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宮城のパワースポットを巡ろう!縁結びのご利益のある神社や名所
宮城県には温泉や神社仏閣など、魅力的なスポットがいっぱい! 古来より”奥州の高野”と呼ばれていた日本三景・松島をはじめ、県内には霊験あらたかなスポットが各地に点在しています。
気のままな一人旅や友人同士の旅を計画中するなら、ぜひ縁結びのご利益をいただく「宮城県のパワースポット巡り」ツアーなんていかがでしょうか?
今回は縁結びのご利益をいただけるパワースポットの中でも、とくにオススメの10カ所をピックアップしました! 運気を上げて、良縁を叶えにいきませんか?
① 野中神社(仙台市青葉区)
まずご紹介するのは、仙台市の街中にヒッソリと佇む野中神社(のなかじんじゃ)。仙台城下が構築された折、仙台藩主・伊達政宗公がこの場所を城下の中心点と定め、※町割りのときに用いた縄を地中に埋め野中神社を祀ったのが起因とされています。
そのため「縄」=縁結びの神社として、全国から縁結びのご利益を求めて人々が集まるスポットになりました。
※現在でいう区画整理のこと
毎月11日は縁結びの日!
古から正月11日は吉辰(きっしん=吉日)といわれており、政宗公が城下の町割り・縄張りをはじめたのも慶弔6年正月11日なのだとか。
そういった所縁もあり、野中神社では毎月11を”縁結日”と定め、境内でお守りを販売しています。基本的にお守りなどは、縁結びの日にしか販売されません(まれに11日以外で販売する日もあるそうです)。
<野中神社の基本情報>
所在地:仙台市青葉区一番町2-7-18
開門時間:24時間
アクセス:青葉通一番町駅から徒歩約10分、仙台駅から徒歩約15分
野中神社の詳細は、こちらの記事で紹介。
② 二柱神社(仙台市泉区)
二柱神社(ふたはしらじんじゃ)は仙台市泉区にある神社です。万壽2年(1026年)に祀られ、その後、天正年間(1573年~)には 地域の総鎮守 (氏神様)として祀られるようになりました。
二柱神社の由来は、イザナギノミコトとイザナミノミコトの夫婦神が祀られていることから。神様は一柱二柱と数えられます。
祀られている神様が国造りの神々で夫婦神ということもあり、恋愛成就・家内安全・子宝祈願……と、さまざまなご利益を授かれるそうです。
勾玉のお守りが人気!
二柱神社の”勾玉腕輪お守り”ブレスレットが、女性を筆頭に注目を集めています。勾玉にイザナギノミコトとイザナミノミコトの力が宿っているといわれ、開運・厄除け・縁結びなどさまざまなご利益を期待できるそう。詳しくは公式HPをご確認ください。
また叶えたい願意と、13種類の御守袋から好きな絵柄を選んで作る”オリジナルの御守り”も人気のようです。
<二柱神社の基本情報>
所在地:仙台市地下鉄南北線 仙台市泉区市名坂西裏61
開門時間:9:00~17:00
アクセス:仙台市地下鉄南北線「八乙女駅」から徒歩約9分、「泉中央駅」から徒歩約10分
③ 極楽山 西方寺(仙台市青葉区)
平家落人伝説が残る、極楽山 西方寺(ごくらくざんさいほうじ)。その歴史は今からおよそ800年前、壇ノ浦の戦いで敗れた平家の武人・平貞能(たいらさだよし)が「如来の御掛軸」を抱え、この地に落ち延びてきたことからはじまります。
「如来の御掛軸」は、貞能公が仕えていた平家の武将・平重盛から賜ったもので、”大願成就”のご利益を授かれるといわれていました。貞能公の死後、従臣らが墓上に小さなお堂を建て、阿弥陀如来を祀ったのが西方寺の起源とされています。
境内にある貞能の墓の上に建てられた「御廟貞能堂(ごびょうさだよしどう)」は登録有形文化財に指定されており、緻密な彫刻が施された厳かな姿は一見の価値ありです。
縁結びの御神木「連理の欅」
さまざまなご利益がある西方寺ですが、とりわけ恋愛成就・子宝祈願で有名なのはこの木の存在が大きいでしょう。「連理の欅(れんりのけやき)」と呼ばれており、もとは二本の欅でしたが一本の木のように結ばれた珍しい木なのです。
現在も”縁結びの御神木”として、参拝者が後を絶たないのだとか。
<定義如来 西方寺の基本情報>
所在地:仙台市青葉区大倉上下1
開門時間:7:00~16:30
アクセス:JR「仙台駅」より車で約1時間 駐車場有
④ 作並温泉(仙台市青葉区)
1796年の開湯以来、著名な文化人をはじめ多くの人々が足を運んだ作並温泉。豊富な湯量と肌に優しい泉質で「美女つくり」の湯として日本の名湯百選にも選ばれています。
この作並温泉ですが、宮城県ではじめて「恋人の聖地」に認定されました。恋人の聖地とはプロポーズやデートなどに適した観光地に選定されたスポットのことです。
作並温泉には縁結びの神「湯神神社」があり、土地の守護神、商売繁盛の神様として信仰を集めてきました。
また湯神神社では白蛇を奉っており、子宝安産、恋愛成就にご利益があるといわれています。湯神神社の御朱印は、向かいの岩松旅館でいただけるそうです。
温泉地ならではの縁結びパワー!
作並温泉には「作並温泉 恋のお湯かけ地蔵」が設置されています。この恋のお湯かけ地蔵は温泉街に7体設置されており、各旅館で販売されている「恋のお湯かけ小瓶」の湯をこのお地蔵様にかけると恋がかなうといわれています。
恋のお湯かけ小瓶には温泉水が入っており、ビンの一つひとつにキーワードが記してあります。どんなメッセージが出てくるか、集めてからのお楽しみですね。お地蔵様は湯神神社と作並湯の駅ラサンタに1体ずつ、温泉街の旅館に5体、計7体が設置されています。
<作並温泉の基本情報>
所在地:仙台市青葉区作並
アクセス:JR「仙台駅」から仙山線で約40分「作並駅」下車
⑤ 秋保大滝不動尊(仙台市太白区)
作並温泉と同じく、仙台の奥座敷と呼ばれる秋保(あきう)温泉。温泉街から車を20分ほど走らせると、秋保大滝不動尊(あきうおおたきふどうそん)にたどり着きます。正式名称は「滝本山西光寺」。
実はこの秋保大滝不動尊、山形県にある有名な「山寺・立石寺」の奥の院。貞観年間、慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)が裏手にある秋保大滝で100日間の荒行ののち、立石寺を開山したといわれています。
お堂に祀られている不動尊像は、高さ約3.3mもある青銅製の巨大な坐像。現存する金銅不動明王としては、日本一の大きさを誇ります。
またお堂の欄干には鯉の彫刻が施されており、見つけた人には恋愛成就のご利益があるそうです。これは探すしかないですね!
すぐ近くには「秋保大滝」がある!
秋保不動尊のすぐ裏手には展望台があり、落差55mの秋保大滝を観賞できます。ゴォォォーと轟音を響かせながら水煙を上げる滝は、ダイナミックで迫力満天!
紅葉の時期は錦織りなす山々と相まって、素晴らしい絶景を堪能できます。展望台から滝つぼへ降りる道もありますが、未塗装の山道のため履きなれた靴を用意しておきましょう!
<秋保大滝不動尊の基本情報>
所在地:仙台市太白区秋保町馬場字大滝11
開門時間:9:00~17:00
アクセス:秋保温泉街から車で約20分
⑥ 磊々峡の覗橋(仙台市太白区)
秋保温泉街を流れる名取川に沿うように続く渓谷、磊々峡(らいらいきょう)。そこにかかる「覗橋(のぞきばし)」の真下を見ると、岩の表面にあるハート型の窪みがみられます。
2014年5月に「恋人の聖地」に認定され、ますます人気のパワースポットになっています。周辺の駐車場は、秋保・里センター、覗パークなどがあり、いずれも無料で利用できます。
磊々峡を散策してみよう!
磊々峡は、奇岩や巨岩がそびえる渓谷です。この磊々峡という名前は、昭和6年夏目漱石の門人であるドイツ文学者・小宮豊隆(とみやとよたか)によって名づけられました。「磊々」とは石が多く積み重なっている意味で、奇岩や怪石が続く様子から名づけられたそうです。
渓谷を沿うように遊歩道が整備されており、気軽に散策を楽しめます。とくに紅葉の季節は、切り立った岩肌と赤や黄色に色づいた木々とのコントラストが美しく、県内を代表する景勝地となっています。
<磊々峡の基本情報>
所在地:仙台市太白区秋保町湯元
開門時間:24時間
アクセス:仙台駅から車で約40分
⑦ 鹽竈神社(塩竈市)
日本三景・松島の隣、塩竃市にある鹽竈(しおがま)神社。主祭神は製塩法を伝えたシオツチオジノカミ、境内にある志波彦神社と共に”※陸奥国一宮”として、東北のみならず朝廷からも崇敬されていました。
海辺の町らしく海上安全・大漁満足のご利益があるほか、武運長久・国家安泰・安産守護・延命長寿、交通安全、必勝・成功、縁結びとありとあらゆるお願いごとを聞いてくださる神社です。
※一宮・・・その地域で最も社格の高い神社
パワーがみなぎる「男坂」を上ろう
鹽竈神社の参道は3つあり、中でも”男坂”とよばれる「表参道」は少々キツイところ。202段ある石段をのぼりきると、鹽竈神社のパワーを得られ運気アップするそうのだとか。
体力に自信のない方は東参道から入り、一緒に祀られている志波彦神社から参拝するコースがオススメ。
体力にかなり余裕がある方は、鹽竈神社最古の参道「七曲坂(ななまがりさか)」を選ぶのもいいでしょう。主祭神であるシオツチノオジノカミが通った道とされ、境内で最も神聖な場所とされています。道は岩むき出しの未舗装なので、履きなれたスニーカーなどで向かうのがオススメ。
<鹽竈神社の基本情報>
所在地:塩竈市一森山1-1
開門時間:5:00~20:00
アクセス:JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約10分(東参道)、徒歩約15分(表参道)
⑧ 松島三大橋(松島町)
松島三大橋とは、松島にある三つの橋(雄島にかかる渡月橋、五大堂にかかる透かし橋、福浦島にかかる福浦橋)の総称。
悪縁を断つ「渡月橋」
渡月橋(とげつきょう)がかかる雄島(おしま)は、古来より霊場として知られ多くの僧侶が修行に訪れました。そのためこの渡月橋を渡る際に、俗世との縁を断つという意味で、”悪縁を断つ橋”と呼ばれていました。
島内には岩窟群に彫られた仏像や石塔、お堂や石碑などが残されており、霊場の名残を感じられます。1周20分ぐらいなので、ぜひ島も散策してみてください。
縁を引き寄せる「福浦橋」
縁を引き寄せる”出会い橋”とも呼ばれる福浦橋(ふくうらばし)。通行料200円かかりますが、その先にある福浦島(ふくうらじま)には七福神の※弁財天(べんざいてん)が祀られてる弁天堂があります。
※弁財天……七福神の紅一点。縁結びの神様として知られている。一方で、恋人同士を分かれさせるご利益もある……。
縁を結ぶ「透かし橋」
五大堂にかかる透かし橋(すかしばし)は、その名の通り橋が魚の骨のような構造になっており、足元から海面が覗きみえるちょっとしたスリルを体感できますよ。
透かしみる(すき間を通して向こうをみる)、つまり将来を見据えて縁を結ぶことから、良縁のパワースポットとして知られています。
松島三大橋を巡る際は、「渡月橋」→「福浦橋」→「透かし橋」→政宗公の孫・伊達光宗の霊廟「円通院(えんつういん)」の順に巡ると、良縁に恵まれるそうです。
円通院の境内に入ってすぐの場所にある「縁結び観音」には、縁のなかった人をとりもってくれるご利益があります。縁結びこけしに願意を書いて奉納し、良縁を祈願しましょう。縁結びこけしは一体500円(※2019年12月現在)です。
<渡月橋の基本情報>
所在地:宮城郡松島町松島浪打浜24
開門時間:24時間
アクセス:JR仙石線松島海岸駅から6分
<透かし橋の基本情報>
所在地:宮城郡松島町松島字町内町内
開門時間:24時間
アクセス: JR仙石線松島海岸駅から7分
<福浦橋>
所在地:宮城郡松島町福浦島
開門時間:8:00~17:00
アクセス:仙石線松島海岸駅から約10分
⑨ 津島神社(登米市)
宮城県北部に位置する登米市佐沼にあるのが、津島神社(つしまじんじゃ)です。地元の人々から”ごてんのうさん”という名前で親しまれています。文治5年に創建され、慶長19年に伊達政宗の命により現在の佐沼にうつされました。
こちらの神社はタケハヤスサノオノミコトをご祭神とし、厄除けや縁結びにご利益があるとされています。お守りがユニークで、縁結び守りの他、悪縁を切ってこそ良縁が結ばれるという祈りを込めた”縁切り縁結びお守り”など、縁に関するお守りだけでも数種類あります。
縁結びの木とおもかる石
境内には5種類の木が1か所から生える、不思議な木があります。寄り添うようにそびえる木は、「縁結びの木」と呼ばれており、参拝者は絵馬を奉納します。絵馬を奉納する際は、結舎(絵馬を奉納する場所)の出入り口から、木の周りを時計回りに3周するのが習わし。
もう一つ、境内には”おもかる石”という不思議なスポットがあります。縁切りか縁結びかを祈念し、石燈籠の頭(空輪)を持ち上げたときに、思っていたよりも軽ければ願いが叶う、重ければ願いがかなわないのだそうです。勇気を出して石の神様に聞いてみるのもいいかもしれません。
<津島神社の基本情報>
所在地:登米市迫町佐沼西佐沼147
開門時間:御祈祷は9:00~16:00
アクセス:三陸道登米I.Cから車で約10分
⑩ 吉岡八幡神社(黒川郡大和町)
創建は不明ですが、元和4年に伊達政宗公の三男・宗清によって現在の黒川郡大和(たいわ)町に移されたそうです。縁結びの神社として名高く、その象徴でもある「島田飴まつり」は全国的にも有名なお祭りです。
飴祭りだけでなく、夏には茅野輪という輪をくぐると無病息災のご利益を得られる、「夏越の輪くぐり」、9月の大祭では馬上から矢を射る勇壮な「流鏑馬」など、数々のお祭りがあり地元の人々が盛り立てています。
島田飴まつり
ある年の12月14日、吉岡八幡神社の神主が高島田の美しい花嫁と出会い、恋煩いになってしまいます。恋煩いをこじらせた神主のために、村人は島田髷に模した飴を作りました。神主は村人の厚意に感謝し、以来毎年12月14日に縁結びのお祭り「島田飴まつり」がとり行われるようになったそうです。
お祭りで売られている島田髷の飴細工を買うと、翌年に良縁に恵まれるそうです。島田飴は神棚へお供えし日々願をかけ、新年に家族で割って食べるといいとのこと。
<吉岡八幡神社の基本情報>
所在地:黒川郡大和町吉岡字町裏39
開門時間:9:0~16:00
アクセス:東北自動車道大和I.Cから車で約10分
⑪ 御崎神社(気仙沼市)
気仙沼市にある御崎神社(おさきじんじゃ)は、太平洋に突き出している唐桑(からくわ)半島の最南端にあります。その歴史は古く、延慶2年(1309年)に現在の場所に遷座(神や仏を別の場所に移すこと)されたそうです。
主祭神は大海津見(おおわたつみ)で、航海の安全や大漁祈願、縁結びや商売繁盛、学業成就のご利益を授かれます。
御崎神社の祭典も見逃せない!
毎年1月の旧正月に行われるのが、「宵祭り」「例大祭」「どんと祭り」という3つの”祭典”。令和2年(2020年)の1月11、12,14日の3日間で行われ、地元の人々による歌や踊りが披露されます。
また境内では「※はじき猿」や「風車」「さっぱ舟」などの民芸品も販売されます。
※はじき猿……悪事や災難をはじき去ると伝えられる民芸品。
<御崎神社の基本情報>
所在地:宮城県気仙沼市唐桑町御崎地内
開門時間:24時間
アクセス:
・JR大船渡線「気仙沼駅」からBRT(バス高速輸送システム)に乗り換え、「鹿折唐桑駅」下車。駅前のミヤコーバス・鹿折駅前バス停から「御崎」行き乗車、終点の「御崎」下車。徒歩1分で目的地。(所要時間約40分)
・JR大船渡線「気仙沼駅」前にあるミヤコーバス・気仙沼駅前バス停から「市役所前」もしくは「市民会館」行きに乗車。 「三日町」バス停で下車し、「御崎」行きに乗り換え終点下車。(所要時間約40分)
宮城には恋愛成就のパワースポットがいっぱい!
いかがでしたか?宮城県は名刹や古刹がたくさんあり、恋愛成就のご利益を授けてくれる神様がたくさんいらっしゃいます。
また肌を整えてくれる温泉や、牛タンやずんだスイーツなどグルメもたくさんあります。恋愛成就を祈願した後は、温泉に入っておいしいものを食べて、宮城県を満喫しましょう! きっとすてきな出会いが待っているはず……?