阿武隈急行の車内の様子
ポケモン列車「阿武急ラプラス&ラッキートレイン」が運行しています。HPに時刻表が公開されているので、ぜひチェックしてみてください!
こちらはポケモン列車の車内。みやぎ応援ポケモンのラプラスをイメージしているのか、シートが青色です。
こちらは一般的な車内。どちらも座席の半分はボックスシートです。
阿武隈急行では、自転車を輪行バックなどに入れずに列車内に持ち込める「阿武急サイクルトレイン」を運行しています。
しかも自転車の車内への持ち込みは無料です!
丸森駅を過ぎると、進行方向右側に阿武隈川(あぶくまがわ)が見えてきます。車内アナウンスが流れるので、ぜひ車窓に注目してみてください。
「あぶくま」駅の様子
ホーム
「あぶくま」駅に到着しました。次の「兜駅(かぶと)」駅からは福島県になるため、まさに県境の駅!
秘境駅あるあるの単式ホームです。土曜日の10時台着の電車に乗りましたが、降りたのは筆者1人だけでした。
ホームにはベンチが2つ。壁には時刻表が張られています。
こちらは「ガンバッぺ ベンチ」という名前で、丸森町の自然豊かなの動植物をあしらったベンチ。地元の方が制作し、2本の枕木は丸森町の木材を使用しているんだとか。
この「ガンバッぺ ベンチ」は台風からの復興開通記念に設置されました。
今から3年前の2019年10月、宮城を襲った台風19号の影響により「あぶくま」駅は大きな被害を受けました。土砂が流れ込み、ホームが流出したのです。
全線再開したのは2020年10月31日。土砂で流されたホームの一部は再建され、「あぶくま」駅は復活を果たしました。
あぶくま駅の発車時刻表です。上りは18本、下りは17本。最終は23時台と、夜遅くまで運行しています。
こちらはホームから見た丸森町(宮城)方面の線と。線路に茂る雑草が、秘境感を醸し出してます。
2020年に再建された真新しいホーム。右手に見える面白い形をした建物は、あぶくま駅の駅舎です。
独特な屋根は、八角形の巻上帆船をイメージした造りなんだそう。
こちらは福島方面。県境だからか、トンネルの数が多かったです。
天狗の宮 産業伝承館(駅舎)
駅に隣接する「天狗の宮 産業伝承館」へ向かいます。
駅舎にもなっている「天狗の宮 産業伝承館」。電車の待ち時間に利用できます。
入口です。扉日「東北の駅百選選定駅」の札が飾られています。
入ってすぐ右手にあった「阿武隈川川下り絵図」。阿武隈川の見どころなどが紹介されています。
毎週日曜日12時より、「あぶくま」駅から阿武隈ライン舟下りが運行しています。あぶくま駅から観光交流センターまでの11kmを下るコース。詳細は下記HPをチェックしてください。
こちらが館内です。大きな窓と吹き抜けの天井が自然の光を取り込み、木の温もりが感じられる空間となっています。
こんな大自然の中にある建物ですが、なんとfreeWi-Fiが使え、電源設備も整っています。
ワーケーション利用はもちろん、イベント等様々な用途で利用できるようです(事前申し込みが必要)。
「あぶくま」駅周辺には自動販売機がないので、購入するならこちらで。
男女別のトイレがあり、有難いことに「洋式」です。清潔感があり、とても気持ちよく利用できました。
天井からぶら下がる木製のランプシェードもいい味出してます。
外にデッキがあるので、出てみることに。
正面に阿武隈川がのぞめました。
阿武隈川は、福島、宮城の2県にまたがる大河で、江戸時代では河川舟運が盛んに行われていたそうです。
前日まで東北地方は大雨に見舞われていたため、この日の阿武隈川は茶色く濁っていました。荒々しい白波がくっきり見えます。
ベンチが設置されており、雄大な阿武隈川を眺めながら電車を待つのも気持ちよさそうです。
館内には、阿武隈川に生息する植物や魚たちを紹介するパネルが設置されてました。
駅舎前にある広場です。この奥に阿武隈川ライン舟下りの乗船口があります。乗船日以外は立ち入り禁止で、ロープが張られています。
「あぶくま」駅は野良ネコが住み着く猫スポットとして話題でしたが、現在は関係者に引き取られて駅にはいません。
養蚕が盛んだった丸森町では、ネズミからカイコを守るために、昔からネコ神様として大切にしてきた風習があります。その名残として、町内には「猫碑」が至る所にあり、観光の目玉にもなっています。
宮城県の猫スポットといえば、田代島(たしろじま)も有名。島には猫神社があったりと、丸森町と同じく猫神様をまつる風習がありました。
【天狗の宮 産業伝承館の基本情報】
住所:
宮城県丸森町字滝の上34-13
営業時間:
10:00~16:00
定休日:
月曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場:
あり
問合せ:
0224-75-2869
HP:
「あぶくま」駅周辺を散策
「あぶくま」駅から離れて、周辺を散策してみます。次の電車はおよそ1時間後なので、時間いっぱい歩いてみることに。