仙台四郎が祀られている「三瀧山不動院」
仙台の中心部にあるクリスロード商店街。その中に、仙台四郎が祀られているお寺「三瀧山不動院」があります。
クリスロード商店街を、仙台駅方面に向かってまっすぐ歩いて行きます。
商店街を歩いていると、左手に突然お寺の山門が現れます。
こちらが仙台四郎を安置している三瀧山不動院(みたきさんふどういん)。地元では「お不動さん」の名で親しまれ、仙台市の商業の中心地に鎮座しています。
創建年は不明ですが、慶応元年(1865)に、加藤タケ尼律師が眼病平癒を祈願したのが、開山の縁起とされています。
大日大聖不動明王を本尊とし、商売繁盛と家内安全を祈願する加持祈祷専門の寺院です。
山門をくぐると細長い通路が現れます。ここは仲見世通りという名称で、おふだば、仙台四郎グッズの販売所、仏具販売店、日本茶販売店、天津甘栗販売店が軒を連ねています。突き当りが三瀧山不動院の本堂です。
左手にあるお店では仙台四郎の招福グッズが、ところ狭しと並べられていました。Tシャツもありますよ。
「おふだば」で線香やローソクが売られています。本堂の左手前にある手水舎で清めてからお参りしましょう。
線香とローソクは、こちらの香炉へ。毎月28日には、精神の浄化や諸願成就を目的に火を焚き、護摩木(願い木)を焚く「護摩修法」が行われます。
四郎さんは、本堂の入口左手にニコニコ笑顔で座っていました。ぜひ探してみてくださいね。けっこう大きな像ですので、すぐわかると思います。
おふだばでいただいた三瀧山不動院の御朱印と、仙台四郎グッズ店で購入した仙台四郎のミニ額。さまざまな仙台四郎グッズが揃っていますので、選ぶのも楽しいですよ。
■仙台四郎の飾り方
三瀧山不動院に「福の神(仙台四郎)のお飾りの仕方」がありましたので、ご紹介いたします。
ご家庭でのお飾りの仕方は、福の神さまが参りましたら、額にお入れになりまして、辰巳の方角(東南の方位)にお姿を向けてお飾りいたします。
・神棚があれば棚の上にお飾りいたします。
・神棚がなければ、お粗末にならない壁等より目の高さに吊るしてお飾りして頂ければ結構でございます。
・お店にお飾りする時は、福の神さまを額にお入れになりまして、入り口の方に向けまして、お客さまを迎えるようにお飾りしてください。
・お供え物と致しましては、米(洗米)・酒・塩等を大安の日(月・約五回)にお供え下さい。
所在地:
〒980-0021 仙台市青葉区中央二丁目5-7(クリスロード商店街)
アクセス:
<電車>
JR「仙台駅」西口より徒歩約15分
<車>
東北自動車道 仙台宮城I.Cより約15分
駐車場:
なし
近隣の有料駐車場をご利用ください
仙台四郎の絵がある「朝日神社」
朝日神社(あさひじんじゃ)は、宮城県立視覚支援学校に隣接している神社。仙台四郎の絵が掲げられています。
文治5年(1189)源頼朝が奥州征伐の折りに、藤原泰衡が現在の台原丘陵に退き防衛の陣を張りました。
頼朝の軍勢は二本杉の辺りに進み丁度この社に詣でた際、折しも朝日が昇ってくるのをみて、社の名を残したといわれています。
主祭神は豊受姫神(とようけひめのかみ)、神子朝日女之霊(みこあさひみこのれい)。
所在地:
〒980-0011 仙台市青葉区上杉6丁目5-2
アクセス:
<バス>
仙台駅から市営バス「東仙台営業所前行」に乗車(約18分)「視覚支援学校前」で下車し徒歩約2分
<車>
東北自動車道「仙台宮城I.C」から約20分
駐車場:
なし
近隣の有料駐車場をご利用ください
仙台四郎は仙台人にとって「商売繁盛の神」
仙台で仙台四郎といえば、一般的に商売繁盛の神として知られています。
仙台四郎の写真が飾られているのは商店や飲食店、小売店など多種多様。さまざまなところで商売繁盛を祈願しています。
「詳しいことはわからないけど、四郎さんの写真を飾れば商売繁盛の御利益がある」という、このフレーズが代々受け継がれているのです。
そんな仙台四郎が生まれ育った仙台に、あなたも訪れてみませんか。