⑤ 国営みちのく杜の湖畔公園(川崎町)
蔵王連峰のすそ野、釜房湖のほとりに広がる東北唯一の国営公園です。約647ヘクタール(東京ドーム約138個分)という広大な敷地には、子供が遊べる遊具エリア、キャンプ場、古民家、季節の花畑、噴水などが置かれ、幅広い年齢層が楽しめる憩いの場所となっています。
とくに「彩のひろば」には、およそ10万株の花々が咲き誇り、チューリップ、ポピー、コスモスといった四季折々の花畑を楽しめます。
ポピーの花畑で見た不思議な女性
本書では、仕事帰りに公園に立ち寄った、ある女性の体験談が紹介されています。ポピーまつりが終わった平日の園内を散策していると、ポピーの花畑に立つ一人の女性と出会い……?
住所:
宮城県柴田郡川崎町小野二本松53−9
営業時間:
9:30~17:00(7・8月は~18:00、11~2月は~16:00)
休業日:
火曜日(祝日の場合は翌日休)
※4月1日~6月は第3日曜まで無休、7月第3月曜~10月31日は無休
料金:
大人(15歳以上)450円、子ども(中学生以下)無料、シルバー(65歳以上)210円
アクセス:
【公共機関の場合】
JR「仙台」駅西口63番のりばより、タケヤ交通バス・秋保・川崎 仙台西部ライナーに乗車(1時間15分)-「みちのく公園」下車-徒歩すぐ
【クルマの場合】
山形道「宮城川崎」ICより約5分
駐車場:
有料、1400台
⑥ 松島湾(松島町)
日本三景の一つ、松島。松島湾に浮かぶ260余の島々は、伊達政宗や松尾芭蕉、アインシュタインなど、古今東西多くの人々を魅了し続けています。
松島は、松島丘陵が沈降してできた溺れ谷で、山頂部が海面に取り残され島となりました。国土地理院地図によると、名称のある島は144、無名の島は98あるとされています。
架空の生物ではなかったのか!?
遊覧船は、松島を往復するコースと、「人口に対する寿司屋の店舗数日本一」ともいわれている塩竈(しおがま)市へ向かうコースがあります。本書では、塩竈市から遊覧船に乗った男性が体験した、少しぞっとするエピソードが紹介されています。
船上から松島湾に浮かぶ島々を眺めていると、ある島に人影を見つけた。長い髪からして女性のようで、岩に腰かけており、両足は海に浸かっていたという。男性は海女さんだと思ったが……?
住所:
宮城県宮城郡松島町松島町内98‐1
アクセス:
【公共機関の場合】
JR仙石線「松島海岸」駅より徒歩約6分
【クルマの場合】
三陸道「松島海岸」ICより約5分
駐車場:
なし
観光は昼間のうちに!
今回は『宮城の怖い話ー杜の都に魔が巣食うー』で紹介されていた、一部の観光名所を紹介しました。本書には、ぞくりと背筋が凍るような体験エピソードが多数ありました!
その体験談には共通点があり、いずれも「夕方」や「夜」に体験したということ。
もちろん昼間に起こった奇妙な出来事もありましたが、観光するのであれば日の高い時間帯が安全です。いろんな意味で……。
見れば怖いくせに、摩訶不思議な噂を聞けば、人は興味をそそられて見たくなる。好奇心に負けた方は、ぜひ『宮城の怖い話』を読んでみてくださいね! 東北版もありました。
<参考資料>
『宮城の怖い話ー杜の都に魔が巣食うー』著者 寺井広樹・とよしま亜紀/TOブックス