⑤ 仙台城を知る「青葉城資料展示館」
本丸跡にある「青葉城資料展示館」。伊達政宗公の生涯及び、伊達家や仙台藩、仙台城に関する実物の資料やパネル、模型などを展示しています。
CGシアターもあり、本丸大広間落成400年記念としてハイビジョンの新CG映像『仙臺城』を上映。
仙台城の内部を映像で再現しており、みた後に本丸を散策してみると、「ここがあの場所だったのか!」と感慨深く感じるはずです。
さらに、専用スコープを付けて仙台城の360度パノラマ画像が楽しめる「仙台城VRゴー」も体験できますよ。
【青葉城資料展示館の基本情報】
開館時間:
・4/1~11/3
9:00~17:00(受付終了16:30)
・11/4~3/31
9:00~16:00(受付終了15:30)
※閉館時間は季節や天候により早まることがあります。
休館日:
なし
入館料:
大人700円、中高生500円、小学生300円
【仙台城VRゴー体験】
VR体験時間:
約20分
体験料:
大人500円、中高校生400円、小学生300円
入館料+VR体験セット
大人1000円、中高校生800円、小学生500円
休み:
1月1日~1月5日
⑥ 護国神社
本丸跡内にある「宮城県護国神社」は、明治37年(1904)に※招魂社(しょうこんしゃ)として創建されました。
尊い生命を御国に捧げられた、郷土出身者の御霊を祀っています。
昭和20年(1945)の仙台大空襲により、社殿が全焼。昭和33年(1958年)に伊勢神宮の別宮「風宮(かぜのみや)」の旧社殿を移築し、復興を果たしました。
境内には平成16年(2004)に開館した「英霊顕彰館(えいれいけんしょうかん)」があり、戦争の歴史や遺品などを展示しています。
【英霊顕彰館】
開館時間:
[4月~9月] 9:00~17:00
[10月~3月] 9:00~16:00
入館料:
大人300円、中高生200円、小学生100円
※招魂社(しょうこんしゃ)とは…明治維新前後から国家のために殉難した人の霊を祀る神社のこと。
仙台城の行き方!5つのアクセス方法を紹介
アクセス① JR「仙台」駅よりるーぷる仙台に乗り、「仙台城跡」下車
アクセス② 仙台市地下鉄東西線「国際センター」駅より徒歩約20分
アクセス③ 地下鉄東西線「青葉山」駅または「八木山動物公園駅」から市営バスに乗り、「仙台城跡南」下車
※バスは1時間に1本。
アクセス④ 「仙台市博物館」の裏手から徒歩で向かう※現在通行できません
※2022年(令和4)3月16日に起きた地震の影響により、こちらのルートは利用できません。公共交通機関で仙台城へ向かう場合は、アクセス①の方法で向かってください。通行止めの詳細情報はこちら(仙台市HP)
仙台市博物館は、もともと仙台城の三の丸があった地で、周辺にはさまざまな遺構が残されています。
伊達政宗胸像や残月亭、三の丸東側土塁、巽門跡、清水門跡、造酒屋敷跡、三の丸堀跡の長沼、石垣などがみられますよ。
1. 仙台市博物館の正面左側へいくと、伊達政宗胸像などが建っています。仙台城本丸跡の標識があるので、矢印に従いそのまま山道を進みましょう。
2. 巽門(たつみもん)跡を通ると、造酒屋敷跡がみえてきます。
3. そのまま登っていくと、清水門(しみずもん)跡の石垣が登場。
4. そのまま道なりに、くねくねと曲がった山道を登って行きましょう。道沿いには石垣が続いており、なかなか雰囲気あり!
5. 沢門(さわのもん)跡で大手門から来る道とつながります。
6. ここから遊歩道になっていますので、さらに登るとみえるのが仙台城北壁の石垣です。
7. 真っすぐ登っていくと左側に宮城県護国神社の鳥居がみえてきます。
8. 鳥居をくぐって真っすぐ進みましょう。
9. 左手に広がっているエリアが仙台城跡です。
このルートは山道で登り坂しかありませんので、正直ちょっとキツイ……。
筆者個人的には行はラクして仙台城跡へ行き、帰りにこのルートを通り博物館周辺を散策してみるのがオススメです。
仙台市博物館へは、仙台駅から地下鉄東西線「八木山動物公園行」に乗車し(約5分)「国際センター駅」で下車して徒歩で向かうのが一番安くて早いです。
バスの場合は、仙台駅からるーぷる仙台に乗車し(約18分)「博物館・国際センター前」で下車して徒歩で約7分。
アクセス⑤ 車で直接本丸へ向かう
駐車料金は前払い制。駐車場入口で係員に500円渡して駐車券を受け取ります。帰りに駐車券を係員に渡して差額分を精算しましょう。
また仙台市博物館には、無料駐車場(約50台)があります。こちらから③のルートを通り、徒歩で仙台城跡に行くという方法もあり。
【青葉城駐車料金所の基本情報】
所在地:
〒980-0862 仙台市青葉区川内1
営業時間:
8:30~17:00(土日祝日8:00~)
料金:
500円(最初の1時間まで)
200円(その後30分毎)
※18:00以降は無料
仙台城二の丸・三の丸・御裏林
仙台城跡で観光地化されているのは本丸のみですが、二の丸、三の丸へも時間があればぜひ足を延ばしてみてください。
二の丸
二の丸は、仙台藩2代藩主伊達忠宗(だて ただむね)が寛永16年(1639)に造営しました。
造営後は、二の丸が藩政の中心となり幕末まで続きます。
二の丸の広さは、東西約310m、南北約200m。藩の実務を執り行う建物のほかに、藩主の居所も置かれ藩政の中心として機能していました。
明治15年(1882)火災により建物のほとんどが焼失。二の丸は本丸も含めて明治の初めに取り壊されたそうです。
現在の二の丸跡地は、東北大学の川内キャンパスとなっています。キャンパス内には、二の丸跡の説明プレートが付けられ仙台城二の丸広場や扇坂、支倉常長像などがあり名所となっているんですよ。
三の丸
三の丸の広さは、東西約140m、南北約120m。水堀と土塁に囲まれていました。江戸時代の絵図の名称は東丸(ひがしまる)。
蔵屋敷、御米蔵の記載もあり、年貢米を貯蔵する蔵があったと考えられています。
発掘調査で出土したのが「※元和(げんな)」と記された木簡や、江戸時代初めの陶磁器類。
これにより政宗公の時代に、庭園や茶室を備えた屋敷が存在していたのではないか、と推測されています。
現在三の丸跡地には「仙台市博物館」があり、昭和61年(1986)に建設されたものです。
※元和…徳川家康の命により、1615年~1624年は「元和」という年号が用いられた。
元和は、9世紀の平安時代から16世紀の戦国時代まで断続的に続いた、日本列島における戦争状態の終わりと平和の始まりを意味する。
御裏林(おうらばやし)
御裏林は、仙台城の西側にある青葉山の深い山林のことをさしています。
深沢地区の谷頭付近から湧き出る清水で「御清水(おすず)」と呼ばれた本丸の水源があったため、江戸時代では仙台藩によって伐採や立ち入りを厳しく制限していました。
現在も石積みの水槽は現存しますが、非公開となっています。
御裏林一帯は、昭和33年(1958)に国の天然記念物「青葉山」に指定。現在は、東北大学植物園として管理され公開されています。
開園期間:
春分の日~11月30日
開園時間:
9:00~17:00
休園日:
毎週月曜日、夏季休園、臨時休園あり
※月曜日が「国民の祝日」あるいは振り替え休日の場合、開園します。その場合、翌日が休園日になります。
入園料:
大人230円、小中学生110円
※月曜日が「国民の祝日」あるいは振り替え休日の場合、開園します。その場合、翌日が休園日になります。
アクセス:
・仙台市地下鉄東西線「国際センター駅」下車、西1出入口より徒歩12分。
または【T03川内駅】下車、南2出入口より徒歩12分。
・仙台駅前」16番のりばから乗車、「⑤博物館・国際センター前」下車、徒歩12分。
■伊達政宗公の城下町に泊まろう!
市街地中心には、設備の整ったビジネスホテルや、リーズナブルなカプセルホテル、天然温泉やお風呂が豊富なホテルなど、さまざまな宿泊施設があります。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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仙台城は夜もGOOD!
仙台城へきたら、伊達政宗騎馬像の写真を撮りたい! と思っている方は多いはず。しかし、なかなかうまく撮影できないといわれています。
午後は逆光で顔が隠れてしまうので、撮影は午前中がオススメ。仙台城は騎馬像の夜のライトアップも良いのですが、仙台城からみる仙台市内の夜景もまたGOODですよ。
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