)洪水時最高水位到達
1990年(平成2)一般国道113号付替道路全線開通
1991年(平成3)七ヶ宿公園開園
1991年(平成3)竣功式
1992年(平成4)ダム管理移行
1993年(平成5)水と歴史の館がオープン
2001年(平成13)建設省より国土交通省に改組
2007年(平成19)水と雲の流れる広場を一般開放

長い歳月を経て完成した七ヶ宿ダム。かなりの時間と労力が注がれていたのがわかりますね。

ダム本体の完成後の1990年(平成2)と1991年(平成3)には、七ヶ宿湖を親しんでもらおうと「七ヶ宿町・湖水まつり」が開催されたそうです。

 

七ヶ宿ダムの取材はここまで。次は「道の駅 七ヶ宿」へ!

 

【七ヶ宿ダム管理事務所の基本情報】

住所:

宮城県刈田郡七ヶ宿町切通52-40

アクセス:

【公共交通の場合】

JR東日本・東北新幹線「白石蔵王」駅ー七ヶ宿町営バス「役場・なないろひろば」行き乗車ー「ダム管理所」バス停下車、徒歩すぐ

【クルマの場合】

東北道「白石」ICより約30分

駐車場:

無料/あり

七ヶ宿ダム|公式

「道の駅 七ヶ宿」で休憩タイム

七ヶ宿町 みちのえき

七ヶ宿ダム管理所から車で約7分のところにある「道の駅 七ヶ宿」。

すぐ目の前には、自然休養公園と七ヶ宿湖。春は桜、秋には紅葉が楽しめます。

 

道の駅内の「にぎわい産直売場」では、七ヶ宿町の特産品などを販売。軽食コーナーやレストランもあり、なかでも「七ヶ宿ダム湖カレー」は大人気メニューなんだとか。

また、駐車場内には、EV充電ステーションも完備しており充実した施設となっています。

 

最後に「七ヶ宿 そば街道」へ!

住所:

宮城県刈田郡七ヶ宿町上野8‐1

アクセス:

七ヶ宿ダム管理所より車で約7分

駐車場:

無料/(大型車5台、普通車35台)

ランチは「七ヶ宿そば街道」へ!

そば街道 七ヶ宿

七ヶ宿ダムから、国道113号線を山形方面へ行くと七ヶ宿の町にある「七ヶ宿 そば街道」。113号線沿いに5軒のおそば屋さんが点在しています。ダムから一番遠いお店でも25分ほどです。

【七ヶ宿ダムから近い順】

・そば茶房「牧之原」

・そばの店「吉野屋」

・そばの里「がんこ」

・山里のそば「まるいち」

・農民そばや「芭蕉庵」

今回は、そばの店「吉野屋」に行ってみました。ダム見学前後のランチにぜひお立ち寄りください。

そばの店 吉野屋

七ヶ宿町 そば街道 吉野屋

今回おじゃました吉野屋さんの創業は、江戸時代末期。七ヶ宿町のそば店では最も古く老舗の店です。お店の構えも歴史を感じますね。

吉野屋の天ざる

七ヶ宿町 そば街道 吉野屋の天ざる

季節の地元食材を使った天ぷらとボリューム満点のそばです。天ぷらの具材の中に入っていたのが珍しい「干し柿の天ぷら」。

 

天ぷらはサックサクで柿の甘味がホックホク! 初めての食感でしたが、冬らしい味覚を堪能しました。

住所:
宮城県刈田郡七ヶ宿町字滑津33

電話番号:

0224-37-2455

営業時間:

11:00~15:00
(そばが無くなり次第閉店)

定休日:

毎週水曜日(祝日の場合は営業)

席数:

60名

駐車場:

無料/8台

楽しく見学できる七ヶ宿ダムへ

ダム管理所1階の展示スペースから監査廊のイルミネーション、ダム本体の上、大噴水などを散策しながら楽しく見学できる七ヶ宿ダム。あなたも一度見学するとダムの魅力にハマるかも!

 

今回の見学では、七ヶ宿ダム関係者の方々に大変お世話になりました。また見学したいと思います。ありがとうございました。

 

紹介されたアイテム

ダムカード大全集 Ver.2.0 / 宮…

※掲載されている情報は最新のものとは限りません。現地にお越しの際には必ず施設の公式サイトもご確認ください。

七ヶ宿ダム 青のイルミネーション
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