鳴子温泉郷・県北エリア
最後は県北部、大崎市や栗原市の紅葉名所を紹介します。
① 鳴子峡

国内屈指の紅葉名所である「鳴子峡(なるこきょう)」。大谷川によって形成された深さ100mにもおよぶ大峡谷を、色鮮やかな紅葉が包み込みます。主なビュースポットは鳴子峡レストハウスにある「展望台」と峡谷にかかる「大深沢橋」の2か所。
また鳴子峡レストハウスを起点とする大深沢遊歩道を散策するのもおすすめです。約2.2kmの遊歩道で、所要時間は約50分。シーズン中は多くの観光客で混雑するため、なるべく早い時間に訪れるのが得策です。観賞
またJR陸羽東線が鳴子峡を走るため(鳴子温泉駅~中山平温泉駅の間)、車窓から紅葉観賞するのもおすすめです。紅葉シーズンは減速運転してくれるので、じっくり絶景を堪能できます。
紅葉の見頃:
10月下旬~11月上旬
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅よりタクシーで約10分
※紅葉シーズン中(10月初旬~下旬)のみ、「鳴子温泉」駅もしくは「中山平温泉」駅より臨時バス「紅葉号」が運行
【クルマの場合】
東北自動車道「古川」ICより約50分
② 潟沼
鳴子温泉郷からほど近い場所にあるカルデラ湖「潟沼(かたぬま)」。蔵王の御釜と同じく、天気によって湖面の色が青緑色やエメラルドグリーン、さらに湖底から噴出するガスによって白濁色にもなる不思議な沼です。
貸しボートや沼を1周する遊歩道もあるので、さまざまな角度から紅葉を楽しむことができます。
紅葉の見頃:
10月下旬~11月上旬
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉湯元地内
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅よりタクシーで約8分
【クルマの場合】
東北自動車道「古川」ICより約60分
■鳴子温泉に泊まろう!
紹介した潟沼と鳴子峡のあたり一帯は、5つの温泉地で成り立っている鳴子温泉郷です。国内にある11種のうち9種の泉質を楽しめるため、県外からも多くの観光客が足を運びます。
近代的なホテルから情緒ある和風旅館など、宿泊施設もさまざま。湯量が豊富なため、源泉かけ流しを行う宿も多いです。ぜひチェックしてみてくださいね!
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③ 栗駒山

宮城県、岩手県、秋田県にまたがる標高1,626mの「栗駒山(くりこまやま)」。花の百名山に数えられており、植生が豊かな山で、紅葉は日本一ともいわれています。登山コースは複数あり、定番なのは宮城県の栗原市にある「いわかがみ平」を起点に山頂を目指すコースで、所要時間は90分ほど。
斜面に紅葉が広がり、青空とのコントラストがまた絶景。シーズン中には県内外から多くの登山客が足を運びます。
紅葉の見頃:
9月中旬~10月中旬
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北本線「石越」駅またはJR東北新幹線「くりこま高原」駅より臨時バス「紅葉号」に乗車
※「紅葉号」は紅葉シーズン中(9月旬中旬~10月上旬)のみ運行
【クルマの場合】
東北自動車道「若柳金成」ICより約50分
④ 浅布渓谷
およそ1.6kmにわたって連なる「浅布渓谷(あざぶけいこく)」。渓谷に沿うように遊歩道が整備され、四巻の滝と不動の滝という2つの滝が見られます。2つの滝は徒歩5分ほどの距離。黄色い紅葉と滝の絶景が見事です。
クルマで10分ほどの距離に「道の駅 路田里はなやま自然薯の館」があるので、お土産やランチにぜひ立ち寄ってみてください。
紅葉の見頃:
10月中旬~11月上旬
住所:
宮城県栗原市花山本沢
アクセス:
【クルマの場合】
東北自動車道「築館」ICより約40分
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紅葉の名所が多い宮城県
いかがでしたか? 自然に囲まれた宮城県ならではの紅葉スポットが目白押しでしたね。
早い所では9月中旬には見頃を迎えますが、大半のスポットは10月中旬~11月上旬です。宮城には温泉も多いので、湯治がてら紅葉狩りも楽しみませんか?