ダム本体の上部へ

七ヶ宿ダム 堤体

外に出てきました。こちらは七ヶ宿湖や放流設備(ゲート)を望める、ダム本体の上の部分になります。ここからの眺望は、湖と周辺の山々や樹木などの風景がマッチしていて絶景ですよ。

七ヶ宿ダム 説明パネル4

ここで、七ヶ宿ダムの構造や特長の説明がありました。ダムの高さは90mあるそうです。18階建ての宮城県庁と同じくらいの高さなんだそう。

放流設備(ゲート)

七ヶ宿ダム 放流設備

少し移動して、放流施設を上から見学してみました。高さがあって、まるでスキーのジャンプ台のようです。

 

ゲートの機能は水門と同じようなもので、上下に開閉させて水の量を調整し下流へ流します。ゲートは、適切な貯水量を維持するための重要な設備なのです。

クレストゲート

七ヶ宿ダム クレストゲート

こちらは反対側にあるクレストゲートと呼ばれるものです。

通常の洪水調節はオリフィスゲートというゲートを使用しており、それ以上の大規模な洪水の調節は、より高さのあるクレストゲートで対応するそうです。

 

ゲートは、ワイヤーロープで操作する巻上機によって開閉します。ゲートの重量は、1門でなんと約60トン!

上水道取水塔

七ヶ宿湖

右手に見える設備が上水道取水塔。中央左側に円盤のように浮かんで見えるのが噴水船「七ヶ宿丸」です。

 

噴水の役割や噴水動画、打上時間、打上期間などが、下記の公式ウェブサイトで公開されています。

※2021年(令和3)の大噴水の運転は終了しています。運転再開は2022年(令和4)4月中旬の予定です。

七ヶ宿ダム|公式

 

ダムの施設見学は30分ほどで終わり、帰り際に「ダムカード」をいただきました!

ところで筆者は初めて知りましたが、「ダムカード」ってご存じですか?

ダムカード

七ヶ宿ダム カード

こちらが七ヶ宿ダムのダムカード。

ダムカードとは、2007年度(平成19)からダムを管理する国土交通省と独立行政法人水資源機構が、みなさんにダムのことをもっと知ってもらうためにつくったもの。

 

現在では、他にもダムを管理する一部の都道府県や発電事業者などがダムカードを作成し、ダム管理事務所やその周辺施設で配布しているそうです。

「30周年記念カード」には、施工中の写真やこだわり技術などが記載されています。七ヶ宿ダム竣工30周年を記念して作られ、無くなり次第配布終了になるそうです。

 

このような本も出てました。

ダムカード大全集 Ver.2.0 / 宮島咲

出版社:スモール
発売日:2016年04月

 

それでは最後に、どのようにして七ヶ宿ダムが完成していったのか歴史を見てみましょう。

七ヶ宿ダムの歴史

七ヶ宿ダム 監査路 イルミネーション

写真提供:七ヶ宿ダム管理所

現在、七ヶ宿湖がある場所には、かつて「追見(おっけん)」「原(はら)」「渡瀬(わたらせ)」という3つの集落がありました。158世帯637人の人々が暮らしていたそうです。

1966年(昭和41)予備調査を開始
1970年(昭和45)現地調査を開始
1973年(昭和48)七ヶ宿ダム調査事務所開設
1973年(昭和48)実施計画調査を開始
1976年(昭和51)七ヶ宿ダム工事事務所に名称変更
1976年(昭和51)「七ヶ宿ダムの建設に関する基本計画」告示
1979年(昭和54)一般補償基準発表
1980年(昭和55)「七ヶ宿ダム建設事業に伴う一般補償に関する協定」調印
1981年(昭和56)七ヶ宿ダム本体建設第一期工事
1983年(昭和58)白石川転流(仮排水路へ)
1983年(昭和58)起工式
1984年(昭和59)着岩式
1985年(昭和60)洪水吐初打設
1985年(昭和60)コア盛立開始
1985年(昭和60)定礎式
1988年(昭和63)堤体盛立完了
1989年(平成元)試験湛水開始
1990年(平成2)洪水時最高水位到達
1990年(平成2)一般国道113号付替道路全線開通
1991年(平成3)七ヶ宿公園開園
1991年(平成3)竣功式
1992年(平成4)ダム管理移行
1993年(平成5)水と歴史の館がオープン
2001年(平成13)建設省より国土交通省に改組
2007年(平成19)水と雲の流れる広場を一般開放

長い歳月を経て完成した七ヶ宿ダム。かなりの時間と労力が注がれていたのがわかりますね。

ダム本体の完成後の1990年(平成2)と1991年(平成3)には、七ヶ宿湖を親しんでもらおうと「七ヶ宿町・湖水まつり」が開催されたそうです。

 

七ヶ宿ダムの取材はここまで。次は「道の駅 七ヶ宿」へ!

 

【七ヶ宿ダム管理事務所の基本情報】

住所:

宮城県刈田郡七ヶ宿町切通52-40

アクセス:

【公共交通の場合】

JR東日本・東北新幹線「白石蔵王」駅ー七ヶ宿町営バス「役場・なないろひろば」行き乗車ー「ダム管理所」バス停下車、徒歩すぐ

【クルマの場合】

東北道「白石」ICより約30分

駐車場:

無料/あり

七ヶ宿ダム|公式

「道の駅 七ヶ宿」で休憩タイム

七ヶ宿町 みちのえき

七ヶ宿ダム管理所から車で約7分のところにある「道の駅 七ヶ宿」。

すぐ目の前には、自然休養公園と七ヶ宿湖。春は桜、秋には紅葉が楽しめます。

 

道の駅内の「にぎわい産直売場」では、七ヶ宿町の特産品などを販売。軽食コーナーやレストランもあり、なかでも「七ヶ宿ダム湖カレー」は大人気メニューなんだとか。

また、駐車場内には、EV充電ステーションも完備しており充実した施設となっています。

 

最後に「七ヶ宿 そば街道」へ!

住所:

宮城県刈田郡七ヶ宿町上野8‐1

アクセス:

七ヶ宿ダム管理所より車で約7分

駐車場:

無料/(大型車5台、普通車35台)

ランチは「七ヶ宿そば街道」へ!

そば街道 七ヶ宿

七ヶ宿ダムから、国道113号線を山形方面へ行くと七ヶ宿の町にある「七ヶ宿 そば街道」。113号線沿いに5軒のおそば屋さんが点在しています。ダムから一番遠いお店でも25分ほどです。

【七ヶ宿ダムから近い順】

・そば茶房「牧之原」

・そばの店「吉野屋」

・そばの里「がんこ」

・山里のそば「まるいち」

・農民そばや「芭蕉庵」

今回は、そばの店「吉野屋」に行ってみました。ダム見学前後のランチにぜひお立ち寄りください。

そばの店 吉野屋

七ヶ宿町 そば街道 吉野屋

今回おじゃました吉野屋さんの創業は、江戸時代末期。七ヶ宿町のそば店では最も古く老舗の店です。お店の構えも歴史を感じますね。

吉野屋の天ざる

七ヶ宿町 そば街道 吉野屋の天ざる

季節の地元食材を使った天ぷらとボリューム満点のそばです。天ぷらの具材の中に入っていたのが珍しい「干し柿の天ぷら」。

 

天ぷらはサックサクで柿の甘味がホックホク! 初めての食感でしたが、冬らしい味覚を堪能しました。

住所:
宮城県刈田郡七ヶ宿町字滑津33

電話番号:

0224-37-2455

営業時間:

11:00~15:00
(そばが無くなり次第閉店)

定休日:

毎週水曜日(祝日の場合は営業)

席数:

60名

駐車場:

無料/8台

楽しく見学できる七ヶ宿ダムへ

ダム管理所1階の展示スペースから監査廊のイルミネーション、ダム本体の上、大噴水などを散策しながら楽しく見学できる七ヶ宿ダム。あなたも一度見学するとダムの魅力にハマるかも!

 

今回の見学では、七ヶ宿ダム関係者の方々に大変お世話になりました。また見学したいと思います。ありがとうございました。

 

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