「蔵王」ってどんなエリア?
蔵王とは、宮城県と山形県をまたぐ蔵王連峰を中心とする山域エリアのこと。エメラルドグリーンの火口湖「御釜(おかま)」がシンボルで、蔵王を代表する観光名所となっています。
蔵王エコーラインで両県を行き来できる
蔵王連峰を東西に横断する山岳道路「蔵王エコーライン」が通り、宮城県と山形県を行き来できます。例年4月下旬頃には「雪の壁」、9月下旬頃からは錦秋の紅葉が見頃を迎え、ドライブコースとしても人気です。
蔵王といえば「樹氷」と「温泉」
また蔵王といえば、世界的にも珍しい「樹氷」が見られる場所で有名ですよね。
蔵王の樹氷は、宮城県と山形県の両県で見ることができますが、それぞれ観賞場所が異なるため樹氷の景色も変わります。詳しくは、下記記事で解説しています。
宮城蔵王には「遠刈田温泉」、山形蔵王には「蔵王温泉」がある
蔵王エリアは宮城県と山形県の両県に属しているため、宮城県側を「宮城蔵王」、山形県側には「山形蔵王」と呼称されたりします。
両県とも麓には温泉があり、宮城蔵王には「遠刈田(とおがった)温泉」、山形蔵王には「蔵王温泉」があります。
この記事では、蔵王エリアの観光名所やグルメについて紹介します。
冬だからこそ行きたい観光名所・遊ぶところ
冬の蔵王観光におすすめのスポットを紹介します。
みやぎ蔵王キツネ村(宮城県白石市)
100頭以上の珍しいキツネたちと触れ合える、世界的にも珍しい施設です。1年を通して開園していますが、キツネの毛が“もふもふ”に生え変わる冬がとくにおすすめです。
キタキツネをはじめ、珍しい銀ギツネやホッキョクギツネなども暮らしており、エサやり体験や、抱っこできる体験イベントも実施しています。(キツネの体調や天候によっては中止)
【みやぎ蔵王キツネ村の基本情報】
住所:
宮城県白石市福岡八宮字川原子11-3
営業時間:
9:00~16:30
定休日:
水曜日
※2月、8月、5月の連休期間は定休日なし
料金:
大人(中学生以上) 1,000円
小学生以下 無料
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北新幹線「白石蔵王」駅よりタケヤ交通「みやぎ蔵王山麓アクセス」に乗車-「蔵王キツネ村」バス停下車、徒歩すぐ
※バス運行日・時間に注意! 詳細はタケヤ交通HPを確認してください
【クルマの場合】
東北道「白石」ICより約20分
駐車場:
あり/無料
HP:
七ヶ宿ダム(宮城県刈田郡七ヶ宿町)
宮城県最大の貯水量を誇る「七ヶ宿ダム(しちかしゅく)」。前日までの事前予約で、ダム施設を見学できるツアーを実施しており、ダムの設備や役割について解説を聞きながら施設内を巡ります。
最大の見どころはダム内部の監査廊で、冬季期間はイルミネーションが開催され、子連れファミリーやカップルにもおすすめです。
平日のみの開催で事前予約制、料金は無料。七ヶ宿ダム公式HPより予約可能です。
2022年12月1日(木)~2023年3月31日(金)予定 ※期間中の平日のみ(事前予約制です)
【七ヶ宿ダムの基本情報】
住所:
宮城県刈田郡七ヶ宿町字切通52-40
営業時間:
9:30~17:00(12:00~13:00を除く)
※ダム内部の見学は事前予約制です。詳細は公式HPを確認してください。
定休日:
土日祝、年末年始
料金:
無料
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北新幹線「白石蔵王」駅より七ヶ宿町営バス「役場・なないろひろば行き」に乗車ー「ダム管理所」バス停下車、徒歩すぐ
【クルマの場合】
東北道「白石」ICより約30分
駐車場:
20台/無料
HP:
蔵王ロープウェイ・樹氷(山形県山形市)
蔵王の樹氷といえば、山形県側にある「蔵王温泉スキー場」が有名です。樹氷原に囲まれたゲレンデ・コースが人気で、全国から多くのスキーヤーが訪れます。
樹氷観賞のみも可能で、蔵王ロープウェイを利用し「樹氷高原」駅で降車します。夜は樹氷原がライトアップされ、雪上車で行く「樹氷幻想回廊」ツアーが開催されます。
2022年12月24日~2023年2月27日(17:00~21:00)
【蔵王ロープウェイの基本情報】
住所:
山形市蔵王温泉229-3
営業時間:
最新の情報は公式HPを確認してください。
定休日:
最新の情報は公式HPを確認してください。
ロープウェイ料金(地蔵山頂駅まで):
大人(中学生以上)往復 3,500円
子ども(小学生)往復 1,800円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「仙台」駅東口より蔵王温泉高速乗合バス(予約制)に乗車-「蔵王温泉バスターミナル」バス停下車、徒歩約10分
JR「山形」駅より山交バス「蔵王温泉・刈田山頂」に乗車-「蔵王温泉バスターミナル」バス停下車、徒歩約10分
【クルマの場合】
東北道「白石」ICより約1時間50分
東北道「山形蔵王」ICより約30分
駐車場:
数か所あり。詳細はこちら。
HP:
マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパーク(宮城県刈田郡蔵王町)
山形蔵王の樹氷はふっくらした女性的な形状なのに対し、宮城蔵王の樹氷はシュっとした男性的な形状をしています。
「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパーク」では、宮城県側の樹氷を間近で観賞できる「みやぎ蔵王の樹氷めぐりツアー」を開催(事前予約制)。最盛期の2月を迎えると、スノーモンスターと呼ばれる巨大な樹氷を観ることができます。
【マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパークの基本情報】
住所:
宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内
みやぎ蔵王の樹氷めぐりツアーの実施期間:
2022年12月24日(土)〜2023年3月5日(日)
定休日:
なし
料金:
大人(中学生以上) 5,500円~
子ども(小学生以下)4,500円~
アクセス:
【公共交通の場合】
・JR「仙台」駅東口またはJR「長町」駅サイゼリヤ前より、送迎バス「樹氷号」に乗車(事前予約制)
・遠刈田温泉観光案内所より無料送迎バスに乗車(事前予約制)
【クルマの場合】
東北道「白石」ICより約25分
駐車場:
あり/無料
HP:
春・夏・秋に行きたいの観光名所・遊ぶところ
御釜(宮城県・山形県)
蔵王のシンボル、 エメラルドグリーンの火口湖「御釜(おかま)」。天候等のさまざまな条件で湖面の色が変わることから、五色沼とも呼ばれています。
駐車場から展望台まで徒歩2分ほど。スロープもあるのでベビーカーや車椅子も通行できます。
標高1,500m付近に位置するため、観賞できるのは春~秋かけて。冬季は積雪でエコーラインが封鎖されるため、御釜へ行くことはできません。
【御釜の基本情報】
住所:
宮城県蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内
定休日:
例年11月上旬~4月下旬(蔵王エコーライン・蔵王ハイライン冬季通行止めに伴い、基本的に見学不可)
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北新幹線「白石蔵王」駅またはJR東北本線「白石」駅より、宮城交通「蔵王刈田山頂行き」に乗車-「蔵王刈田山頂」バス停下車、徒歩約2分
※宮城交通は4月下旬~11月上旬までの土日祝のみ運行
【クルマの場合】
東北道「白石」ICより約1時間
駐車場:
350台/有料(蔵王ハイライン通行料に含まれる)
HP: