館内に入ると、いきなり目に飛び込んでくる七夕飾りたち。
あまりの美しさと壮大さに思わず、おぉ~! っと声を上げて見上げてしまいます。
展示されている七夕飾りは、七夕まつりで実際に飾られたもの。こちらは、2010年(平成22)の仙台七夕まつり金賞受賞作品です。
こちらは未来の七夕飾りを意識してつくられた作品だそうです。中央に「未来」という漢字が組み込まれているのがわかるでしょうか。ぜひ見ていただきたい、筆者イチオシの七夕飾りです。
1階はここまで。次は2階に行ってみましょう。
七夕ミュージアムの2階へ
七夕ミュージアムの2階は、藩政期や明治・大正時代の仙台七夕飾りを再現しています。
七夕ミュージアムの2階はスロープになっています。少し薄暗くなっていますので、足下にご注意ください。
藩政時代、最初に七夕まつりが始まった頃のパネルです。伊達政宗公が“子女の技芸”上達のために、七夕を奨励したといわれています。
笹の葉に、短冊や吹き流しなどが結ばれていますね。
大正時代の様子です。この頃から商店街に七夕が飾られるようになったそう。仙台固有の七つの飾りも見られますね。
1926年(昭和元)頃のパネルです。この華やか飾りとは裏腹に、当時の日本は不景気で世の中が不安定な状況でした。
そんな時だからこそ、地域を盛り上げて皆を元気づけようと「第1回全市七夕飾り付けコンクール」が行われ、以降は盛大で華やかな飾りが街を彩るようになります。
こちらは1935年(昭和10)頃の七夕飾り。千羽鶴のような七夕飾りもありますね。この頃から観光として、仙台の七夕が取り上げられるようになったそうです。
戦後、1955年(昭和30)頃の七夕祭り。飾りつけも配色も華やかになり、現在とほとんど変わらないように見えますね。昭和35年にはすでに170万人もの人出でにぎわっていたそうですよ。
現在の七夕飾りです。時代を重ねるごとに、飾りの形も変化しているのが分かります。
ぜひ見ていただきたいのが、ミュージアム2階から見る七夕飾り。かなり間近で見ることができます。
実際の七夕まつりでは見ることのできないアングルですね。
このエリアでは、仙台七夕まつりの主な歴代ポスターが展示されています。昭和レトロなポスターが懐かしい雰囲気で良いですね。
「鐘崎総本店 笹かま館」と「七夕ミュージアム」の取材は以上です。
【鐘崎総本店 笹かま館の基本情報】
住所:
宮城県仙台市若林区鶴代町6-65
営業時間:
9:30~18:00
電話番号:
022-238-7170
店休日:
季節によって、営業時間の変更ならびに店休日あり。詳細は電話にてお問合せをお願いいたします。
入場料:
全館入場無料
アクセス:
【公共交通の場合】
仙台市地下鉄東西線「荒井駅」より市営バス「若林体育館・東部工場団地経由 鶴巻循環行き」もしくは「岡田・新浜行き」乗車-「卸町東五丁目北」バス停下車すぐ
【クルマの場合】
仙台東部道路「仙台東」ICより約5分
駐車場:
無料/28台
公式HP:
おいしくて楽しい「鐘崎総本店 笹かま館」へ!
「ここでしか見られない」 「ここでしか体験できない」 「ここでしか味わえない」この3つがテーマの「鐘崎総本店 笹かま館」。まさにテーマに沿ったおいしくて楽しいアミューズメント・パークでした。
今回の取材では、笹かま館の皆様に大変お世話になりました。また訪問させていただきます。お忙しいところありがとうございました。