登米エリア
県北部中央を占めるエリアです。登米町は「みやぎ明治村」と呼ばれ、明治を偲ばせる建物が多く現存しています。
砂金採り体験ができる「わくや万葉の里 天平ろまん館」(涌谷町)
涌谷町は日本最初の産金地であり、その金は奈良の東大寺大仏を完成に導いたことで知られています。
わくや万葉の里は「天平ろまん館」「遺跡広場」「史跡ゾーン」の3エリアで構成され、天平ろまん館では金の歴史を学べたり、昔ながらの砂金採り体験ができます。
遺跡広場には万葉歌碑や万葉植物が咲き、敷地内を流れる小川からは現在も砂金が産出されるそうです。
住所:
宮城県遠田郡涌谷町涌谷字黄金山1-3
営業時間:
9:30~17:00(11~3月は16:30)
定休日:
なし
料金:
一般・大学生500円、小中学生200円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR石巻線「涌谷駅」よりタクシーで約10分
【クルマの場合】
・三陸道「松島北」ICより約30分
・東北道「古川」ICより約25分
駐車場:
100台/無料
HP:
日本初産金地に鎮座する「黄金山神社」(涌谷町)
わくや万葉の里の史跡ゾーンは「国史跡 黄金山産金遺跡」となっており、その中心には黄金山神社(こがねやまじんじゃ)が鎮座しています。
奈良大時代の749年(天平感宝)に創建され、『延喜式神名帳』に記載されている延喜式内社です。ご祭神は金山毘古神(かなやまびこのかみ)、天照皇大神、猿田彦命。
昭和32年の発掘調査により涌谷町が日本初産金地として確認され、神社境内は「天平産金遺跡」として宮城県史跡に指定、1967年(昭和42)に国史跡の指定されました。
住所:
宮城県遠田郡涌谷町涌谷字黄金宮前23
アクセス:
【公共交通の場合】
JR石巻線「涌谷駅」よりタクシーで約10分
【クルマの場合】
・三陸道「松島北」ICより約30分
・東北道「古川」ICより約25分
駐車場:
100台/無料
HP:
夏と冬に訪ねたい「伊豆沼」(登米市)
東北最大規模を誇る「伊豆沼」は渡り鳥の越冬地として知られ、ラムサール条約に登録されています。ハクチョウ、ガン、カモなどの鳥が見られ、日の出のともに一切に飛び立つ姿は圧巻です。
夏ははすの花が湖面を覆い、極楽浄土を思わせる景観に驚くはず。例年7月下旬~8月下旬にかけて「はすまつり」が開催され、小型遊覧船が運航します。
住所:
宮城県登米市迫町新田
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北本線「新田」駅より徒歩約10分
【クルマの場合】
東北道「築館」ICより約20分
駐車場:
30台/無料
HP:
オランダの風車が目を引く「長沼フートピア公園」(登米市)
長大なローラー滑り台やアスレチック遊具、ふるさと物産館、キャンプ場がある公園です。シンボルとなっている丘の上に建つ風車はオランダから取り寄せたもので、土日祝日に稼働します。
2021年前期放送のHKE連続テレビ小説『おかえりモネ』のロケ地にもなりました。
住所:
宮城県登米市迫町北方字天形161-84
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北本線「新田」駅よりタクシーで約15分
【クルマの場合】
・三陸道「登米」ICより約25分
東北道「築館」ICより約25分
駐車場:
無料/250台
HP:
明治時代の青春を感じる「教育資料館」(登米市)
1888年(明治21)に建てられた「旧登米高等尋常(じんじょう)小学校」で、現在は「教育資料館」として一般開放されています。2階バルコニーや彫刻が施された柱など、明治の洋風学校を象徴する建築物として重要文化財に指定されています。
各教室には、当時の教科書など旧登米高等尋常小学校に関する資料や、マネキンを用いた再現教室が展示されています。
住所:
宮城県登米市登米町寺池桜小路6(とよま観光物産センターの隣)
料金:
一般400円、高校生300円、小・中学生200円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR仙台駅西口前(さくら野百貨店前)より高速バス「とよま総合支所行き」に乗車(約1時間35分)-「とよま明治村」バス停下車、徒歩約3分
【クルマの場合】
三陸道「登米」ICより約4分
駐車場:
無料/51台(とよま物産観光センター駐車場)
HP:
「警察資料館」(登米市)
「教育資料館」と同じく1888年(明治21)に建てられ、1968年(昭和43)まで「登米警察署庁舎」として稼働していました。
現在は国内で唯一の警察史料館として開放され、当時使われたパトカーや白バイが展示されているほか、容疑者を取り調べる調所や復元された明治の留置所が見られます。
住所:
宮城県登米市登米町寺池中町3
料金:
一般300円、高校生200円、小・中学生100円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR仙台駅西口前(さくら野百貨店前)より、高速バス「とよま総合支所行き」に乗車(約1時間35分)-「とよま明治村」バス停下車、徒歩約7分
【クルマの場合】
三陸道「登米」ICより約約4分
駐車場:
無料/10台
HP:
ファン必見「石ノ森章太郎ふるさと記念館」(登米市)
登米市は『仮面ライダー』や『サイボーグ009』の作者で知られる萬画家・石ノ森章太郎の出身地。記念館には、石ノ森先生の作品や愛用品、再現されたトキワ荘の部屋などが展示されています。
また本館のすぐ近くに石ノ森章太郎の生家があり、上京するまで使用していた机や、幼い頃に使用していた木馬など、憧れのマンガ家の存在をより近くに感じることができます。
住所:
宮城県登米市中田町石森字町132
営業時間:
9:30~17:00※7、8月は9:00~16:00
定休日:
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「石越」駅よりタクシーで約13分
【クルマの場合】
三陸道「登米」ICより約11分
駐車場:
無料/70台
HP:
栗原エリア
国内屈指の紅葉名所「栗駒山」(栗原市)
全国的に知られる紅葉名所で、宮城、岩手、秋田の3県にまたがる「栗駒山(くりこまやま)」。花の百名山でもあり、およそ150種の高山植物が群生します。
登山コースは複数あり、なかでも宮城県側(いわかがみ平)から入る「中央コース」は片道90分ほどで登頂可能。登山道もしっかり整備されており、初心者が挑戦しやすい山です。
住所:
宮城県栗原市栗駒
アクセス(いわかがみ平まで):
【公共交通の場合】
JR東北新幹線「くりこま高原」駅よりタクシーで約1時間
※紅葉の9~10月は、JR東北新幹線「くりこま高原」駅またはJR東北本線「石越」駅より、路線バス「紅葉号」が運行。
【クルマの場合】
東北道「若柳金成」ICより約1時間
駐車場:
無料/100台
※紅葉シーズン中は有料
HP:
湿原の美しい花畑「世界谷地原生花園」(栗原市)
栗駒山の南麓、標高669~707mの高地に広がる湿地です。世界谷地(せかいやち)とは「広い湿地」という意味。
ミズバショウやエゾオヤマリンドウなど多様な花々が咲き誇り、中でも6月下旬に咲くニッコウキスゲの大群生は全国的に知られています。
住所:
宮城県栗原市栗駒沼倉栗駒国有林内
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北新幹線「くりこま高原」駅よりタクシーで約1時間10分
【クルマの場合】
東北道「若柳金成」ICより約50分
駐車場:
無料/約60台
HP:
2つの滝が楽しめる穴場な渓谷「浅布渓谷」(栗原市)
栗駒山の南麓にある、知る人ぞ知る穴場の渓谷。迫川が生み出したおよそ1.6kmの渓谷で、2つの滝「不動滝」「四巻の滝」が見どころです。駐車場から渓谷までは徒歩3分ほどで、2つの滝見ポイントまでは遊歩道が整備されています。
岩場5月の新緑、10月頃の紅葉がおすすめ。
ヒンヤリ坑道を探検しよう「細倉マインパーク」(栗原市)
平安時代より開発され、1,200年以上の歴史をもつ細倉鉱山につくられた「細倉マインパーク」。777mの観光坑道が整備され、まるで洞窟の中を探検するかのような気分で散策できます。
内部は冷蔵庫並みの寒さなので、夏でも防寒対策が必要です! 所要時間は40分~1時間ほど。
住所:
宮城県栗原市鶯沢南郷柳沢2-3
営業時間:
(3月~11月)9:30~17:00
(12月~2月)9:30~16:00
料金:
大人500円、中高生400円、小学生300円
定休日:
火曜日
アクセス:
【クルマの場合】
東北道「若柳金成」IC、または「築館」ICより約25分
【公共交通の場合】
JR東北本線「石越」駅より、くりはら田園バスに乗車(約60分)-「細倉マインパーク入口」バス停下車、徒歩約15分
駐車場:
430台/無料
HP:
大崎エリア
鳴子温泉郷(大崎市)
宮城県北部、のどかな山間地にある鳴子(なるこ)温泉郷。国内にある11種類の泉質のうち9種が、この鳴子温泉郷にあります。
温泉郷は、鳴子・東鳴子・川渡(かわたび)・中山平(なかやまだいら)・鬼首(おにくび)の5つの温泉地から成り立ち、郷の中心地である鳴子温泉は、福島の飯坂温泉、仙台の秋保温泉と共に奥州三名湯の1つ。
自家源泉をもつホテルや旅館が軒を連ね、観光協会では外湯めぐりを楽しめるお得なチケットも販売しています。
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉字湯元
アクセス:
【公共交通の場合】
・JR仙台駅よりJR東北本線「小牛田行き」に乗車(約44分)-「小牛田」駅下車、JR陸羽東線「鳴子温泉行き」に乗車(約59分)-「鳴子温泉」下車
・JR仙台駅よりJR東北新幹線「盛岡行き」に乗車(約13分)-「古川」駅下車、JR陸羽東線「新庄行き」に乗車(約43分)
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約35分
駐車場:
無料/30台(湯めぐり駐車場)
HP:
国内有数の強酸性のカルデラ湖「潟沼」(大崎市)
蔵王の御釜と同じくカルデラ湖であり、また国内有数の酸性湖である潟沼(かたぬま)。神秘的なエメラルドグリーンや澄んだ青色など、その時々によって湖面は様々な色に変化します。
湖を周遊する遊歩道があり、40分ほどで湖を1周できます。また5~10月の第2・4土曜日、日曜日には、SUP(スタンドアップパドルボート)体験も実施。予約については、鳴子アーススポーツプロジェクトのHPを確認してください。
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉湯元
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「鳴子温泉」駅よりタクシーで約10分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約50分
駐車場:
50台/無料
HP:
https://www.city.osaki.miyagi.jp/kanko/sizen/sizen_reja/4276.html
宮城を代表する紅葉名所「鳴子峡」
最大深さ100mもある大峡谷で、紅葉の名所で知られる鳴子峡。見頃となる10月~11月にかけて多くの観光客が訪れ、最寄りの「鳴子温泉」駅から臨時運行バスが出るほど。
「鳴子レストハウス」にある見晴らし台からの眺めが絶景で、赤や黄色の美しい紅葉に染められた渓谷は一見の価値あり。
鳴子レストハウスを起点に遊歩道が整備されており、トレッキングを楽しめます。またタイミングが合えば、大深沢橋の上から峡谷を走る電車を見ることもできます。
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉尿前
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「中山平温泉」駅よりタクシーで約6分
※紅葉シーズン中はJR「鳴子温泉」駅「中山平温泉」駅から臨時運行バス「紅葉号」が運行
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約50分
駐車場:
あり※紅葉シーズンは有料
HP:
東北各地のこけしが集合「日本こけし館」(大崎市)
こけしの最も古い生産地で知られる鳴子温泉にある「日本こけし館」。
童話作家・深沢要氏のコレクションが旧鳴子町に寄贈されたことと、全国のこけし工人から「こけし祭り」への奉納こけしが贈り続けられたことがキッカケとなり、1975年(昭和50)に開館しました。
館内では、東北各地のこけしや高松宮殿下秘蔵のこけしなど、およそ5,000本が展示されています。また工人によるロクロ実演コーナーや、こけしの絵付け体験ができます。
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉字尿前74-2
営業時間:
10:00~15:00
※全国こけし祭り期間(9/2~4日)は9:00~16:00
定休日:
なし
料金:
大人400円、中・高校生160円、小学生120円
※全国こけし祭り期間(9/2~4日)は無料
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「鳴子温泉」駅よりタクシーで約5分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約40分
駐車場:
50台/無料
HP:
鬼首かんけつ泉(大崎市)
鳴子温泉郷の1つ、鬼首温泉にある間欠泉(かんけつせん)が見どころの施設です。ほかにも足湯に浸かれたり温泉卵作り体験ができます。
間欠泉とは、地中から一定の周期で噴水のように吹き上がる熱水のこと。約15mの高さまで噴出する「弁天」と、高さ2~3mまで吹き上がる「雲竜」があります。
徒歩5分ほどの場所に日帰り温泉施設「すぱ鬼首の湯」があり、リーズナブルな価格で入浴できるのでおすすめです。
住所:
宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上12
営業時間:
(4月下旬~11月)9:00~16:30
(3月下旬~4月下旬)10:00~15:00
定休日:
水曜日(GW、お盆、紅葉シーズンのぞく)
※12月~3月下旬は冬季休園
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より大崎市営バス・鬼首線に乗車(約31分)-「かんけつ泉」バス停下車、徒歩約2分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約50分
駐車場:
無料/20台
HP:
旧有備館(大崎市)
仙台城に移る前、伊達政宗公が居城とした「岩出山城(いわでやまじょう)」にあった「有備館(ゆうびかん)」。※岩出山伊達家2代当主・伊達宗敏(だて むねとし)の隠居所として建立されたと考えられています。
江戸時代後期には、岩出山伊達家の家臣・子弟の学び舎となり、儒学などを修得していたようです。
敷地内には見事な池泉回遊式庭園もあり、「旧有備館および庭園」の名称で国指定史跡および名勝に指定されています。
※岩出山伊達家…伊達政宗の4男・伊達宗泰からはじまる仙台藩一門。
住所:
宮城県大崎市岩出山字上川原町6
営業時間:
9:00~17:00(最終16:30)
定休日:
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
料金:
大人350円、高校生260円、小・中学生180円
アクセス:
【公共交通の場合】
・JR仙台駅よりJR東北新幹線に乗車(約11分)-「古川」駅下車しJR陸羽東線「鳴子温泉行き」に乗り換え(約28分)-「有備館」駅下車、徒歩すぐ
・JR仙台駅よりJR東北本線「小牛田行き」に乗車(約45分)-「小牛田」駅下車しJR陸羽東線「鳴子温泉行き」に乗り換え(約45分)-「有備館」駅下車
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約15分
駐車場:
無料/50台
HP:
あ・ら伊達な道の駅(大崎市)
旅行雑誌『じゃらん』主催の全国道の駅グランプリで、2年連続1位に輝いた東北屈指の道の駅。地元の特産品や新鮮野菜、米どころ宮城が誇るブランド米、地元名物や工芸品が並び、お土産購入に最適です。
姉妹都市の縁から、県内で唯一北海道のチョコレート専門店ROYCE’(ロイズ)の常設店があるほか、地元の食材をつかった料理が楽しめるフードコート、道の駅周辺を見渡せる屋上展望台があります。
住所:
宮城県大崎市岩出山池月字下宮道下4-1
営業時間:
(4~11月)9:00~18:00
(12~3月)9:00~17:00
定休日:
なし
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「池月」駅より徒歩約3分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約23分
駐車場:
246台/無料
HP:
三本木ひまわりの丘・ひまわりまつり(大崎市)
6ヘクタールのなだらかな斜面に、およそ42万本のひまわりが咲き誇る「ひまわりの丘」。ひまわり畑としては国内で2番目の規模を誇り、丘一面が黄色に染まる景観は圧巻です!
開花期間中は「ひまわりまつり」が開催され、地場産品や、ひまわりアイスをはじめとするひまわりを用いた特産品の直売が行われます。
住所:
宮城県大崎市三本木斉田字真岸37-27
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「古川」駅より、大崎市民バス「三本木音無行き」に乗車(約30分)-「三本木音無」下車、徒歩約10分
【クルマの場合】
東北道「三本木」スマートICより約9分
駐車場:
200台/有料
HP:
仙台・松島だけじゃない!宮城を旅しよう
宮城県の県庁所在地・仙台までは、東京から東北新幹線でおよそ1時間30分。仙台からはJR東北本線、仙石線、仙山線など東西南北に電車が走り、各観光地へのアクセスも容易です。
仙台国際空港から仙台駅までは、仙台空港アクセス線で約25分。クルマいらずで中心地までアクセスできます。
また復興道路として仙台市~青森県八戸市まで三陸自動車道が開通し、南三陸町、気仙沼方面へのアクセスも楽になりました。インフラ整備が整った宮城県へ、ぜひ遊びにきてください!